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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Norwich×Chelsea】守備が緩かったチェルシー、ミスに助けられた冷や汗の勝ち点3!

12月のレスター戦後にモウリーニョ監督がクラブを離れ、ボクシングデーにヒディンク監督が登場してからのチェルシーは、プレミアリーグと国内カップで13戦負け知らず。パリ戦の惜敗も入れると公式戦は7勝6分1敗で、引き分けが多いのは気になるものの監督交代は成功といっていいでしょう。プレミアリーグ28節は、敵地キャロー・ロードでのノリッジ戦。年明けのサウサンプトン戦に勝った後、プレミアリーグでは1分6敗と泥沼のノリッジが、今のチェルシーに勝てる気はしません。ジエゴ・コスタ、セスク、アザール、オスカルまではいつもどおりながら、ミケルとウィリアンを休ませてマティッチとベルトラン・トラオレを使ったヒディンク監督の視界には、1週間後のパリとのチャンピオンズリーグがあるのでしょうか。試合開始39秒、ラーマン・ババに代わって左SBに起用されたケネディが幸先いい先制ゴールを決め、チームを楽にさせます。

自陣でのパスカットからセスク、アザールとつながったカウンター。左サイドを走ってパスを受けたケネディが中に持ち込み左足を振り抜くと、速い球足にGKラディは指先を抜かれてしまいます。この時間にSBがゴールを決めるのは、チームが好調である証拠でしょう。5分、ケネディとのコンビで左サイドを完全に破ったのはアザール。左足で入れた優しいグラウンダーは走り込んだトラオレの後ろに出てしまいますが、昨季プレミアリーグMVPらしいプレイが戻ってきています。6分、ノリッジのカウンター。イヴァノヴィッチを抜いたキャメロン・ジェロームは、逆サイドのフーラハンに出さずにケーヒルと勝負したほうがよかったのではないでしょうか。横パスをあっさりさらわれて逆襲の原因を作ったマティッチは、パリとの試合で同じことをやってはいけません。1分後、右に流れたレドモンドの落としをもらったハウソンのシュートはキャメロン・ジェロームに当ててしまい、クルトワを脅かすには至りません。

ケネディが中へ、アザールが右サイドへとポジションチェンジをしながら攻めるチェルシーと、縦への速い攻撃を仕掛けるノリッジ。14分にトラオレが裏に抜けたアザールに優しいパスを通したシーンは決定的でしたが、背番号10がDFをかわしきれません。オープンな展開だったゲームは、守備陣が相手の攻撃に慣れていくにつれて落ち着きます。キャメロン・ジェロームを中心に右サイド主体で攻めるノリッジは、繰り返しクロスを上げるものの中に合わず。守備は不安定ながら、攻撃はプレミアリーグで7戦勝利なしのチームには見えません。

29分、ジエゴ・コスタの強引なドリブルから中央を攻め、アザールがオスカルに出したパスはタイミングが合わずGKがキャッチ。左にいたアザールが最前線に走った逆サイドのセスクに上げたアーリークロスは、ヘディングシュートが枠にいきません。36分、ノリッジのテティが足を痛め、オニールに交代。その直後、自陣にいたアザールが右から裏に抜けたトラオレに素晴らしいロングフィードを入れますが、焦ったトラオレのタッチが長すぎ、ラディに拾われてしまいます。40分、左からのセスクのFKは、ゴール前でバウンドする嫌なボールでしたが左に弾いたラディは冷静でした。このまま終わりたかったノリッジは、46分に不運なゴールを奪われてしまいました。左のトラオレからパスが出た瞬間に手を上げたイヴォ・ピントは、ジエゴ・コスタがオフサイドポジションだと認識していたのでしょう。ところが笛は鳴らず、ジエゴ・コスタのチップキックがゴールイン。徐々に攻め手を失っていったノリッジが、2点差を追いつくのは至難の業でしょう。

後半開始から4分、オニールが前線に出した長いボールに左から走り込んだキャメロン・ジェロームがダイレクトで合わせるも、わずかにポストの外。53分、左足のアウトを使い、高く上げたフーラハンのパスをペナルティエリア左にいたマーティンが頭で折り返すと、真ん中でなぜかフリーになっていたキャメロン・ジェロームは、イージーなボレーを打ち上げてしまいます。60分、ミケルとウィリアンが登場。ヒディンク監督はオスカルとトラオレを下げ、中盤の守備を安定させます。ところが、次の1点はノリッジでした。中央から斜めに走ったレドモンドにイヴァノヴィッチの対応が遅れ、オニールからのパスでフリーにさせてしまいます。クルトワの飛び出しは及ばず、右足のシュートは文句なし。2-1となり守備を締めたかったのか、ヒディンク監督の3枚めはケネディをラーマン・ババ。77分にフーラハンがオニールにミドルシュートを打たせたシーンは、ボールは惜しくも左に切れ、ノリッジの同点はなりません。

88分、左サイドからドリブルを始めたレドモンドに3人抜きを喰らった危険なシーンは、シュートが右に切れて助かりました。91分、右サイドにいたセスクは映像をみるとオフサイドでしたが見逃され、悠々と持ち込んで中央に転がしたラストパスはジエゴ・コスタが左に外してしまいます。結局、2-1のままタイムアップ。チェルシーは勝ち点3を奪ったものの、左サイドとマティッチの守備が緩く、相手のシュートミスに助けられたヒヤヒヤの勝利でした。プレミアリーグでは勝てましたが、パリとの決戦ではイヴラヒモヴィッチの強烈なミドルが待っています。守備の改善がなければ、CLはもちろん、マンチェスター・シティ、トッテナム、レスターと難しい敵が3つ残っている彼らの巻き返しは難しいでしょう。ヨーロッパリーグ出場権に届くのか。週末のストーク戦、来週のチャンピオンズリーグとFAカップはいずれも正念場です。

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