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【Liverpool×WBA】ソランケ、残念!WBAの堅守を崩せなかったリヴァプールは2戦連続ドロー!

プレミアリーグで7戦連続無敗のリヴァプールですが、一方的に攻め立てながらデヤン・ロブレンがPKを取られてドロー決着となったマージーサイドダービーは痛恨でした。アンフィールドで開催される17節は、11月末にアラン・パーデュー体制となったWBAとの対戦です。新監督就任後のプレミアリーグで2試合1分1敗、未だゴールなしと微妙なスタートとなりましたが、止まらなかった失点が減ったのは残留に向けて好材料です。クロップ監督は、GKにロリス・カリウスを指名しました。4バックはアーノルド、クラヴァン、デヤン・ロブレン、ロバートソン。コウチーニョ、エムレ・ジャン、ワイナルドゥムが中盤に入り、フィルミーノ、マネ、サラーの3トップでしょうか。プレミアリーグ開幕から3戦連続ゴールといいスタートを切ったマネが、その後の7試合で1ゴールしか決めていないのが気になります。最近は中盤の選手よりも深い位置にいる姿も目立ち、シュートを打てるポジションに入る頻度が確実に減っています。

慎重というべきか、スローと気を揉むべきか。WBAの前線からのプレスをリヴァプールの中盤が嫌がり、サラーが中に入ってくるシーン以外はもっぱらサイドでの攻防です。8分にマネが右から上がった速攻は、アウェイチームの帰陣が早くゴールに迫れず。最初のチャンスは17分、マネのヒールパスを右サイドで受けたサラーのスルーパスが見事でした。左から上がってGKフォスターの目前に出たフィルミーノは、ファーポストの内側に決めようとしたシュートを外してしまいます。19分、アーノルドのクロスのクリアをダイレクトで叩いたのはロバートソン。リヴァモアにブロックされてCKとなりますが、今季プレミアリーグで5試合めの左SBは、徐々にフィットしてきているようです。

30分、ロリス・カリウスのエムレ・ジャンへのスローは強引だったかもしれません。ボックス手前でヘガシーとマクリーンにさらわれ、中央でパスを受けたロブソン=カヌのコントロールショットがクロスバーの上部にヒットします。38分、右サイドをスプリントしたアーノルドのアーリークロスは、球足が速くサラーが出した足の先を横切っていきます。40分のカウンターは、サラーが左のコウチーニョに預けると、最前線に走ったマネの足元にピタリと落ちるロングフィードが通りますが、セネガル代表FWの中途半端なプレイでチャンスを逸してしまいます。3分後、左サイドからヘガシーとロブソン=カヌを一気に抜き去ったフィルミーノのシュートと、フォローしたサラーの左足はいずれもDFにカットされて枠に届かず。リヴァプールは0-0でハーフタイムを迎えました。

50分、クリホヴィアクのFKがゴールに向かって鋭く曲がり、ロリス・カリウスが慌てて下がってパンチ。直後のCKは、ヤコブのヘッドをGKがセーブ。51分のシュートコーナーはヘガシーのヘディングが浮いてしまいました。マネ、ワイナルドゥム、フィルミーノ、マネとつながった56分の流れるような速攻は、19番のボレーが右にアウト。アーノルドのアーリークロスに合わせたサラーのヘッドは左に外れます。クロップ監督は、76分にマネとワイナルドゥムを下げ、チェンバレンとソランケを入れる2枚代えを敢行。プレミアリーグでゴールを決めたことがないソランケは、レッズ移籍後11回めのリーグ戦で結果を出したいところです。

ロブソン=カヌをジェイ・ロドリゲスに代えたパーデュー監督は、79分にクリホヴィアクをブルントにチェンジ。クロップ監督はアーノルドをジョー・ゴメスにスイッチしました。82分、コウチーニョがジョー・ゴメスにサイドチェンジのボールを送ると、アーリークロスをヘガシーが処理しきれず、ソランケが体でゴールに押し込みました。大歓声のアンフィールドは、ほどなくレフェリーがハンドを取ったことを知らされます。さらに1分後、コウチーニョのロングフィードをニョムがかぶり、GKと1対1になったチェンバレンのシュートはフォスターがブロック。このボールを拾ったソランケは、フリーのシュートをゴール前にいたヘガシーにクリアされてしまいます。レッズはゴールを決められないまま、0-0でタイムアップ。プレミアリーグ16戦13発のサラーも、この日は不発でした。

ポゼッションは70%に達していたのに、シュートは8本のみ。WBAの守備がよかったのは確かですが、レッズはファイナルサードにおける積極性を欠いているように感じました。完璧に決めようという意識が強すぎたのか、力みがあったかフィニッシュはことごとく微妙にずれてしまい、6試合中5試合で3ゴール以上だった15節までとは別なチームのようです。チャンピオンズリーグでグループステージ突破を決め、テンションが緩んでしまったのでしょうか。セヴィージャ戦とスパルタク・モスクワ戦で3発決めたマネが、強引な突破から狙うシーンが減ったのが気になり続けています。年末年始にアーセナル戦とマンチェスター・シティ戦が控えているリヴァプールが、次のボーンマス戦で以前の攻撃力を取り戻せるかに注目したいと思います。

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“【Liverpool×WBA】ソランケ、残念!WBAの堅守を崩せなかったリヴァプールは2戦連続ドロー!” への3件のフィードバック

  1. Motsuki909 より:

    パスもドリブルも引っ掛かり過ぎでした。雨の影響もあったのかもしれません。マネについては、ここのところキレが悪いように感じてなりません。ブロックに当たるのが分かりきったところでのシュートに、可能性を感じろという方が難しかったです。

    一方でカリウスは加入当初に比べれば、随分とよくなりました。クラヴァンもベテランらしいカバーリングで奮闘していたように思います。問題は中盤の構成力。プレーの精度が悪かった。個人技だけでは勝ち続けられない、というシビアな現実を突き付けられた気分です。

    ちなみに交代のタイミングは66分ではなく、76分でした。毎度ながら決断が少し遅く感じます。

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  3. makoto より:

    Motsuki909さん>
    76分ですね。ミスタッチ失礼しました。リスクがさほどない状況だったので、早めの決断がベターだったと思います。

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