【Leicester×New Castle】ベニテス届かず…岡崎慎司の決勝オーバーヘッドで、レスター勝利!
3分、左から中に持ち込んだワイナルドゥムのシュートがモーガンとフートにストップされると、こぼれ球に反応して右隅を狙ったのはアヨゼ・ペレス。さらにその1分後、シソコが右から上げたロングフィードをペナルティエリア左にいたミトロヴィッチが落とすと、コルバックが左足を振り抜きます。いずれも枠の外に逸れたものの、最近のレスターにしては珍しい防戦一方。ホームチームは、岡崎慎司やカンテの丹念なチェイシングでショートカウンターを狙う態勢に入るまでに5分を要しました。ベニテス監督が最初に手を入れたのは、中盤とDFの距離感と、ラインの高さでしょうか。当初は高めに張っていた最終ラインは、しかしマフレズがドリブルで揺さぶりをかけ始めると、少しずつ後ろに落ちていきます。
18分、マフレズの強烈なミドルはテイラーがヘッドでクリアし、新監督のチームは最初のピンチを逃れました。右サイドを上がったアヨゼ・ペレスのハイクロスにファーにいたシソコが競り勝ちますが、モーガンのプレッシャーを受けたヘディングシュートは左に逸れていきます。
ミドルシュート以外にこれといったチャンスがなかったレスターは、25分にワンチャンスを活かしました。右からマフレズが入れたFK。ファーにいたオルブライトンが中に入れ直すと、テイラーの必死のクリアは背後に流れ、ジェイミー・ヴァーディがヘッドで中へ。浮いたボールの落下点にいたのは岡崎慎司、左隅に吸い込まれる完璧なオーバーヘッド!これでレスターに余裕が生まれました。28分、オルブライトンが単独でドリブル突破を図ったカウンターは、ペナルティエリアの手前から放ったシュートが右ポストすれすれ。ニューカッスルは難しいクロスを中に入れるしかなくなり、ミトロヴィッチがつかんだシュートチャンスはシソコとポジションが重なってしまいます。前半は1-0。レスターは、カウンターからいくつかチャンスはあったものの、ペナルティエリア内では先に触らせてもらえず、それだけに日本代表FWがホームで初めて決めたプレミアリーグ5ゴールめは貴重でした。
攻め合いで始まった後半。レスターは左のマフレズにボールを集め、ニューカッスルは縦を急ぎます。それにしても、プレミアリーグでタックルとインターセプトの数がNo.1のカンテは素晴らしい!ニューカッスルが速攻を仕掛けようとすると、14番はわかっていたかのようにボールに詰め寄り、的確なカットで反撃の芽を摘んでしまいます。52分、ペナルティエリアのすぐ外からのFKは、左に流したボールを蹴ったフクスの左足シュートを壁がブロック。ベニテス監督のプレミアリーグ復帰後1枚めの交代カードは、アニータをタウンゼントです。58分、アヨゼ・ペレスとシソコで左サイドを崩したニューカッスルは、折り返しのボールにヤンマートの入りが遅れ、シュートはオルブライトンがカット。62分にシソコをポストに使ったアヨゼ・ペレスのミドルシュートは、これもDFに当たってポストの脇をすり抜けていきます。
64分、キングパワーを埋めたサポーターの満場の拍手に送られて、岡崎慎司がアウト。ラニエリ監督にハグされ、シュラップに後を譲りました。中盤に厚みを築いたラニエリ監督に対して、70分のベニテス監督は、アヨゼ・ぺレスをシーム・デ・ヨンク。5分後にラニエリ監督がウジョアを起用したのはよくやる形で、前線に拠点を置いてマイボールをキープさせる意図でしょう。82分、ニューカッスルに決定機です。右サイドを突破したタウンゼントがファーに長いクロスを上げると、クリアの落下点にいたシソコが強烈なボレー。枠に飛んでいたシュートは、モーガンがコースに入ってCKに逃れました。
85分にはヤンマートのグラウンダーがミトロヴィッチに通るも、落としを受けたデ・ヨンクのシュートはDFに当たってシュマイケルがキャッチ。87分、ベニテス監督は前線に頭数を足すべく、シェルヴィを下げてセイドゥ・ドゥンビアを入れます。大きな身振りで選手とスタンドを鼓舞するラニエリ監督に応えるかのように、サポーターがチャントを始めました。レスターは逃げ切り態勢。途中出場のシュラップとウジョアがサイドでキープして、時計の針を進めています。やがてタイムアップ。岡崎慎司の決勝ゴールで、レスターがまた一歩、プレミアリーグ優勝に近づきました。
MVPはカンテ…いや、岡崎慎司でしょう。決して日本人だからではなく、「ニューカッスルの守備がよかったことに敬意を込めて」です。あのオーバーヘッドとマフレズのミドル以外に、レスターがゴールを決める雰囲気はほとんどなかったのですから。そんな試合を勝ちきるのが、今季のレスターの強さでもあります。「強豪クラブが自滅したからレスターが上にいる」のではなく、彼らは本当に強いのです。個性派揃いの19クラブと30試合を戦い、3回しか負けていないチームの実力を疑うことなどできません。2位トッテナムとの差は5、夢実現まで残り8試合です。
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ここで勝つのが強いですね。平均勝ち点2点を超えるチームがいくら失速しても、
スパーズ以外に抜かれるのはポイント的にありえなくなりましたし、スパーズもキツい相手を残してるので、何もなければこのまま走り切るでしょうね。3位以下のCL圏争いも苛烈でリーグとしては魅力的です。ただ、0708のアーセナルとか0809のリヴァプールとか美しいサッカーするチームも、それをねじ伏せてたユナイテッドのようなクラブがいないのは寂しい限りです。ビッグクラブにはいいお薬になるといいんですけど。
しかしニューカッスルは変わりそうで怖いです。守備の組織力とCFの決定力のなさが致命的でしたけどベニテスは守備を改善しそう。しかし前監督はなんでスピードが足りないコロッチーニを重用してたんでしょう。ライン上がらなくてプレス効かなかったり、裏取られて独走されたりしてたのに
就任から短い時間でベニテスがどれだけのことをできたのかわかりませんが、雰囲気は変わりましたね
残留できれば、来シーズンは厄介なチームになりそうです
更新ご苦労様です。
レスターは監督が変わったニューカッスルに手こずりましたが、カンテが効いてましたね。岡崎のオーバーヘッドは観ていて嬉しい限りです。
ニューカッスルはラファが来て数日でしょうが、変わりましたね。これを維持できれば次節のダービーは明るいんじゃないでしょうか。
更新ご苦労様です。
今期の残りと勢いでは、ほぼレスターで決まりかと。岡崎のオーバーヘッドで勝つとは。あぁこれは今シーズン終了後のハイライトに選ばられる1シーン決定かなと思いました。
勝つチームは結局好不調の波を如何に少なくして、裏方含めクラブ全体で一定のパフォーマンスを維持出来たチームなんだなと、我がノースロンドン赤白チームも見習えよと、何年同じような事繰り返してんねん!とは愚痴ですが。
ただ、岡崎さんに対してはリスペクトしかありません。このまま行けよ!
いつも楽しみにしていますので、管理人様これからも頑張って下さい。
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Kさん>
枠内シュートは1本、マフレズがテイラーに当てたのを入れても2本で勝ち点3ですからね…。ニューカッスルは、守備力向上しそうですね。コロッチーニは、メルテザッカーのようにハートがいい選手だったのでしょうか。Kさんのおっしゃるとおり、プレイ見る限りではむむむだったのですが。
ぐらさん>
変わりました。守備に粘り強さを感じました。
Mackiさん>
カンテ、凄かったですね。左でも右でも、ボールが出てくるところにいつもいるのがマジックです。
グーナーですがさん>
ありがとうございます。敗戦を引きずらず、接戦をモノにできるチームが勝つんですよね。昨季のチェルシーも、後半戦は微妙なゲームが多かったのですが、しぶとく勝ち点積んでました。
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更新お疲れ様です(^◇^)
いや〜、凄いゴールでしたね!バーディはちょっとオフサイド気味でしたが(苦笑)、見事なバイシクルでした。早朝から叫びましたよ。
降格圏にいるチームとの難しい試合を物にしたのも大きいですし、何より岡崎選手が決めたのが嬉しかったです。それに毎度ながらカンテは抜群に効いていましたし、守備陣も安定してましたね。
もうここまで来たら、最終的にどうであれレスターらしいサッカーを貫いて欲しいですね。次節はアウェイで難敵のパレス戦ですが、また楽しく観戦したいと思います(^_^)
ロビー サベージさん>
今のクリスタル・パレスなら、大丈夫ではないでしょうか。プレミアリーグ12試合勝利なしです。