【Leicester×Saints】モーガン初ゴール!神がかりレスターが4戦連続の1-0で「マジック4」!
11分、両チーム最初のチャンスは岡崎慎司。右サイドに出て、縦パスを頭でうまくトラップしたヴァーディのクロスに、ニアに飛び込んだ20番のボレーはフォンテに阻まれます。右からのCKを直接狙ったモーガンのシュートもコースを塞がれ枠に飛ばず。押されているセインツの最終ラインには落ち着きが感じられます。20分までに、左右のサイドを突破したヴァーディからニアの岡崎へのラストパスが3つもありましたが、いずれもタイミングが微妙に合わず、フォースターが反応するシーンはありません。セットプレーしかゴール前に迫る手立てがなかったセインツは、20分過ぎから縦への楔が入るようになりました。セドリック・ソアレスとバートランドからいいボールが中に入れば、堅守のモーガンとフートといえどもペッレの高さに苦労させられるでしょう。
ここまでおとなしかったマフレズが右サイドを抜けたのは28分。クロスを受けたフクスのシュートは迷いがあったのか、勢いがなく左に外れます。直後にセドリック・ソアレスのロングクロスに競り勝ったペッレのヘッドはシュマイケルの頭の上。32分、自陣からの縦パスでマネが完全に抜け出し、シュマイケルと1対1となるレスターには珍しいピンチは、GKをかわしたマネのシュートコースに入ったシンプソンがブロック!至近距離からのシュートは手に当たりましたが、笛は鳴りません。35分、フォンテのミドルというこれまた希少なプレイは、シュマイケルが飛んでバーの上に弾き出します。セインツに傾いた流れをレスターが断ち切ったのは、38分。フクスのクロスに飛び込んだのは、何と3つめの珍事、今季プレミアリーグ初ゴールのウェズ・モーガンです。頭を突き出して打ったヘディングは、左のポストを叩く完璧な弾道。前半はこの1点で終わりますが、ひとたびリードを許すと、放り込みに強くカウンターが鋭いこのチームはやっかいです。
クーマン監督は、ハーフタイムにマット・ターゲットを下げて、タディッチを投入。リスク上等で何が何でも追いつくという采配です。押しているのはセインツですが、ホームチームはカンテがゴールライン際まで戻ってドリブルをカット。ワニャマとドリンクウォーターにイエローカードが出され、無理なタックルはご法度となります。セインツは、グラツィアーノ・ペッレのポストプレーにいいときの判断スピードがなく、いい形でサイドに展開できません。61分には、レスターの久々のカウンターに慌てたフォンテがループシュートのようなバックパスを出してしまい、フォースターがぎりぎりで弾くシーンがありました。64分、波状攻撃からタディッチが左に出したラストパスに、ペッレが反応できず。ラニエリ監督は、ここで岡崎慎司をウジョアです。
71分、レスターにビッグチャンス。ジェイミー・ヴァーディが左から完全に突破し、右足のつま先で狭いすき間を抜く絶妙なラストパス。走り込んだシンプソンはフリーでしたが、至近距離からのシュートにフレイザー・フォースターが体で弾き出すビッグセーブを披露しました。ピンチを脱したクーマン監督は、その3分後にクラーシとデイヴィスまで下げて、チャーリー・オースティンとウォード=プラウズで勝負。ラニエリ監督はマフレズをデマライ・グレイに代え、チェイシングできる運動量をチームにチャージします。残り10分。ブレーキのペッレは、空中戦でもうまく競り勝てません。シェーン・ロングが負傷で不在のアウェイチームの攻撃には、狙いが感じられません。
85分、オルブライトンのスルーパスで右から完全に抜けたジェイミー・ヴァーディのシュートは、角度がなくフォースターが足でセーブ。最後はネイサン・ダイアーがピッチに立ったレスターは、5分の追加タイムを悠々と流し、4試合連続の1-0でゲームを畳みました。いやー、マネの絶対的なチャンスが決まらなかったことといい、プレミアリーグノーゴールのモーガンがこの土壇場で決勝点を叩き込んだことといい、レスターは神がかっています。プロ野球の表現を借りれば「マジック4」。トッテナムに7差をつけたレスターは、残り6試合を4勝2敗で優勝です。マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーに負けても、エヴァートン、スウォンジー、サンダーランド、ウェストハムに勝てば自力優勝。アーセナルとトッテナムが落とせば、さらに負け試合を増やしてもOKです。レギュラーが全員元気、日替わりヒーロー、失敗もトラブルもなし…今や、このチームが2位に落ちるのを想像できる人のほうが少ないのではないでしょうか。(ウェズ・モーガン 写真著作者/paul langley)
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フクスのクロスがピンポイント過ぎました。3人は走り込んでいたでしょうか、あのラインだとどこに落ちても1点!という場面で決めてくれたモーガンには拍手を送りたいです。しかし、71分のヴァーディの粘りとマイナスのグラウンダーは、決まりはしませんでしたけど痺れました。ヴァーディはプレイを楽しんでいる様も見えて、本当にレスターの試合は見てる側も楽しくて仕方がないです。
更新お疲れ様です(^◇^)
いやはや、もう何回エキサイティングなウノゼロ試合を見せてくれるのでしょうか。ここ最近はレスターがリードしてから逃げ切るまでスリル満点で、とにかくどんな形でも勝つという意識がチーム全体に浸透してるのはひとえにラニエリの手腕ですね。凄いです。
ハンドを取られなかったリトルラックもありましたしモーガンの初得点というサプライズもありました。それとサウサンプトンのフォースターのビッグセーブは素晴らしかったですね。バトランドが怪我した今、彼はイングランド代表の正GKにふさわしいとおもいます。
次節はアウェーで降格圏にいるサンダーランドですが、難しい試合になりそうです。彼らは今の状況では遮二無二になって勝ちに来ると思います。そこでレスターのカウンターが炸裂するのか、スタジアム オブ ライトの熱気が勝るのか、週末が楽しみですね(^o^)。
当方ナショナルチームはポルトガルサポなので、セドリクに注目していたのですが、フクスに寄せられなかったり、今日は悪かったですね。
レスターの最終ラインは足元が上手くないなと思っていたのですが、それが逆にいい意味で戦術に対する開き直りとなっているように感じました。
これで優勝レースはほぼ終了ですね(笑)
シーズン前は1位を争うなどとは想像も出来なかったわけで、十分に楽しむことが出来ました
レスターに拍手を送り、スパーズには2位を何とかキープしてほしいと思います
タイトル通り今シーズンのレスターは神がかってます。戦術の徹底度、インテンシティの高さなど勝っている理由も在りますが…勝負強さには脱帽です
ただ、ガナーズが全勝 レスターがマンUチェルシーウェストハムエバートンと難敵を残している分まだ火が消えたとは思ってません。