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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Swansea×MAN.CITY】圧巻シルヴァ&デブライネ!マン・シティはプレミアリーグ新記録の15連勝!

マンチェスターダービーに快勝して、同一シーズン内のプレミアリーグ14連勝という新記録を達成したマンチェスター・シティ。リバティ・スタジアムで行われるスウォンジー戦に勝てば、2002年のアーセナルが2シーズンにまたがって作ったレコードを超える15連勝となります。ダニーロ、マンガラ、オタメンディ、デルフの4バックは、3人までがサブのメンバーですが、フェルナンジーニョ、ダヴィド・シルヴァ、デブライネ、スターリング、アグエロ、ベルナルド・シウヴァという攻撃陣をプレミアリーグ19位に低迷するスワンズが止められるとは思えません。開始早々から、マンガラが敵陣に侵入して攻撃に厚みを加えています。5分には、アグエロが単独で右から突破を図りニアへシュート。今季プレミアリーグのアウェイゲームを8勝無敗のチームは、すぐにでも先制点をゲットしそうです。

7分のCKは、ダヴィド・シルヴァが蹴る瞬間にフェルナンジーニョがすっと後ろに下がるトリックプレー。強烈なボレーは入るかと思われましたが、GKファビアンスキが素晴らしい反応を見せて右に弾き出しました。10分にカウンターを仕掛け、2対2の形に持ち込んだスワンズは、ジョルダン・アイェウがマークを外して右足を振り抜きますが、エデルソンが負けじと右に飛んでセーブします。18分、デブライネのFKをニアでトラップしたオタメンディは、次のタッチをミスして悔しがっています。今季プレミアリーグ4ゴールのCBは、後方のメンバーのなかでは唯一アンタッチャブルな選手です。

アグエロ、オタメンディときわどいシュートが続いた後、マンチェスター・シティは27分に先制しました。オタメンディの縦パスを受けたデブライネがアグエロへのパスをミスすると、スウォンジーも奪ったボールをベルナルド・シウヴァにプレゼントしてしまい、左足で巻いたクロスがゴールに向かいます。落下点にいたのはダヴィド・シルヴァ。先制点を決めるのに強さは不要とわかっていたプレーメイカーは、左足アウトに軽く当てただけのシュートをゴールに流し込みました。ファビアンスキは茫然。気落ちしたスワンズの守備陣は、29分にアグエロを4人で囲みながらも強烈なシュートを許してしまいます。ここはファビアンスキが何とか触って0-1をキープしますが、34分にはデブライネに決定的な2点めを入れられてしまいました。

左サイドからのFKは、密集の手前でバウンドする嫌なボール。ボニー・ウィルフリードとオタメンディが競る姿が目に入ったファビアンスキは、抜けてきた速い弾道を追いかけることができませんでした。39分にベルナルド・シウヴァが長いドリブルから中央に侵入したチャンスは、スターリングに出さずに自分で打ったほうがよかったでしょう。0-2で前半を終えたプレミアリーグ首位チームは、次の45分の始まりにも美しい速攻を披露してくれました。デブライネが右から入れた速いパスをダヴィド・シルヴァがスルーすると、アグエロの落としがシルヴァの足元に通ってGKと1対1。左足のシュートが枠にいけばファインゴールでしたが、ファーポストの外に抜けたボールを見た21番は頭を抱えています。

シュートミスをしたダヴィド・シルヴァが次のゴールを決めるまでに、5分しかかかりませんでした。52分、デルフの縦パスをスターリングにダイレクトではたいて中に入ったダヴィド・シルヴァは、リターンをもらってファビアンスキの前へ。出るべきタイミングで動かなかったGKは、スペイン人MFがクロスに浮かしたシュートを見送るしかありませんでした。57分に右サイドからダヴィド・シルヴァが蹴ったFKは、ファーでノーマークだったマンガラが決めるかと思いきや空振り。フェルナンジーニョを休ませ、ヤヤ・トゥレを入れたペップは、もはや勝利を確信しているでそう。61分に右から持ち込み、クロスに打ったアグエロの一撃はポストすれすれを外れていきます。

64分、ここまで実力を発揮する機会がほとんどなかったエデルソンが、信じられないビッグセーブを見せてくれました。ロケ・メサのシュートがファン・デル・ホールンに当たって左にコースを変えた瞬間、逆に反応していたエデルソンはすかさず右に動き直して両手で弾き出しました。前への飛び出しと足技に長け、セービングも安定しているブラジル人守護神を見ていると、ペップがジョー・ハートを戦力外とした理由がわかります。73分にデルフがジンチェンコに代わり、5分後にはデブライネをギュンドアン。右からのドリブルシュートを3回外していたアグエロは、85分の4回めをファーポストの根元に叩き込みました。4試合連続で2-1勝利と得点力が落ちていたマン・シティは、7-2で大勝したストーク戦以来、2ヵ月ぶりに4ゴール以上の勝利を挙げました。

スタメンの選手たちのゴール数を全部足しても、オタメンディひとりと同じ4ゴールしかないスウォンジーが勝てるとは思えませんでした。マンチェスター・シティのアタックは相変わらず獰猛で、オタメンディから一気にチャンスになる縦パスが出まくり、デブライネとダヴィド・シルヴァが蹴るFKはきわどいボールばかり。アグエロとスターリングに一発で当たりにいくと簡単にかわされ、フィットするのに時間がかかっていたベルナルド・シウヴァの正確なフィードも脅威でした。過去最高のペースで勝利を重ねる彼らを止めるチ―ムは、いつ現れるのでしょうか。週末のトッテナムか、1月14日にアンフィールドでリベンジを狙うリヴァプールか。いずれもおもしろい試合にはなりそうですが、ペップのチームが負ける姿は想像できません。

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“【Swansea×MAN.CITY】圧巻シルヴァ&デブライネ!マン・シティはプレミアリーグ新記録の15連勝!” への3件のフィードバック

  1. シティふぁん より:

    久しぶりの快勝でした
    完全に引かれた相手でなければ苦戦しませんね
    DFに怪我人が多いことが不安で
    ターンオーバーできてるのも攻撃陣ばかりです

  2. 坊主21 より:

    後ろはウォーカーを休ませられただけでも良かったのではないでしょうか。
    正直他のポジションは代わりがいないような…

    事故後いまいち元気がなかったアグエロがらしいゴールを決めてくれて嬉しかったです。
    次のスパーズ戦はおそらく固い展開にならないと予想出来るので、この試合を休む事が出来たサネとジェズスがやってくれると期待しています。

  3. makoto より:

    シティふぁんさん>
    オタメンディの負傷が怖いですね。守備もさることながら、攻撃への貢献度が絶大です。

    坊主21さん>
    前線のローテーションはうまくいってますよね。スパーズ戦、楽しみです。

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