【Tottenham×Liverpool】トッテナム無念!絶好調ミニョレがクロップ監督を救う!
最初の10分は、圧倒的なリヴァプールペース。ミルナーやララナ、アルベルト・モレノが再三サイドから飛び出してクロスを入れますが、フェルトンゲンとアルデルヴァイレルトを中心としたトッテナムのゴール前は落ち着いてさばいています。10分、ミルナーのCKをエムレ・ジャンが角度を変えると、オリギのヘッドがバーを直撃。早々にシャドリがケガでリタイアし、ヌジエを入れざるをえなくなったスパーズは、ハーフラインを越えるのもひと苦労です。
15分を過ぎると、トッテナムの時間が徐々に増えていきます。最初のチャンスは、19分に右からハリー・ケインが突破を図り、ヌジエにラストパスを出したシーン。レッズの最終ラインがシュートを打たせず先制はならなかったものの、ようやく互角の展開になってきました。26分、ヌジエが放った久しぶりのシュートはサコがブロック。その2分後、ララナの自陣でのミスから右のヌジエに展開し、巧妙なアウトサイドのシュートが枠を襲うも、ミニョレが右に飛ぶビッグセーブでチームを救います。
31分、エリクセンのミドルはシュクルテルに当たってCK。リヴァプールの足は、ここにきて止まってしまいました。37分、エリクセンのスルーパスで抜け出したハリー・ケインの左足はミニョレが足で弾き、リバウンドを拾ったデル・アリの一撃はサコが必死のクリアでしのぎます。40分、ナサニエル・クラインとシュクルテルの受け渡しの隙を突いたヌジエが中に斬り込み、強烈なミドルを放ちますが、わずかにバーの上。ハリー・ケインとヌジエのキレのいい動きは要注意です。前半は0-0で何とか締めましたが、リヴァプールは前で囲んでボールを獲るのか、引いてマークを徹底するのかをはっきりしなければ危険です。ハーフタイムを終えてピッチに戻ってきたクロップ監督の表情の険しさが、レッズの前半に対する評価そのものでしょう。
後半に入っても、リヴァプールのビルドアップでのミスは減りません。ナサニエル・クラインとシュクルテルの連携のまずさから左を崩され、攻撃時の運動量は完全に落ちてしまっています。しかしトッテナムも攻め疲れたのか、55分を過ぎると膠着状態。ハリー・ケインとヌジエにボールがつながらなくなり、リヴァプールはせっかく敵陣で奪っても、パスの出しどころがなくフィニッシュにもっていけません。67分、右サイドからドリブルで仕掛けたララナがデル・アリともつれるも、笛は鳴らず。ここからレッズが盛り返し、アウェイチームの波状攻撃とホームチームのカウンターという展開に移ります。残り15分、0-0。両者とも、有効なカードは限られています。
最終盤は、両チームの選手が激しくぶつかるシーンが増えました。ミルナーとダニー・ローズの激突から始まったリヴァプールのカウンターは、オリギの左足シュートがロリスの正面。80分、クロップ監督がプレミアリーグで初めて見せた交代は、ララナをジョー・アレンでした。84分、この試合最大のクライマックスが訪れます。左から持ち込んだエリクセンが3人をかわして中央にに落とすと、ペナルティエリアのすぐ外からハリー・ケインが強烈なシュート!これは入ったかと思わず腰が浮きましたが、次の瞬間、ミニョレが素晴らしいセーブで左にはじき出していました。コウチーニョと代わったジョーダン・アイブはいい仕掛けを見せていましたが、エムレ・ジャンのミドル以外にシュートは打てず。クロップ監督のプレミアリーグ最初のゲームは、スコアレスドローという結果に終わりました。
後ろからしっかりつないで主導権を握る。最前線からプレスをかけて、できるだけ前でボールを奪う。前へ、前へ。走る、とにかく走る。クロップ監督が発信したであろうメッセージを、最も体現していたのはサコとミルナーだったのではないでしょうか。囲んでボールを奪う連携がうまくいかず、自陣でまわすボールを狙われるぎこちない試合でしたが、アグレッシブな姿勢には好感が持てたルーカスやエムレ・ジャンの中盤の守備が機能するようになれば、プレミアリーグ上位を苦しめるチームになると思われます。一方、チャンスが多かったトッテナムからすれば、勝っておきたい一戦でしたが、ここはミニョレをほめるしかないでしょう。ベルギー代表GKの素晴らしいプレイが、何かと騒がれやすいクロップ監督を救った試合でした。
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勝てた試合ではありましたが、ソンとダイアーがいなかったこと
早い時間にシャドリを失い、交代枠を切らなければならなかったことを考えれば悪くない結果だとは思います
デンベレが予想以上に良かったのが収穫ですかね
クロップリバプールは、まずはFWが戻ってこないと話が始まらない感がありましたね
リバポ側で気になったのは、シュクルテルの出来です、とにかく縦パスが彼から出ない
それとコウチーニョが消えていたことです
ドルと同じようなチームを作るなら、少なくとも最終ラインの展開力とハードワークは必須
コウチーニョの方は慣れれば解決していくでしょうが
シュクルテルのような若くないDFに、これからパス能力が備わっていくかは限りなく疑問です
サコは縦パスの意識が見られたので、今後スタメン争いをしていくのだと思いますが
今後ロブレンの方も器用されて、そちらもマズいということになれば
クロップの冬の補強一号センターバックということになるのではないかな、と思いました
もしくは、またユースを探すか、ですね
更新ご苦労さまです。
注目度の高いゲームでしから、観ている方もついついテンション高めでした(苦笑)
肝心のゲームですがミニョレが素晴らしかったですね。彼がいなかったら負けていたゲームかと思います。
攻撃陣はスタリッジがフィットネステストでひっかかりまさかのベンチ外。オリギはスクランブル出場かと思いますが、よくやっていたほうかと思いますが、まだ迷いがあるように感じました。コウチーニョは相手に抑えられていたのか目立った動きがなかったですね。
レッズはこの冬CBやSBの補強でしょうかね?枚数が足りないですね。今日のシュクルテルを観ていて少々不安になりました。
次節はホームですからこれまた大変大変楽しみです。
このケガ人の多さで今のスパーズ相手にドローは合格点ではないでしょうか。この試合は本当にミニョレに救われました。それにしてもシュクルテルはバテバテでミス連発でしたね。これからクロップのサッカーについていけるか心配です。この試合のシュクルテルを見ていると個人的イロリを放出したのが悔やまれます。なぜ放出したのかいまだにわかりません。ローンだけならいいのですが契約込みのローンらしいので悔やみきれない。長文すいませんでした。
クロップ就任後3日間ほどの全体練習、CFのスタメンは怪我でほぼいない中、完成度が段違いのチームに引き分けはかなりいい結果。私のようなリバプールファンはワクワク、スパーズファンはイライラという感じでしょうか。今シーズンはできるだけ、上位に食らいついていくことが目標だと思うので、今日のような試合は上位陣嫌がる展開で面白いですね笑。
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リバプールは確かにスタリッジかベンテヶが戻ってこないと厳しいかなって感じですね。ドルでもレバンドフスキがボールをおさめること前提で周りが思い切って走れていた頃が一番良かったですしね。
展開力に関しては最終ラインもだけどまずボランチかな。まあシャヒン・ギュンドアンに匹敵する選手がリバプールにいるかとなると見当たりませんが…。アレンあたりがここで急成長とかユースから大抜擢とかあると面白いなーとは思いますが。
後はフィルミーノが戻ってきたらコウチーニョ左でフィルミーノトップ下ってのもありかなと。なんとなくだけど香川をイメージするとコウチーニョよりフィルミーノの方が近いかなと思うし、コウチーニョがロイスみたいに周りと連携して切り込んでミドルってシーンも浮かぶかなと。
まあ全部ドル時代と照らし合わせてなので全然違う形になるかもしれませんが、前へ前へという姿勢は見れましたし全員そろった時にどうなるのかが楽しみですね。
更新お疲れ様です。
代表戦で練習もままならない状況では、クロップの色も出せず、これからに期待であり、結果が出ないリバプールが、シャドゥリの怪我など不幸があったとはいえ好調スパーズにアウェイで引き分けた事はプラスではないでしょうか???
リバプールに漂うロジャースに対する不満や閉塞感が無くなり、選手に前を向いてプレーする気持ちが戻った事が、よかったですね!
次の試合に期待です!