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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Everton×MAN.CITY】デイヴィス&ルックマン!10代の初ゴール2発でエヴァートンが圧勝!

ルカクか、アグエロか。グディソンパークのエヴァートンVSマンチェスター・シティは、今季プレミアリーグで11ゴールを挙げている2人のストライカーに注目です。クーマン監督はアシュリー・ウィリアムズ、フネス・モリ、ホルゲートの3バック、フェルナンジーニョを出場停止で欠いたペップはヤヤ・トゥレのアンカー起用と、それぞれ工夫を凝らしてきました。マン・シティはGKブラボの前にサニャ、ジョン・ストーンズ、オタメンディ、クリシー。ヤヤ・トゥレの左右にサバレタとダヴィド・シルヴァ、前線にアグエロ、デブライネ、スターリングという布陣でしょうか。レイトン・ベインズとコールマンが開き、ギャレス・バリーの脇にはグイェの代役として抜擢された18歳のトム・デイヴィス。ロス・バークリー、ミララスがルカクをフォローするエヴァートンは、ベンチに入った新戦力のシュナイデルランとルックマンも楽しみです。

ルカクを走らせ直線的に攻めるエヴァートンと、短いパスをつなぎながら守備陣の隙を窺うマンチェスター・シティ。最初のチャンスは7分、FKのクリアを拾ったホームチームの二次攻撃でした。中にいたレイトン・ベインズから開いたギャレス・バリーにパスが通り、左からのクロスがファーにいたルカクに向かいますが、ボールは思いのほか伸びてしまい、エースの頭を越えていきます。12分、今度はマン・シティのカウンターです。デブライネが左サイドを完全に破り、グラウンダーはスターリングの足元にぴったり。ダイレクトでチップキックを狙えばGKロブレスをかわせていたと思われますが、トラップを入れたためにレイトン・ベインズのスライディングが間に合い、ボールはGKのグローブにおさまります。

今日のマン・シティは、デブライネとスターリングの息が合っています。25分、中盤に引いていたデブライネが、ラインの裏に走り込んだスターリングにロングフィードをピタリと合わせますが、右足のボレーはロブレスの正面にいってしまいます。プレミアリーグ最多アシストのデブライネは、27分にも右から抜け出したダヴィド・シルヴァに完璧なラストパス。インサイドで流し込むだけと思われた1対1は、ロブレスが倒れてコースを切り、シュートを打たせませんでした。アグエロ、デブライネ、ルカク、ミララスが交互にスプリントするカウンター合戦の様相を呈していたゲームは、34分にホームチームの速攻が実を結びました。インターセプトに成功したトム・デイヴィスのスルーパスで、右サイドを突破したのはミララス。ややマイナスの折り返しはタイミングもコースも絶妙で、アウトにかけたルカクの強烈なボレーにブラボは反応できませんでした。

1-0となり、エヴァートンが引くかと思いきや、オープンな展開は変わりません。38分、またもデブライネが左サイドを崩し、中に入れたグラウンダーはアグエロが一歩及ばず。CKのクリアを思い切りよく叩いたスターリングのミドルは、わずかに左に外れます。マン・シティは、意地を張っているかのようにルカク対策に1枚だけ残して全員が上がり、ロングボールが出るたびに駆けっこが始まります。前半終了間際には、デブライネがオーバーラップしたクリシーに流すと、ファーに上がったクロスを競り勝ったサニャがヘディングシュート。ゴール左隅に決まる寸前だった一撃は、枠に入ったトム・デイヴィスがクリアしました。ヤヤの強引な左足シュートはDFにブロックされ、スターリングのミドルもロブレスがセーブ。怒涛の攻撃は、レフェリーの笛の音に遮られました。1-0ではありますが、最高にスリリングなゲームがこのまま終わるとは思えません。

…と、ハーフタイムに書いたものの、後半開始1分でゴールが決まるとまでは思いませんでした。エヴァートンの速攻。ルカクのスルーパスがカットされたところで終わりかと思いきや、拾ったロス・バークリーのアウトサイドのパスと、オフサイドをかいくぐったミララスの機転が見事でした。フリーになったベルギー代表のウインガーがクロスに放ったシュートにブラボは届かず、まさかの2-0です。マン・シティは反撃に出ますが、ホームチームの最終ラインは前半のようにはスペースを空けてくれません。

61分、ペップはサバレタを下げてイヘアナチョ。64分、いよいよ登場、ミララスに代わったのはマンチェスター・ユナイテッドからやってきたシュナイデルランです。プレミアリーグ出場が3試合11分だった不遇のMFは、ほしいといってくれた2年前のボス、クーマン監督に報いることができるでしょうか。69分、右サイドでフリーになったサニャのクロスは、イヘアナチョの前に入ったアシュリー・ウィリアムズがカットします。

残り20分を過ぎ、エヴァートンの3-4-2-1は5-4-1になっています。ギャレス・バリーをマッカーシーにチェンジしたのは、中盤からのチェックを強める狙いでしょう。77分のヤヤ・トゥレのFKはロブレスがキャッチ。クライマックスは、この直後でした。ヤヤ・トゥレとクリシーを切り返し一発で抜き去ったのはトム・デイヴィス。転倒しながらすぐに起き上がり、ロス・バークリーのスルーパスをもらった18歳の目の前にはブラボしかいません。絶妙なチップキック、ボールはゴールへ。入る直前にちゃっかり触ろうとしたルカクの足は間に合わず、プレミアリーグ初ゴールを決めた若きMFはサポーターにもみくちゃにされています。サポーターの情熱では、決してアンフィールドに負けないグディソンパーク。あまりにも感動的なシーンでした。

4点めのチャンスが2回あったルカクも、右サイドで巧みにDFをかわしたスターリングも決められず。クーマン監督は、90分に19歳の新戦力アブラモ・ルックマンにプレミアリーグを体験させるという余裕の采配です。ところがこれが、2度めのドラマを生み出すのですから、サッカーはわかりません。右サイドから仕掛けたコールマンがボールをカットされ、クリアで終わるはずでしたが、コールマンに当たったボールがゴール前に出ると、反応したのはルックマンでした。どフリー、右足一閃、ブラボの股間!プレミアリーグデビュー2分の豪快なゴールに、GKロブレンまで祝福に駆けつけ、グディソンパークの絶叫は鳴りやみません。4本めの枠内シュートで4-0。エヴァートンがヤングパワーで優勝候補を一蹴しました。

18歳のトム・デイヴィスは、先制ゴールの起点、サニャのヘッドを枠内でクリア、ダメ押しの初ゴールと大活躍。20歳のホルゲートが最終ラインで体を張ると、19歳のルックマンが最高の自己紹介で幕を下ろしました。サポーターの歓喜を次々と呼んだエヴァートンに対して、後半のアウェイチームは最終ラインと中盤センターが落ち着きませんでした。決められた3発は、いずれもエヴァートンがパスミスを犯した後にリカバーしたゴールです。マン・シティ守備陣が冷静に対応していれば、これだけの大差はつかなかったでしょう。交代カードを1枚しか切らなかったペップは、何を思っていたのでしょうか。試合中のフォーメーション変更で劣勢を立て直すのがうまい名将が手を打たず、ショックが尾を引きそうな大敗を喫したプレミアリーグ5位チームの次戦は、10月に今季初の敗戦を喫した絶好調トッテナムです。(ケヴィン・ミララス/Tommy Low)

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“【Everton×MAN.CITY】デイヴィス&ルックマン!10代の初ゴール2発でエヴァートンが圧勝!” への1件のコメント

  1. makoto より:

    ブラボではなくハートなら何点か防げたと思います
    前半は結構良かったですが点が決まらず結果は完敗ですね
    交代で出てきてもイヘアナチョは微妙でしたし
    ナバスは守備固めでの起用が主で
    流れを変えてくれそうな選手がベンチにいませんね
    次はスパーズとか嫌な予感しかしないです

    —–
    シティふぁんさん>
    ハイボールに対する及び腰など、ブラボはメンタルをやられている感があります。戦術的に動かせるサブの選手が少なく、厳しいですね。2-0とされた後、サネを使うのかな、と思ったのですが…。

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