【Arsenal×Tottenham】サイドを制したアーセナルが、負けられないダービーで2-0完勝!
対するスパーズは、GKに負傷が癒えたロリス、アルデルヴァイレルトがいない3バックはエリック・ダイアー、フェルトンゲン、ダヴィンソン・サンチェス。中盤にトリッピアー、シソコ、デンベレ、ベン・デイヴィスが並び、前線はいつも通りエリクセン、デル・アリ、ハリー・ケインです。キックオフから厳しくプレスをかけているのはアウェイチーム。ハーフライン付近の攻防は迫力充分です。5分、ゴール前でエリック・ダイアーのキックをカットしたラカゼットが、ラストパスをもらって切り返しから右足を振り抜きますが、押さえが効かずバーの上。7分にはロングフィードをコシールニーとムスタフィが競ってしまい、裏に抜けたハリー・ケインが戻ったムスタフィをかわして右足で狙うも、チェフが冷静にキャッチ。プレミアリーグ屈指のGKと昨季得点王は、この後も駆け引きを続けるはずです。
11分、ラムジー、ジャカ、コラシナツと流れるようにパスがまわり、左からのグラウンダーを中のラカゼットがトラップするも、ボールは流れてしまいシュート態勢に入れず。15分を過ぎると、スパーズの波状攻撃が続きますが、ジャカとラムジーがバイタルエリアを空けずに対応し、シュートレンジにボールを入れさせません。19分、ラムジーのスルーパスでボックス右に入ったベジェリンがフリーになり、速いグラウンダーにラカゼットが反応しますが、フェルトンゲン、ロリス、ダヴィンソン・サンチェスが必死の対応を見せてシュートを許しませんでした。ベン・デイヴィスのサイドで、ガナーズの選手がフリーになるシーンが目立ちます。開始当初は元気だった白いユニフォームは、時間が経つにつれて引いて守る時間が増えてきました。
27分、ラカゼットが中途半端なバックパスを狙うと、ロリスが鋭い飛び出しでクリア。2分後にはベジェリンのスルーパスで右のエジルがフリーになり、グラウンダーはかろうじてエリック・ダイアーがブロック。プレミアリーグ3位チームのウィークポイントはやはり左サイドの守備です。33分、ここまでおとなしかったエリクセンが、左からのパスを受けて右足でニアを狙いますが、惜しくもポストの外。シソコのクロスを叩いたハリー・ケインのヘッドは、チェフが冷静にキャッチしました。36分、先制はアーセナルです。左からのエジルのFKは、ムスタフィの頭にぴったり。左のポストの内側に飛ばされては、名手ロリスも見送るしかありません。
ドイツ人CBの今季プレミアリーグ初ゴールで、ガナーズにエンジンがかかりました。43分、ベジェリンのスルーパスでラカゼットが右から抜け出し、フェルトンゲンが置いていかれます。ダヴィンソン・サンチェスが9番を止めに行ったために、ニアでアレクシス・サンチェスが空いてしまいました。鋭いグラウンダーにトラップが外に流れたものの、強靭な足腰を持つアタッカーはすぐに追いつき、ロリスとポストのわずかなすき間を抜いて2-0!アウェイチームは、ハリー・ケインを中心に反撃に出ますが、ガナーズ守備陣は集中しています。
2点のビハインドを追うスパーズは、後半に入ると長いボールを使って揺さぶりをかけますが、アーセナル守備陣はラストパスを許さず。56分、ラムジーがスリップしてエリクセンに奪われ、右のハリー・ケインにボールが渡るも、強烈なシュートは足元に入ったムスタフィに阻まれました。56分にエジルが仕掛けたカウンターは、アレクシス・サンチェスのリターンが11番に合わず。63分、ポチェッティーノ監督はデンベレを下げてハリー・ウィンクスを投入します。ポゼッションはスパーズ、しかしペースを握っているのはカウンター狙いのアーセナル。69分、CKのクリアをガナーズが拾い、エジルのサイドチェンジをラムジーがダイレクトで左に流すと、得意の切り返しからファーポストを狙ったアレクシスの一撃は、わずかに上に外れます。
71分、ヴェンゲル監督はラカゼットをコクラン。75分にポチェッティーノ監督がハリー・ケインとデル・アリを下げたのは、負傷明けで無理をさせたくなかったからでしょう。直後、エジルの速いグラウンダーを受けたアレクシス・サンチェスが、エリック・ダイアーを簡単にかわしてフリーになりますが、至近距離からのシュートはロリスがブロック。ソン・フンミンにドリブルで仕掛けさせ、ジョレンテをモンレアルと競らせたかったアルゼンチン人指揮官の狙いは、アーセナル守備陣の落ち着いた対応に阻まれます。
77分のエリクセンのミドルはチェフがキャッチ。ベン・デイヴィスのクロスに合わせたエリック・ダイアーのヘディングもチェフがビッグセーブ。84分、ハイボールをジョレンテが頭で落とし、ソン・フンミンがボレーという狙い通りの形は、バーの上に浮いてギャップを詰められません。最後は、キックオフ直後のように走り回っていたアレクシス・サンチェスのショーを見せられているようでした。ロリスとの1対1を止められた後、絶対に届かないボールにヘッドスライディングを試みた7番が笑みを絶やさなかったのは、自分たちが最高であることをわかっていたからでしょう。イオビと代わったエジルも、ベンチで笑顔。チャントが鳴り響くスタンドも、この勝利の素晴らしさを肌で感じているようです。ソン・フンミンのボレーがDFの壁に弾かれると、タイムアップ。心身ともによりコンディションがよかったチームが、完璧な試合運びで激戦を制しました。
アルデルヴァイレルトの不在よりも、サイドでのマッチアップでの完敗と、デル・アリがいつもの彼ではなかったことが勝負を分けたのではないかと思います。一方、いくつか危ないシーンはあったものの、勝ちたい気持ちが感じられたアーセナルの守備陣は素晴らしい出来でした。ラムジーとジャカはエリクセンとデル・アリに決定的な仕事をさせず、ベジェリンはフェルトンゲンとベン・デイヴィスの間のスペースをうまく使いました。ベストメンバーが普通にプレイすれば、相当強いチームであることを証明した一戦。マンチェスター・シティが落ちてくるのを待つ身ではありますが、今日のようなフットボールを続けられれば、いずれ首位の背中が見えるときが来るのではないかと思います。エクセレント、アレクシス・サンチェス!
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久しぶりにホームでサポーターとチームが1つになった熱いゲームが観れました。おっしゃるように右サイドを支配したのが大きかったですね。攻撃ではキレキレだったサンチェスと信じられない運動量のラムジーが素晴らしかったですね。これで後半もう一点とっていれば最高でした。
が、今日のナイスゲームはデルアリ、ケインのコンディション不良もありましたが、両ボランチのプレスが早く攻撃の芽を摘んでくれたのが大きかったです。バックス三人とチェフも見事でしたが、なかでもムスタフィのリスク察知能力の高さが素晴らしかったと思います。自分は三点目が取れなかったことで個人的なMOMはムスタフィですね!この人がいるといないでは、守備の安定感が全く違いますね。
ライバルチームながらダヴィンソン・サンチェスのプレイには驚かされました。本当にスパーズはよい補強しましたね!
ダービーでのホームでのひさびさの勝利でガナーズのチームのムードが上がってくることを期待します!
アーセナルにとっては今季ベストゲームのひとつでしょうね。
スパーズのコンディション問題もありますが、それを差し引いても
各選手が役割をきっちり完遂し、最後まで集中を切らさなかったのは見事。
こういう試合をコンスタントに続けられれば言うことないんですが…。
MOMは私も貴重な先制点と見ていて本当に安心できるムスタフィですね。
スパーズはもう一段階上のレベルになるにはサンチェス、エジルレベルの選手を獲得しないと難しいですね。
記事お疲れさまです。
開始直後からスタンドの雰囲気も最高で、チームが一体になった素晴らしいゲームでした!
解説の粕谷さんも言ってましたが、ヴェンゲル監督が(珍しく?)綿密にゲームプランを立てて、それを選手たちが90分遂行できたことが嬉しかったですね。守備ではプレスの連動性がこれまで以上に高かったですし、攻撃では相手3バックの弱点を突こうという意志が見えていました。攻守にわたってラムジーが戦術的に生かされている気がして、これを継続できるなら・・・!と思います。
スパーズも走れなかったのか、走らなかったのか、ハイプレスを継続できなかったのが幸いだったと思います。またジョレンテ投入がもう少し早かったら怖かった気もします。
何はともあれ、この集中力で取りこぼしなくこれからも戦ってほしいです!
とにかく弱かった。FAも相性の悪いマークディーンを使って相手の背中を後押ししたけど余りにも弱すぎて主審ではどうしようもない位の差があったな。
まぁ相手監督は2点ともオフサイドとか言ってるみたいだけど、力の差があり過ぎてそんな言い訳無意味になる位とにかく弱かった
ムスタフィ間に合ってやっとこのスタメン。これで勝てなかったら無理だと思いつつ、これでも勝てないんだろうなと思ってました。ごめんなさい。
AチームBチーム完全分離でいいですよ、今年は。とにかく一週間しっかり調整してこのスタメンを維持してください。(個人的には右サイドはドビュシでもいいですが)
あとはジャカかなぁ。去年の最後は間違いなく彼が要の役を担ってましたからね。期待してるんですが。もう少し上げてこないと。
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完勝と言っていいんじゃないでしょうか?
スパーズ相手に、あまりメンバー入れ替えずとも今回のような"プランB"を今後も相手によって使い分け出来るようになったとしたら…、と考えただけでレッズサポーターとしては少々怖さを感じてます。
それくらいケチのつけようのない完勝劇だったし、観てて楽しい試合でした!
ゴールがどっちもオフサイドかも。
そう思いつつも、今日の気合の入った
選手たちの闘志が嬉しいですね。
攻守、特に守備は完璧でした。
エジルが笑顔で、サンチェスも笑顔。
嬉しいと同時に、期待しても彼等は去るんだろうなと、
複雑な気持ちにさせられます。
うーん悔しいですね……CLでも良い成果を上げているので、失礼ながら知らず知らずの間にノースロンドンダービーは最低でもドローで乗り切れるだろうと思ってしまいました。ポチェが会見で言っていた様にリスペクトするべき監督とチームですね、素晴らしいパフォーマンスでした。
とりあえずトビーやワニアマ、ラメラ、ローズが早く帰ってくるのを祈ります。
怪我明けのコンディションでケインとアリの状態がイマイチで、アーセナルのハイプレスに面食らって主導権を握られたなぁという印象。
リバプールとレアル、ドルトムントのようなチームの圧力に耐えられてここで引っかかるとは・・・
今まで勝ててなかったベンゲルの悔しさが現れて対策してきた結果と受け止めるしかないのでしょう。
まあ一点目のファールは審判に文句を言いたいし、両方の失点ともオフサイドなので文句を言いたい気持ちもありますが、内容的にはアーセナルが勝利に値するものだとは思います。
全体的にコンディションの悪い選手が目立ち、その上ガナーズのあの気迫こもったプレーでは、この結果は致し方ありません
管理人様の見解と異なり、トビーの離脱が一番大きかったように思いました
ダビサンチェスをアレクシスの方のサンチェスを任せるために右で起用せざるを得ず、ダイアーをボランチに置かないためにシソコを90分使わざるを得ず……
いつもはダビサンチェスに任せているライン裏全体のカバーリングも、ダイアーの守備範囲では荷が重かったと感じます
一方ダビサンチェスはこの試合唯一の光明でしたね、本当に頼もしい限りです…
判定に関しては何も言えません
厳密に見れば両方ともゴールにはなり得なかったと見ることも出来るのでしょうが、
この試合のスパーズはそんなことは言い訳に出来ない内容でしたから
ただ、この試合では有利な判定を得たガナーズも、以前のシティ戦ではオフサイドの見逃しで失点している訳です
別に今更個別の例を引き合いに出さずとも、レベルが低いと言われ続けるプレミアの審判にはVARは必要でしょう
ぜひ来年以降はプレミアにも導入して頂きたいですね…
腕はオフサイドの対象外って事を知らない人が多すぎて笑える
>スモカス様
ご指摘の、腕はオフサイドの対象外であることは無論存じ上げています
判定は試合結果には影響しなかった、それほどガナーズのプレーは素晴らしく、スパーズの出来は低調だった
という私の立場を前提とした上でコメントさせていただきます
1点目、ムスタフィの得点自体は正当だと思います
しかし、そのプレーを生み出したFK、AサンチェスへのDサンチェスによるファール、
これはクリーンなタックルだったようです
2点目、Aサンチェスの得点に繋がるラカゼットの飛び出しは、腕では無く半身がオフサイドラインから出ていたということでした
最も、この程度はプレミアではよくあるプレーですから、そう見ることも出来る、と言う程度だと私は思っています
ヤンガナ大好き! さん>
ラムジー、スリップはありましたがプレイはよかったですね。このメンバーなら八パリ強いなと思いました。ダヴィンソン・サンチェスはスパーズの大ヒットだと思います。あのタイミングでよく獲りましたね。
麦茶さん>
ムスタフィは、闘志を体で表現して味方にポジティブな空気をもたらしているところが好きです。
スモカスさん>
ハリー・ケイン、デル・アリ、エリクセンは彼らに匹敵するセンスやポテンシャルはあると思います。この試合はコンディションが今ひとつでした。
なちょさん>
同感です。3バックの脇を徹底して狙ってましたね。ジョレンテは、もっと早く投入してもよかったですね。
へたれさん>
レアル・マドリードを2試合トータルで上回るチームです。弱いという表現は妥当ではないのでは?
トマシュさん>
ジャカはまだまだよくなると信じております。守備に関しては改善が見られますし。
タムコップさん>
そうです。観てて楽しかったですよね。12月に直接対決があるので、今からドキドキしてます。
ミハルさん>
選手たちの雰囲気がよかったですよね。あの表情を見ていると、「一転、契約延長」とならないかなとついつい思ってしまいます。
プレミアリーグ大好き!さん>
早く負傷者が戻ってきてほしいですね。ワニャマとアルデルヴァイレルトがいるといないとではやはり違います。
プレミアリーグ大好き!さん>
アーセナルのほうがコンディションがよく、モチベーションも高かったかなと思いました。
スパーズ推しさん>
なるほど。「アルデルヴァイレルトがいれば違っていた」ということについては同意見ですが、左サイドでベン・デイヴィスとフェルトンゲンがやられてしまったのが痛かったという印象です。遠因として、普段と違う3バックだったということはあるかもしれませんが。
スモカスさん>
腕が出ていたからオフサイド、とおっしゃってた方がいたのですか?