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【Tottenham×MAN.UTD】開始10秒、エリクセン!シュートを打ち続けたスパーズが2-0完勝!

ロリス、トリッピアー、フェルトンゲン、ダヴィンソン・サンチェス、べン・デイヴィス、デンべレ、エリック・ダイアー、ソン・フンミン、エリクセン、デル・アリ、ハリー・ケイン。ここに負傷離脱中のアルデルヴァイレルトが加われば、ベストメンバーです。プレミアリーグ25節、トッテナムVSマンチェスター・ユナイテッド。5位と2位が激突するシックスポインターは、両者とも負けられない試合です。マンチェスター・ユナイテッドのスタメンも見てみましょう。デ・ヘア、バレンシア、フィル・ジョーンズ、スモーリング、アシュリー・ヤング、マティッチ、ポグバ、リンガード、アレクシス・サンチェス、ルカク、マルシアル。こちらもバイリーが復帰すればベストの布陣です。

開始からわずか10秒、いきなりトッテナムが先制です。フェルトンゲンのロングフィードにハリー・ケインがヘッドで競り勝つと、デル・アリのシュートのこぼれ球に走り込んだのはエリクセン!アシュリー・ヤングがプレーメイカーを見失い、ゴール前でフリーにさせてしまいました。アウェイチームも負けじと2分、アレクシス・サンチェスが左から斜めに出したパスにリンガードが走り込むも、わずかに合わず。さらに3分、ポグバの素晴らしいダイレクトパスでリンガードがロリスと1対1になるも、シュートは守護神がブロックしました。

押しているのはアレクシス・サンチェス、アシュリー・ヤング、マルシアルが左から仕掛けるチームですが、ラストパスが中に合いません。16分、リンガードが3人に囲まれながらドリブルで粘り、右にいたルカクにラストパスを通したシーンは、プレミアリーグ11ゴールのエースが打ち切れず、ヒールで落としたボールをロリスに抑えられてしまいます。21分、右からボックスに侵入したマルシアルの左足シュートはバーの遥か上。早く追いつきたかったマン・ユナイテッドは、28分に痛い失点を喫してしまいます。トリッピアーのグラウンダーをクリアしようとしたフィル・ジョーンズ、まさかのオウンゴール。39分にエリクセンが入れた直接FKは、エリック・ダイアーのヘッドが枠を外れます。前半は2-0。トッテナムにとっては願ってもない展開です。

後半に入り、反撃に期待したのはほんのわずかな時間でした。主導権を握っているのは、速攻が冴えるスパーズです。49分に中央から上がったソン・フンミンのシュートは惜しくもポストの左。ハリー・ケインには再三シュートを打たれながらもコースは切っており、3点めを覚悟するほどの決定的なシーンはありません。マンチェスター・ユナイテッドの最大の見せ場は56分。縦に出たボールに反応したルカクがボックス左から強烈な左足ボレーを放つと、ロリスが素晴らしい反応を見せて上に弾き出しました。

モウリーニョ監督は、63分にポグバとリンガードを下げ、マタとフェライニを投入。ところがフェライニは、たった7分プレイしただけで負傷してしまい、アンデル・エレーラとの交代を余儀なくされます。モウリーニョ監督のプランは、3枚めはラシュフォードだったのではないかと思います。エリクセンの強烈なミドルは左ポストすれすれを襲い、エリクセンのスルーパスで抜け出したソン・フンミンの右足の一撃はデ・ヘアがセーブ。攻撃のカードを切れなくなったマンチェスター・ユナイテッドからはゴールの匂いは漂ってこず、スパーズのアタッカーたちのシュートがぎりぎりで外れるシーンばかりが繰り返されます。終わってみれば、シュート数21対6。これはもう、スパーズが強かったとしかいいようがありません。

首位と勝ち点15差となったプレミアリーグは、もう諦めなければならないでしょう。7節までは、今季は優勝できるのではないかとテンションが上がっていたのですが、上位との直接対決で自ら勝ちにいけない試合が多く、攻撃において組織力を上げられなければ頂点には立てないと思い知らされました。これからの期待は3位以内キープ、FAカップ制覇、チャンピオンズリーグ。モウリーニョ体制2年めの今季も、何とかタイトルを獲得していただき、クラブの名を刻んでいただければと思います。…いやー、タレントは揃っているだけに、無念です。

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“【Tottenham×MAN.UTD】開始10秒、エリクセン!シュートを打ち続けたスパーズが2-0完勝!” への2件のフィードバック

  1. レッズ より:

    開始11秒でゴールを奪われた時点ですべてを諦めました。
    やはりPJとスモーリングじゃ上位チームには通用しませんね。
    パスの精度も最悪ですし。
    失点数こそ今までは少なかったですが決定機は弱いチームからも幾度となく作られていたのでその穴が露呈してしまいました。

    ただ、最初の11秒でプランが台無しになったとはいえこの試合はモウリーニョの采配もよくなかったと思います。
    マルシャルが右じゃまったく使えないのは今までの試合からも明らかだったはずですが。
    後はマティッチの不調ですね、疲労がありベンチには替えがいない存在なのはわかりますがそれなら冬に代替案を獲得するか、この試合はエレーラに任せるかをすべきだったと思います。

    まあでも後半戦のビッグ6相手のアウェイゲームは残すところシティのみですし、チェルシーもお付き合いしてくれたので最悪の結果は回避できたのは唯一の救いです。

    年明けからいい調子で来ていただけにいくらいい選手でもやはり冬の選手獲得はチームバランスという面でリスキーですね。

  2. どーん より:

    ポグバ、マティッチのツーボランチ、繋げないPJ、スモーリングコンビはビッグマッチでは通用しませんね。
    ポグバが抜かれた後呑気にジョグしながら戻ってるのはとても残念でした。あれではスペースガラ空きでマティッチ一人でスパーズの攻撃陣を止められるはずがないですし、マティッチの疲労が溜まるのは当然だと思います。
    しかも攻撃のチャンスはポグバ経由ぐらいなのでポグバがボールを持つと集中的に狙われるので攻撃でもポグバを生かせません。
    アンカーマティッチ、センターハーフをポグバとエレーラといった形にしないとこれからもやられ続けると思います。
    あとこれからはもっとリンデロフなんかも使って欲しいです。

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