【Newcastle×MAN.UTD】決定機を活かせなかったマン・ユナイテッドは、16位相手にまさかの敗戦!
キックオフからしばらくはロングフィードの応酬が続き、ニューカッスルがチャンスをつかんだのは5分。ドワイト・ゲイルのFKが壁に当たると、リバウンドを叩いたのはシェルヴィ。決まったと思われた強烈な一撃は、デ・ヘアが右に飛ぶビッグセーブで大きく弾き出しました。7分にもアヨゼ・ペレスが混戦を制して左にきわどいシュートを放つなど、ホームチームのアグレッシブな姿勢が目を引きます。
ドワイト・ゲイル、マット・リッチー、イェドリンらが仕掛けた11分からの波状攻撃は迫力がありました。マンチェスター・ユナイテッドがようやく彼ららしいアタックを見せたのは14分。左サイドのアレクシス・サンチェスからパスを受けたマルシアルがボックスに侵入し、グラウンダーを入れると中が薄く味方に通らず。ルカクのロングフィードがアレクシス・サンチェスに通った17分のカウンターは、ゴールラインまで持ち込んだ7番の折り返しをルカクが狙うも、うまくミートできません。
20分過ぎからポグバの攻め上がりが増えてきたものの、マン・ユナイテッドはラストパスの精度が低く、なかなかシュートが打てません。26分、右からのクロスをアレクシスが頭で叩くと、GKドゥブラフカがキャッチ。30分のケネディの強烈なミドルは、デ・ヘアが正面で押さえます。ルカク、アレクシスとつながった32分の速攻は、左に回り込んだリンガードのシュートをドゥブラフカがセーブ。プレミアリーグデビュー戦となるGKは、ワールドクラス揃いの強豪相手に落ち着いてプレイしています。
35分、マティッチの見事なスルーパスでマルシアルと1対1になったドゥブラフカはぎりぎりまで動かず、ニアへのシュートを左足を出してブロックしました。ポグバがアレクシスに長いボールを通したカウンターは、ヘッドの落としを受けたルカクがフィニッシュをDFに当ててしまいます。前半は0-0。ディアメ、シェルヴィを軸とするニューカッスルの中盤の集中力が高く、どちらが勝つかわからない好ゲームです。セカンドハーフはマンチェスター・ユナイテッドペース。アレクシス・サンチェスが前を向く機会が増え、アシュリー・ヤングが左から仕掛けるシーンが目立ちます。
53分、バレンシアのクロスの折り返しをルカクがヘッドで押し込むと、レフェリーはファールのジェスチャー。アレクシス・サンチェスがボックス左で2人をかわして放ったシュートは、ルジュンに当たり、ハンドのアピールは認められません。57分、敵陣で奪ったボールがルカクに渡ると、ラインの裏に出たラストパスに7番が反応。イェドリンとドゥブラフカが交錯し、無人となったゴールにアレクシスが…とその瞬間、ルジュンが間に合ってスライディングでブロックし、先制を許しません。
65分、先に決めたのはニューカッスルでした。左からのFKをシェルヴィが逆サイドに蹴ると、ヘッドの折り返しをドワイト・ゲイルが中央に落とし、走り込んだマット・リッチーはノーマーク。左足の冷静な一撃は、意外なことに今季プレミアリーグ初ゴールです。モウリーニョ監督は、リンガードとポグバを下げてマタとキャリックを投入。逆転勝利が1回しかないアウェイチームは、早く追いつかなければなりません。68分に左からドリブルで上がったアシュリー・ヤングのシュートはドゥブラフカがセーブ。77分、モウリーニョ監督最後のカードは、マティッチに代わりマクトミネイです。直後のCKは、こぼれ球を叩いたマルシアルの至近距離からのシュート2発をドワイト・ゲイルとルジュンがブロック。79分と遅かったベニテス監督の最初のカードは、ドワイト・ゲイルに代えてホセルです。84分には疲れがみえるケネディが下がり、クリスティアン・アツがボールキープとカウンターを託されます。
パワープレーはニューカッスル守備陣にことごとく跳ね返され、マクトミネイがドリブルで突破したラストチャンスも、左からのグラウンダーに合わせたキャリックのボレーをドゥブラフカがセーブ。マンチェスター・ユナイテッドはゴールを決められず、プレミアリーグ16位に痛恨の敗戦を喫しました。決定機をものにできないまま、セットプレー1発でやられるという強者が足をすくわれる典型的な展開。まずは、ドゥブラフカとルジュンをリスペクトしなければなりません。スパルタ・プラハから来たばかりのGKはビッグセーブを連発し、危険なエリアを察知するのが早かったフランス人CBは、決定的なシュートをことごとくストップしました。
ラシュフォードが不在で、攻めのオプションがマタしかなかったこの試合は、ポグバとリンガードをもっと引っ張ってもよかったのではないかと思いました。ミドルレンジからのシュートを意図的に増やすか、クロスをルカクに集めるか、意志統一された戦術がひとつでもあれば、選手を代えずとも違う結果で終われた可能性は高まったでしょう。プレミアリーグ開幕からの8試合で21ゴールを決めたマンチェスター・ユナイテッドは、直近の8試合は10ゴール。ドリブラーとフィジカルモンスターの個人力担保で、ひとたび劣勢になると軌道修正できないのが気になります。プレミアリーグ後半戦ではTOP6で最少ゴール、8試合中4試合が1ゴール以下…レッズやスパーズに迫られているモウリーニョ監督のチームは、ここが正念場です。(マルティン・ドゥブラフカ 写真著作者/Amarhgil)
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マルシャルとサンチェスが決めなければおかしいレベルのシュートをすべて外しているので負けはふさわしい結果でした。
そしてこのような采配を繰り返すならモウリーニョは解任でもいいと思います。
マルシャルの右サイドの起用は機能しないといい加減に気づいて欲しいし、PJとスモーリングのコンビじゃ失点して当然です。
前節はショーとロホがいいプレーをしただけにスタメン落ちは妥当ではなかったと思います。
選手交代もなぜ1点ビハインドの状況でポグバ、リンガードを下げてキャリックとマクトミネイを入れているのか理解できませんでした。
ドローならまだしも負けたことでユナイテッドもドロ沼のCL圏争いに参加です。
今の調子じゃ5位に落ちることも十分にあるので切り替えてがんばってほしいです。
おはようございます。
マンUが16位と格下相手に引き分けでもきついのに敗戦とはきついですね。
首位のマンチェスターシティの独走を許す展開が続くと今季優勝は絶望的ですね。いくら攻撃的なメンバーで組んでも点が入らない時は入らないからサッカーというスポーツは難しいです。
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ここ数年は冬になるとゴールが遠くなる印象です。
ポグバとリンガードが高い位置にいるのはいいのですが後ろに戻らないのはどうなのでしょうか。
マティッチが孤立している状況が改善しないのはさすがにまずいでしょう。
苦しい時期だからこそ、CLで巻き返しを図りたいところですね。次節あたるチェルシーも苦しんでいるだけにここ数週間は頑張ってほしいところです。(来月現地観戦するリヴァプール戦までには復調して欲しい笑)
チェルシーもそうですが明らかな穴であるイングランド人CBでもプレミアのチームである以上使わざるを得ない物なんでしょうか。
一番走り回ってるのが最近きたサンチェスなんで、そりゃ負けるよなって感じです。
ポグバが守備せず歩いていたのは気になりましたね
気のせいかもしれませんが、ポグバはサンチェス来てからピリッとしないです
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逃した決定機はフィニッシュの精度を上げて行くほかないと思いつつ、失点シーンはいただけませんね。
セットプレーでゴール正面にアレだけのスペースとノーマークの選手が生まれるのは異常なことで、誰が見るのか、何人で守るのか、どこに誰が立つのかなど、最低限の約束事すら守れていないのではないかとさえ思ってしまいました。
攻撃がチグハグなのは仕方ない、シーズン途中から劇的に改善するとは思えないので気にしませんが、モウリーニョにはせめて現状のメンバーでベストなメンバーを組んでほしいです。しかも決定機はいくつか作れていたので攻撃は及第点。
ジョーンズ、スモーリングを同時起用したらビルドアップはできない、スモーリングはザル守備でピンチメーカー、CBが落ち着かないのでマティッチの体力は消耗するなどロクなことがないのはスパーズ戦で完全に証明されたのにまた同じことをするのは何なんでしょう…
ロホかリンデロフの足元が上手いCBとイングランドコンビのどちらかを組ませればだいぶ良くなるし、左サイドにルクショーを使えばさらにビルドアップが安定するのに使わないのはどうして何でしょう…
そして何よりポグバのだらしなさですよ…
ポグバに誰か喝を入れられる人間はいないんですかね…
長くなってすいません。不満が爆発してしまいました…