【Chelsea×Sunderland】オスカル&ペドロ覚醒!新監督が見守るピッチでチェルシー完勝!
ジエゴ・コスタ、ウィリアン、ペドロ、オスカル、そしてセスクとマティッチ。チェルシーは負傷したアザールを欠くものの、主力が揃っています。5分、ウィリアンのCK。今季プレミアリーグ開幕から不振だったイヴァノヴィッチのヘッドが、いきなり左隅に突き刺さります。ウィリアンがヒールでパスを出し、中盤ではダイレクトのつなぎもあり、いつもと違う遊びたっぷりのブルーズ。オスカルのクロスは、何とラボーナ!私は、10分過ぎでチェルシーの勝利を確信しました。12分には、右からイヴァノヴィッチが入れたクロスのこぼれ球を、ペドロが左足ボレーで叩き込んで2-0。プレミアリーグデビュー戦以来のゴールに、スタンフォード・ブリッジは大歓声です。
一方的なチェルシーペース。イヴァノヴィッチの攻め上がりと、オスカルの周囲を動かすパスワークが効いています。サンダーランドは、23分にコアテスをアダム・ジョンソンにスイッチ。ますぐドレッシングルームに消えたところを見ると、攻撃強化ではなくアクシデントでしょう。26分、相手CBの曖昧なマークの隙を突いて、オスカルがゴール前に持ち込みパンティリモンと1対1。シュートはGKの足に当たり、3点めはならなかったものの、今季のチェルシーには見られなかったシーンでした。
32分、サンダーランドは縦パス1本でワットモアが前線に飛び出しますが、ズマにコースを塞がれて放ったシュートは枠にいかず。オスカル、ジエゴ・コスタ、ウィリアンが絡んで左からグラウンダーを入れた34分のチャンスは、ルーズボールを狙ったジエゴ・コスタのシュートがバーの上に外れます。前半は2-0、完璧。今までのチェルシーとの違いは、プレイがはっきりしており、遊びがあること。パスのスピードが速く、ポストプレーやダイレクトパスで狭いスペースを突破しようとする攻撃が効果的です。
後半開始早々の48分、チェルシーはカウンターから3点めを奪います。ペドロが左から出したパスを受けたウィリアンが縦に突破し、ファン・アーンホルトとパンティリモンをかわすと、GKがたまらず押してしまいPK。オスカルがGKのタイミングを外し、緩いボールを右に流し込みます。決まりかと思われた52分、サンダーランドが意地を見せました。アダム・ジョンソンのFKにペナルティエリア右のカブールがフリーでヘッド。クルトワが弾いたボールに詰めたのは、ボリーニです。これで勢いづいたアウェイチームが攻めに転じ、試合はオープンな展開になります。64分には、ロングボールをクリアしたズマのその後の対応がまずく、デフォーをフリーにさせてしまい、ポストぎりぎりに左足のシュートを喰らいます。
71分、失点のシーンでカブールを離してしまい、守備に不安があったセスクをミケルに代えたのは賢明です。74分に右サイドでイヴァノヴィッチがフリーになったシーンは、ペドロに合わずにボールは左へ。ここからの波状攻撃は実らなかったものの、オスカルとウィリアンが絡んだパス交換は小気味よく、最前線でジエゴ・コスタが抜け出しかけたシーンは1点モノでした。直後、不安定だったズマとクルトワがお見合いしたピンチは、ロドウェルが打ち切れずに3-1のまま。83分にウィリアンが持ち込み、右に流したボールをペドロがループで狙うもバーを越えてしまい、今季プレミアリーグ初の4ゴールには届きません。1点を返されて不穏だった時間帯を、攻めることで乗り切ったチェルシーが完勝しました。
いちばん前と最終ラインはいい出来とはいえなかったものの、中盤は明らかによくなっており、バトンを受け取ったヒディンク監督はいいスタートを切れるのではないでしょうか。ウィリアンはいつもながらの素晴らしさ。加えて、今日はオスカルとペドロが楽しそうにプレイしていたのが大きな収穫だと思います。ワントップはロイク・レミーを推したいところですが、このままジエゴ・コスタを起用したとしても、今日の中盤のパフォーマンスがあれば、近いうちにファインゴールを決めてくれるでしょう。今季のチェルシーに欠けていた「自信と余裕」が確かに感じられたナイスゲームでした。(ペドロ・ロドリゲス 写真著作者/@cfcunofficial [Chelsea Debs]London)
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レアル・マドリー時代からモウリーニョ監督を応援してきた僕にはこれほど虚しい勝利はありませんでした。
マドリー3年目ではたしかに選手との軋轢あれど、みな勝ちにはこだわっていました。
今年の初めからの不調は見ていて辛く、先週のレスター戦ではいよいよ絶望しましたが、そこからこの試合内容ですからね、なんというか素直に喜べません。
スタンドから聞こえてくる、戻ってくる事のない指揮官を讃えるチャントには複雑でしたが、試合内容は一転して良くなりましたね。
記事にもあるように2列目の選手のリズムの良いパスワークは“強い”時のチェルシーにあるものでした。応援する選手達が楽しそうにプレーする姿が見られるのは嬉しいことです。ヒディンクにはこの雰囲気を壊さず上手く導いてCLを勝ちとって欲しいと思います(笑)
サポの繰り返されるモウチャントで彼らの意思ははっきり示されてましたね。とはいえ勝利も得点も喜び応援も途切れさせてはいなかったので、この調子で続けていけばサポの心を失うことはないと思います。逆にいつでも悪い試合をすればモウリーニョのチャントやコールはよみがえってくるでしょう。これはもう仕方ない。
オスカルがボールの中継点として幅広く動いてパス回しをスピーディにしていたのがよかったですね。バルサから来たペドロはこういう風にパスがどんどん動いてくれた方がやりやすそう。
後個人的にはコスタがあまりサイドに逃げずに、センターでポスト役・つぶれ役をこなしてくれていたのもよかったかなと思います。
ただ不安はDFラインですね。こういう全体的に意識が前になってるサッカーの中でやはりチェルシーのCBは危ういなって感じです。
ここで引きずられて全体が下がったりしたら二の舞だけどどうなりますかね。
リーガプレミアさん>
モウリーニョさんを好きな方は、複雑でしょうね。選手としては、前監督と確執があろうとなかろうと、「ここで結果を出さなけれれば悪いのは監督ではなく選手といわれる」と必死になるゲームなので、いいサッカーをするのではないかとみておりました。アストン・ヴィラと並んで戦いやすい相手であったことも、完勝の理由ではないかと思います。
chelさぽさん>
オスカルとペドロが特によかったですね。この時期の4位との勝ち点差11は、埋められない差ではないと思います。
プレミアリーグ大好き!さん>
そうですね。3回もリーグ制覇してくれた監督は、サポーターにとっては永遠の恩人なのだと思います。ヒディンクさんと選手たちはがんばらないといけませんね。
パチさん>
がんがんロングボールを入れてくるチームや、サイドに速い選手がいるチームと当たったらどうか、ですね。とりわけズマが不安定でした。マンチェスター・シティ、クリスタル・パレス、ウェストハムのようなチームに完勝するのを見届けるまでは、何ともいえません。