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【Arsenal×WBA】エジル&ジルーのホットライン復活!残り3分の一撃でアーセナルは貴重な勝ち点3!

オリヴィエ・ジルーは今季プレミアリーグ初先発です。ボクシングデーのプレミアリーグ18節は、アーセナルとWBAの一戦。エヴァートン、マンチェスター・シティに連敗したガナーズは、エミレーツできっちり勝ち点3をゲットして嫌なムードを払拭したいところ。8位につけている好調のアウェイチームは、サロモン・ロンドン、マット・フィリップス、シャドリを中心にカウンター狙いに徹するでしょう。アーセナルのスタメンは、GKチェフ、最終ラインはベジェリン、ガブリエウ、コシールニーにギブス。コクランとジャカがセンターに入り、イオビ、エジル、アレクシス・サンチェスが2列めです。立ち上がりから圧倒的な攻勢のホームチームは、ボックスの脇から再三グラウンダーを入れるものの、中央が薄くジョニー・エヴァンスとマコーリーにはね返されます。右から斬り込んだジャカのミドルシュートは左にアウト。11分のカウンターは、ジルーが左足で狙ったミドルが曲がらず、大きく左に外れていきます。

アーセナルはボールを奪われた後の対応が速く、WBAが後方から苦し紛れに出すロングフィードはサロモン・ロンドンにつながりません。16分に左のエジルからパスを受けたアレクシス・サンチェスは、右足で巻いたミドルがうまく当たらず。最近調子を落としているエジルに輝きはなく、中盤を仕切るのはグラニト・ジャカです。前線に速いパスをぶつけ、左右のイオビやアレクシスにボールを散らして隙を窺うジャカの工夫でサイドは制するものの、ゴール前に引くWBAの堅い守備をこじ開けるには至りません。32分に左サイドのシャドリが入れた危険なクロスは、サロモン・ロンドンのバックヘッドをチェフがキャッチ。直後、単独で持ち込んだアレクシス・サンチェスが右に流れて放ったシュートは、フォスターが右に飛んでセーブします。前半は0-0。一発決めて逃げ切りたいピューリス監督としては、ポゼッションが20%に留まった45分は、狙い通りといっていいでしょう。

ハーフタイムのヴェンゲル監督は、ジルーをうまく使えと指示を出しているのではないでしょうか。アレクシス・サンチェスのワントップに慣れたチームは、サイドからのクロスをことごとく転がして、中央の渋滞にはまっています。ジルーが落としたボールをエジルやアレクシスが狙ったり、サイドから浮かして頭で勝負させるなどの攻撃が増えれば、よりゴールに近づけると思われます。50分、ギブスがジルーを競らせたボールのこぼれ球をイオビが右足で狙うと、フォスターが弾いたボールをアレクシス・サンチェスがプッシュするも、GKがかろうじて手に当ててセーブ。このCKをファーで受けたアレクシスのシュートは、ポストにぶつかり先制はなりません。

アーセナルの攻撃は、前半よりも確実によくなっています。56分、イオビのクロスを迷いなく叩いた7番のシュートは、フォスターのビッグセーブに阻まれます。前線での素晴らしいプレスでボールを奪い、イオビ、エジルとつながって左に展開した59分のチャンスは、左に回り込んでクロスに狙ったジルーのシュートをフォスターが足でブロック。先に動いたのは、ピューリス監督でした。62分、シャドリをマクレーン。目的は、アーセナルのサイド攻撃を止めることでしょう。70分、3回続いたCKでWBAに決定機。チェフが珍しくハイボールを後ろに逸らしますが、ヤコブのボレーは浮いてしまいました。ヴェンゲル監督はギブスとイオビを下げて、ルーカス・ぺレスとモンレアルを投入。さらに73分、コクランをラムジーで勝負です。

77分、ルーカス・ぺレスがGKと最終ラインの間に通した素晴らしいグラウンダーは、ジルーが一歩及ばず。プレミアリーグ5試合めのストライカーは、チームを窮地から救い出すことができるでしょうか。80分、ジャカの強烈なロングシュートは枠の上。ロブソン=カヌに後を託したサロモン・ロンドンは悔しそうです。83分の速攻は、エジルの正確なクロスがベジェリンの頭を捉えますが、フリーのヘッドは右に逸れてしまいました。

87分、ドローを意識し始めたエミレーツに歓喜の瞬間が訪れます。決めたのは、昨季プレミアリーグでゴールを積み重ねたホットラインでした。右からきれいなクロスを上げたのはエジル、ヘッドを右隅に収めたのはジルー!ガナーズは、90分にもベジェリンが右から突破し、ファーのアレクシス・サンチェスが頭で折り返すと走り込んだラムジーがボレー。何とかフォスターが体に当てて2点めを防ぎましたが、決定的なシーンでした。93分のカウンターは、エジルのラストパスでGKと1対1になったラムジーが打ち切れず。アーセナルが、苦戦しながらも最後に勝ち点3をもぎ取りました。

後半になってジルーを活かす意識が高まったことが、最後のゴールにつながったのではないかと思います。アレクシス・サンチェスが意図的にサイドに張る場面を増やし、ゴール前の枚数をはがしたことで、ジルーとマコーリーをイーブンの勝負に持ち込ませることができました。エジルは、前半とは別人でした。11番にあれだけフリーで持たせては、いずれ決められてしまいます。マット・フィリップスまで守備の人と化していたWBAは、早めにクロスを上げるようになったガナーズに対応できませんでした。先発出場1回でプレミアリーグ4ゴールめというジルーの決定力に拍手を送りつつ、前線からのアグレッシブなチェックとコシールニーの冷静な守備もリスペクトしたいと思います。連敗のショックを忘れる大きな大きな勝ち点3。優勝争いに留まって2016年を終えたガナーズの次戦の相手は、アラダイス新監督率いるクリスタル・パレスです。

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“【Arsenal×WBA】エジル&ジルーのホットライン復活!残り3分の一撃でアーセナルは貴重な勝ち点3!” への3件のフィードバック

  1. ヤンガナ大好き! より:

    完全ドン引き相手に前半のガナーズの攻めは単調で本当に眠い目を擦りながら見てました。が、おっしゃるように今日のプレスを含めた守備はチェックが早く、危なげなかったです。コシルニーのライン統率もほぼ完璧だったと思います。

    後半、ベンゲルさんの指示が効いたのか徐々にエンジンがかかり始め、目が覚めました。まさか引き分けはないだろうと心配し始めた時間帯に、久しぶり先発のジルーが決め、最近元気がなかったエジルにアシストがついたのはチームにとって大きかったです!

    今日の後半のできならもう1, 2点取れてもおかしく無かったので、次戦に期待します。やはり完全に引いてくる相手に対してはポストプレーもできるジルー ワントップがいいと思いました。ジャカはプレスが緩い相手だと、フィード力が冴えますね。ラムジーの調子が上がってくれば、チャンスも更に増えると思います!

  2. 新参 より:

    どん引きで中央を固められるとしんどいのはどのチームを同じですが、こういう試合ではイオビよりチェンバレンかなと途中で感じました。イオビはよくも悪くもコンビネーションで崩すタイプなので、攻撃は内々へと寄ってしまいました。後半のサンチェスみたくサイドの幅を広く使い、中央の人数を減らして、ジルーのポストやエジル・3列目からの飛び出しを増やすとどん引き相手には有効なのかなと。

  3. makoto より:

    ヤンガナ大好き!さん>
    ルーカス・ぺレスとの2トップというオプションもありなのではないかと思いました。

    新参さん>
    そうですね。ペップもよくいってますが、サイドをワイドに使うことでDFラインの間隔を空けるというのは有効だと思います。アーセナルは優秀なサイドアタッカーがいるので、なおさら。

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