グアルディオラの襲撃、モウリーニョの反撃⁉来季のプレミアリーグは誰がどこへ?
プレミアリーグでボーンマスとノリッジに連敗した後、イギリスメディア「スカイスポーツ」に弱気なコメントを残したのはファン・ハール監督。自らの立場が危うくなっているのでは?という問いに、「もちろん、心配している。監督にとっていちばん重要なのは、(クラブやサポーターからの)信頼だとわかっている。それは試合に負ければ下がっていくものであり、目を背けることはできない」と答えています。さらにクラブからの支持は得られているのかと聞かれると、うなずきながらも「この世界はわからないことだらけ」と不安を覗かせた指揮官は、プレミアリーグ4位以内を確保できないことが決まれば、モイーズ監督と同じ結末を迎えることになる可能性大。いや、仮に4位をキープしても、グアルディオラ&モウリーニョ次第では、ご本人の思惑より1年早く引退を発表することになるかもしれません。
一方、最近はすっかり平和主義的かつ達観したようなコメントが目立つ「北の仙人」ペジェグリーニ監督は、既に覚悟を決めているようにしか見えません。「ペップ・グアルディオラはいずれここ(=プレミアリーグ)で指揮することになる。それが来シーズンなのか、そしてこのチーム(=マンチェスター・シティ)なのかはわからないけどね。彼がマンチェスター・シティで指揮する可能性があると思いたい。なぜなら、私はクラブを愛しているからだ。彼がこのクラブにとって重要な存在になることは間違いない」。自らの契約がもう1シーズン残っていることについても、「契約は、クラブと自分がお互いに満足しているときに成立するものだ。6年、8年の契約があっても、シーズンが終わったとたんに更新しないこともある」と、諦めたかのようなコメント。こちらの残留のハードルはライバルクラブの指揮官よりも一段高そうで、2年連続の無冠が決まれば当然ジ・エンド。チャンピオンズリーグを勝っても、どうなるかわからないぐらいです。
退団を決断したペップには来季の意中のクラブがあるのだと思われますが、週末、チャンピオンシップ(2部相当)のブライトンVSミドルズブラを観戦していたモウリーニョ監督も、エージェントを通じて「休暇を取る気はなく、既に次を考えている」と意向を明らかにしています。プレミアリーグのゲームに足を運ばなかったのは、今後の身の振り方を邪推されたくなかったからだそうですが、それはもう納得です。モウリーニョさんがオールド・トラフォードでサー・アレックス・ファーガソンの隣に座って試合を観ようものなら、スタンフォード・ブリッジとマンチェスターで、違う響きのモウリーニョチャントがサラウンドするでしょう。
さあ、こうなると、興味は大きく2点です。グアルディオラ&モウリーニョの行き先、そしてファン・ハール監督の解任があるか、ないか。本命予想は、シーズン終了後にファン・ハールさんが辞任し、モウリーニョ監督がその後釜、グアルディオラ監督はマン・シティというシナリオでしょうか。チェルシーが噂のシメオネさんを首尾よく連れてこられたとすれば、豪華ラインナップはこうなります。
マンチェスター・シティ=グアルディオラ
マンチェスター・ユナイテッド=モウリーニョ
チェルシー=シメオネ
アーセナル=ヴェンゲル
リヴァプール=クロップ
トッテナム=ポチェッティーノ
…ワクワクを通り越して、恐怖ですね。このなかから、2人がチャンピオンズリーグ出場権を失うわけです。アンチェロッティさんがバイエルンに決まってしまったので、マンチェスター・シティは何が何でもペップ!と一本釣りに走るはずです。イギリスメディア「デイリー・ミラー」のアンケートで、89%のファンが「解任すべし」と答えたファン・ハール監督には、3年めはない可能性のほうが高いでしょう。アトレティコ・マドリードの監督が、わざわざ危ない橋を渡るかといわれれば、何ともいえませんが、ない話ではないと思います。この豪華プランに対して、私の願望を一案。本ブログのコメント欄でも待望論があった40代~50代前半の若い指揮官が激突する「イケメン偏差値UPバージョン」です。
マンチェスター・シティ=ウナリ・エメリ
マンチェスター・ユナイテッド=グアルディオラ
チェルシー=シメオネ
アーセナル=ルディ・ガルシア
(ヴェンゲル監督、プレミアリーグ優勝で勇退⁉)
リヴァプール=クロップ
トッテナム=ポチェッティーノ
エヴァートン=ロベルト・マルティネス
モウリーニョ監督はイタリアかスペインへ
こうなると、平均年齢40代です。さすがに現実感は限りなくゼロですが、「策士たちの宴」といった風情で、内容の濃いサッカーが楽しめるのではないかと思います。…こうして並べてみると、マンチェスター・ユナイテッドのグアルデイオラ招聘はやはりなさそうですね。最近なぜかとってもおしゃべりなOBのリオ・ファーディナンドさんは、「グアルディオラがマン・シティからマン・ユナイテッドに来ることはないし、チェルシーからマン・ユナイテッドもない。地球最高の指揮官を獲得するチャンスなんだから、絶対獲るべき」とテンションMAXになっていますが、地球最高以外に選択肢が見えないマン・シティのほうが本気度が高そうなんですよね。マン・シティ=モウリーニョ…ないない、ないでしょう。ないですよね!?
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更新ご苦労様です。
「策士たちの宴」実現が難しくても観たいですね〜
シメオネvsペップやクロップvsエメリなどのカードが、もしPLで観られようものならプレミアファンとしては胸熱です。
現実目線で考えると来季のPLは更に恐ろしくなりますね、、、。
更新ご苦労様です。
グアルディオラはやっぱりシティですか・・・シティの選手達は現在の監督とは今季までの
付き合いだと薄々感じながらプレーするんですよね。何だかペジェグリーニさんが可哀想に
思えてきました。良い監督だと思うんですけどね・・・
ユナイテッドにモウリーニョですか?何だかミスマッチに思えます。生え抜きのギグスなら
少なくてもサポーターの支持は得られると思うのですが・・・桁違いの資金力を有している
わけですし僅かな時間さえ与えれば華麗に復活できると私には思えます。
チェルシーのシメオネも違和感が・・・志向するスタイルがモウリーニョと同タイプです。
確かあそこのオーナーはもっと攻撃的なチームにしたかったはずですからそれこそシティを
退任するであろうペジェグリーニの方が個人的にはしっくり来ますね。
そういう意味ではアーセナルは無風ですね。他クラブがせっせと補強に勤しむ中で我々には
素晴らしいスカッドがあると豪語した上で補強を見送り気持ちが折れても致し方ないほどの
怪我人を抱えながらプレミアで首位争いを繰り広げる・・・バルサを引いたCLはさすがに
難しいでしょうが今冬にセントラルMFの補強を行えばプレミアでは最後まで戦えるのでは
ないでしょうか?クラブ首脳陣が強烈なベンゲル信者になるのも頷けますね。
いずれにせよ・・・来季のプレミアはアーセナルを除くビッククラブで監督交代の可能性が
あるわけです。それはそれは移籍市場を賑わすのでしょう。そこは楽しみですね。
もしペップが来なかったらどうなるか戦々恐々です
ペジェの続投でチームが良い方に転がる未来がまるで見えません
開幕直後は見えたんですけどね
少し堅実なサッカーをしてただけでしたけど
シティの戦力で監督はペップですか。まぁ恐ろしい事で(笑)直ぐに結果でそうですね。
ユナイテッドのモウリーニョも面白そうですね。チェルシーの事は知り尽くされているので対戦は怖いですが、二次政権が始まる前はファーガソンが後任にプッシュしてたらしいので可能性はあるんじゃないかと思います。
チェルシーはシメオネが就任したらコスタ残留もセットになりそうで怖くなってきました。アトレティコのJ・マルティネスとのトレードも考えているみたいなので、こちらをセットで頂きたいですね。
モウリーニョ監督就任の一報をずっと待ってるんですが、気配すらないですね。ウッディーの男気を見せてくれると信じてます。
チェルシーはヒディングの後はコンテですかね。シメオネはアトレティコに魂を捧げてるように見えますし。いずれにせよ来季のプレミアは楽しみです
おお!自分が推してるエメリさんが入っていてうれしいです。
個人的願望を言えばモンチさんとクリホヴィアクを引き連れてガナーズに来てくれたらなぁ。セビージャファンの方々には目の敵にされそうですけどね。
個人的にはドルトムントのトゥヘルとかもプレミアで見てみたいですね…。
マンチェスター・ユナイテッド=モウリーニョだと、マタはどうなるんでしょうね?フェライニとかは重宝されそうだけど…。
フェライニは運動量ないイメージだったのであまりモウリーニョ好みではないかも。そうでもないのかな。