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【Liverpool×Watford】枠内シュート17本!6発圧勝のリヴァプールが、ついに首位奪取!

マンチェスター・シティとアーセナルがドローに終わり、リヴァプールにプレミアリーグ首位奪取のチャンスがまわってきました。アンフィールドで行われるワトフォード戦は、勝ち点を落とすわけにはいかないゲームです。GKロリス・カリウス、最終ラインにはナサニエル・クライン、マティプ、ミルナーとルーカス・レイヴァです。アンカーにヘンダーソン、エムレ・ジャンとララナがインサイドMF。コウチーニョ、マネ、フィルミーノの3トップは、チェルシーに引けを取らない破壊力です。3試合連続クリーンシートでプレミアリーグ7位につけたワトフォードは、カプェ、ディーニー、イガロで速攻を狙ってくるでしょう。リメンバランスデーの直前、厳かな黙祷が終わるとキックオフの笛。開始早々から、レッズが押し込んでいます。

6分にララナが左サイドを突破したチャンスは、フィルミーノのボレーがGKゴメスの正面に飛んでしまいます。12分のミルナーのFKは、頭で合わせたルーカスのシュートが右にアウト。16分の右からのCKは、ファーにいたルーカスにチャンスボールがこぼれましたが、正直すぎるシュートはゴメスが身を挺してブロックします。レッズはボールを奪われた後の切り替えが速く、縦のボールがおさまらないワトフォードはセットプレー以外でチャンスがつかめません。20分、中央からドリブルで上がったマネが左のコウチーニョに速いパスを通すと、トラップで相手をかわして右足でニアを狙った10番の一撃は、ポストのすぐ脇に外れます。

コウチーニョのスルーパスでフィルミーノが抜けた23分の決定機は、GKの前に出たアタッカーがシュートミス。ナサニエル・クラインが横に流したボールをマネが右足で狙うと、直後にワンツーで左から抜けたミルナーがゴメスと1対1となり、左足のシュートはGKが何とかブロックします。1分に1度はシュートに持ち込んでいたレッズは、27分に先制しました。コウチーニョのCKをヘディングで合わせたのはマネ。あまりに速いボールに、ゴメスは反応するのが精一杯でした。勢いに乗ったレッズは、3分後に追加点を奪います。フィルミーノのパスで中央に斬り込み、カブールの股間を抜く見事なシュートを決めたのはコウチーニョ。奮闘していたゴメスはここで足を痛めてしまい、パンティリモンに後を譲ります。

レッズが勝負を決める3点めを奪ったのは43分。ララナがボールを持った瞬間、マークがずれてファーのエムレ・ジャンが空くのが見え、視野が広くクロスが正確な20番はこのチャンスを逃さないだろうと思いました。予想通りのボール、文句なしのヘッド。ミルナーのFKをパンティリモンが上に弾くと、アウェイチームにとって苦しかった前半がようやく終わりました。完璧な3-0。後半の興味は、今季プレミアリーグで1回もないレッズのクリーンシート勝利です。

後半もレッズペースは変わりません。53分にヘンダーソンが左から放ったミドルはバーの上。57分、レッズはあっさり4点めを決めました。コウチーニョのFKが逆サイドに流れた後、ヘンダーソンのパスを受けて左から完璧なクロスを入れたのはララナ。中に入ったフィルミーノは軽く触るだけでした。60分のパンティリモンは、まさかゴールキックを蹴った数秒後にゴールを決められるとは思わなかったでしょう。敵陣でカットしたボールをヘンダーソンが前線に送ると、ボックス右でホレバスに競り勝ったフィルミーノが、DFの股を抜くラストパス。今度はマネが触るだけです。5-0、時間はまだ30分も残っています。クロップ監督は、足をひねったマネに大事をとらせて、風邪が治ったばかりのワイナルドゥムを投入します。

68分、左からのCKのこぼれ球をボックスの外から狙ったカプェのコントロールショットは、ロリス・カリウスがビッグセーブ。直後のCKからホレバスが放ったシュートは、コースが変わってゴールの右隅を襲いますが、守護神が素晴らしい反応でCKに逃れます。71分、ララナが下がりスタリッジ登場。ロリス・カリウスは、ディーニーのパスで裏に抜けてきたカプェとの1対1も阻み、クリーンシートでの勝ち点3に希望をつなぎます。

ところが75分、ヘンダーソンがエムレ・ジャンをサポートしにいったためにヤンマートがノーマークとなり、ニアのコースを切ったマティプの外を抜く左足シュートを決められてしまいました。81分、ブリトスをかわしたスタリッジのシュートはGKの正面。85分にナサニエル・クラインのグラウンダーをフリーで叩いたコウチーニョはシュートをふかし、2分後のスタリッジの強烈な左足はバーに当たってピッチに戻ってきました。91分、スタリッジが4度めの決定機をパンティリモンにセーブされると、ワイナルドゥムが詰めて今季プレミアリーグ初ゴール。堅守と評判だったチームを6-1で粉砕したリヴァプールが、ついに首位に立ちました。

28本のシュートという数字よりも怖ろしいのは、オンターゲット17本です。コウチーニョ、フィルミーノ、マネは、プレイのアイデアの多彩さではチェルシーの3人を凌駕するでしょう。ヒール、股抜き、ミドルと何でもありの前線に加えて、器用なララナとクレバーなワイナルドゥム、ナサニエル・クラインとミルナーの両SBまで遠慮なく上がってくる厚みのあるアタックは脅威です。レッズサポーターのみなさんは、ヤンマートに決められたゴールを気にするかもしれませんが、6ゴールに免じて笑い飛ばして終わりにしてもいいのではないでしょうか。「2点獲られたら3点獲ればいい」と。11試合で30ゴールは、SASが大暴れした2013-14シーズンを上回る年間103ゴールペースです。

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“【Liverpool×Watford】枠内シュート17本!6発圧勝のリヴァプールが、ついに首位奪取!” への7件のフィードバック

  1. タムコップ より:

    レッズ、強し。
    ワトフォードは決して他の中堅クラブと比較してもタフな相手だと気を引き締めて観戦してましたが、両サイドを含めた中盤〜3トップの多彩なアタッキングプランニングはちょっとリーグ内でも抜けたモノになりつつありますね!

  2. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    ワトフォードは昨シーズンの勝敗は五分だったので
    難しい戦いを強いられると覚悟してましたが、終わってみればこの点差。クリーンシートはまたしてもお預けとなりましたが、カリウスが前節よりも落ち着き対応していたと思います。

  3. kopdesu より:

    いつも楽しく拝見させていただいております。
    今シーズンは13/14よりも攻撃が多彩で、見ていて本当に楽しいです。
    フィルミーノ、コウチーニョ、マネ、ララーナの10G10Aカルテット期待しています。
    また、リバプールは一応クリーンシートをナショナルダービーで達成してますね。一試合だけですが笑

  4. makoto より:

    タムコップさん>
    凄まじかったですね。メンバーがうまくはまりすぎて、負傷者が出たときにどうなるかわからないチェルシーよりも、多少入れ替えても破壊力が変わらないリヴァプールのほうが今は上だと思います。「クロップ監督が、プレミアリーグでは半年ばかり先輩」とでもいうような。

    Mackiさん>
    ロリス・カリウスがなじんできたのは収穫でしたね。失点は気の緩みだったのではないでしょうか。

    kopdesuさん>
    すみません。未達成は「クリーンシート勝利」ですね。言葉足らずでした。訂正させていただきました。ご指摘ありがとうございます。

  5. プレミアリーグ大好き! より:

    オンターゲット17本ってすごいですね笑
    ちょっと聞いたことないレベル笑

  6. プレミアリーグ大好き! より:

    これにストゥーリッジがおるとかリバプール強すぎ

  7. ガナユ より:

    クロップは自分が作るチームをヘビメタと表現したことありますけど本当にぴったりですね(笑)
    前回別の記事で本命がチェルシー、シティ対抗馬がアーセナルと言ったのですが、大本命を忘れておりました(汗)そのくらい今シーズンのリバプールは圧倒的です。普段優勝していないリバプールとアーセナルが好調だと嬉しくなってきます!

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