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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Bournemouth×Liverpool】絶品コウチーニョ&サラー!リヴァプールは0-4圧勝で9戦負けなし!

17節までプレミアリーグ4位につけているリヴァプールは、ここまで2敗しかしておらず、無敗のマンチェスター・シティの次に負け数が少ないチームです。彼らがマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーに上にいかれているのは、取りこぼしが多いからです。ワトフォード、ニューカッスル、WBAなど中堅以下のクラブとのゲームをドローで終えており、首位マン・シティとの差は18に開いてしまいました。バイタリティ・スタジアムで行われるボーンマスとのゲームも要注意。マンチェスター・ユナイテッドとのアウェイゲームを1-0の僅差で終えたばかりのチームに、先制されるとやっかいです。クロップ監督の11人を見てみましょう。GKミニョレ、DFジョー・ゴメス、デヤン・ロブレン、クラヴァン、ロバートソン。ヘンダーソン、ワイナルドゥム、チェンバレンの3センターの前にコウチーニョ、サラー、フィルミーノという布陣です。

開始2分、チェンバレンのクロスに競り勝ったコウチーニョが、珍しくヘディングシュート。アウェイのリヴァプールがフルスロットルで攻め込んでいます。ボーンマスも負けじとラインの裏にグラウンダーを通して応戦。WBAとマンチェスター・ユナイテッドの静かな序盤を観た後だけに、スリリングな攻め合いは余計にテンションが上がります。11分、ボックス手前やや右でフィルミーノが倒されFK。コウチーニョが右足でドライブをかけたシュートが、右のポストを直撃します。13分、右からボックスに侵入したサラーは、一瞬のスピードでダニエルズを振り切って左足でシュート。バーの上を抜けたボールを見て、ウインガーは天を仰いでいますが、これだけ簡単にダニエルズをかわせるなら、いずれビッグチャンスをつかむことができるでしょう。

20分、レッズの先制ゴールは左サイドの2人によってもたらされました。ロバートソンから短いパスをもらったコウチーニョが、巧みなドリブルでサイモン・フランシスを翻弄。追い越していったロバートソンを見て進路を中に取った10番は、サイモン・フランシスがファーをケアしてきた瞬間に、アレクシス・サンチェスがよく狙うニアポスト際へのシュートを突き刺しました。22分、サラーがダニエルズをかわして左足で巻いたシュートを放つのは2度めです。25分にはサラーのポストプレーでヘンダーソンが右から上がり、ニアのフィルミーノに打たせますが、アウトにかけたシュートはDFにヒット。このCKから、待望の追加点が入ります。

ニアにいたワイナルドゥムがヒールで高く上げたボールを、ファーのフィルミーノがゴールラインぎりぎりで足に当てて折り返します。中央に浮いたボールに頭から飛び込んだのはデヤン・ロブレン。昨季プレミアリーグで2ゴールのCBは、2017-18シーズンは初ゴールです。31分、負傷したジョシュア・キングが下がり、スタニスラスがピッチへ。デフォーにボールを集めたいボーンマスは、レッズのプレスに音を上げて蹴り出す精度の低いロングボールが目立ちます。しかし39分、スタニスラスが縦に出した素晴らしいスルーパスでデフォーがミニョレと1対1。左隅を狙ったシュートはパーフェクトと思いきや、ポストの内側を叩いてゴールならず。43分にサラーがコウチーニョに預け、絶妙な浮き球のリターンを右足で叩くとべゴヴィッチの懐に収まってしまい、3点めはなりません。

0-2で終わるかと思われた44分、チェンバレンのスルーパスでゴールライン際まで上がったサラーがまたもダニエルズを振り切りました。ナタン・アケまでかわした11番の左足シュートがべゴヴィッチの脇を抜けて0-3。ハリー・ケインを引き離すプレミアリーグ14発めは、レッズ入団後の公式戦20ゴールという節目でもあります。忙しかった前半がようやく終了。バイタリティ・スタジアムのサポーターは、不甲斐ないホームチームに抗議のブーイングを浴びせています。攻めるしかないエディ・ハウ監督は、ハーフタイムにピューを下げてライアン・フレイザーを投入。まずは1点返したいという交代ですが、後半もレッズペースは変わりません。

52分、ヘンダーソンのアーリークロスをべゴヴィッチの前でプッシュしようとしたフィルミーノは触れず。58分にジョーダン・アイブからボールを奪って突進したチェンバレンは、左足のシュートをニアポストに当てました。普通なら3点リードはセーフティですが、1年前のバイタリティ・スタジアムで1-3から3発喰らって敗れているレッズは、もう1点必要でしょう。67分、4点めはコウチーニョに高速クロスからでした。ラインの裏に出たフィルミーノがヘディングでコースを変えると、べゴヴィッチは反応できません。71分、クロップ監督はサラーを休ませ、アダム・ララナを起用。76分にはフィルミーノがお役御免となり、プレミアリーグ初ゴールがほしいソランケがピッチに入ります。勝負はもう決まりでしょう。残る興味は、レッズのゴール数とクリーンシートぐらいです。

ボーンマスの最大の敗因は、サイドのマッチアップで惨敗したことだと思います。サラーとコウチーニョにあれだけ自由を与えれば、3~4点は覚悟しなければなりません。逆にいえば、リヴァプールの攻撃陣は、今日は非の打ちどころがありませんでした。今週末のアーセナル戦で、マネとミルナーは使われるのでしょうか。クロップ監督は、最近調子を落としているマネを入れるより、素晴らしい連携を見せてくれたフィルミーノ、サラー、コウチーニョをそのまま使うほうを選ぶかもしれません。話を試合に戻しましょう。最後の10分はボーンマスにこれといったチャンスはなく、リヴァプールが0-4完勝で4位をキープしました。直近のプレミアリーグ9試合を負けなしとしたクロップ監督のチームは、いい状態でエミレーツに乗り込めそうです。

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“【Bournemouth×Liverpool】絶品コウチーニョ&サラー!リヴァプールは0-4圧勝で9戦負けなし!” への3件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    ボーンマス戦は昨シーズン苦い思いがあるので、0ー3になっても安心できませんでした(苦笑)
    連続ドローが続いていたのでクリーンシート達成での勝利は大きいですね。個人的にはチェンバレンの奮闘を讃えたいと思います。中盤でもやっていけるピースになったのではないでしょうか。もちろんウィンガーでもいけると思いますが。次節のガナーズ戦が楽しみです!

  2. Motsuki909 より:

    今節は文句無しです。10番と11番のゴールは激賞モノだと思いますが、個人的にはロヴレンのダイビングヘッドにグッときました。色々あった中で、身体ごと投げ出してのゴールからは気迫が見て取れました。守ってはクリーンシート。ゲームの入り方も抜群に良かったですし、次節はガナーズと相性の良いマネに暴れて欲しいところです。

    一点、ずっと気になっているのは、ワイナルドゥムの姿勢です。横パスないしバックパスが多く、狙いが分かりません。消極的なプレーに見えて仕方がなく、起用の意図も分かりづらく不安かつ心配です。

  3. makoto より:

    Mackiさん>
    チェンバレンの補強は大きいですよね。戦術の選択肢が広がります。

    Motsuki909さん>
    ロブレン、うれしそうでしたね。私もワイナルドゥムは気になってます。最近ゴールが遠くなったマネも。

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