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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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1試合4発のアグエロ、TOP6に強いヴァーディ…週末プレミアリーグで達成した新記録をチェック!

毎朝、「BBC」のプレミアリーグ関連記事はチェックしているのですが、とりわけ月曜日の朝は楽しみです。ウィークエンドのプレミアリーグで達成されたさまざまな記録について、興味深い切り口で紹介してくれるコーナーがあるからです。ノースロンドンダービーでハリー・ケインがヘディングシュートを叩き込み、セント・メアリーズでモー・サラーがフィルミーノの絶品ヒールを左足で流し込んだ27節は、マッチレースとなっていた得点王争いに3人めの男が乱入した週末でもありました。セルヒオ・アグエロ、怒涛の4発。マンチェスター・シティのエースがプレミアリーグで1試合4ゴールを達成したのは3回めで、これは堂々のレコードです。ロビー・ファウラー、マイケル・オーウェン、フランク・ランパード、ディミトル・ベルバトフ、ヤクブ、オール・グンナー・スールシャール、アンディ・コールといった錚々たる顔ぶれが2回までは記録しているものの、3つは前人未到だそうです。

今季リーグ戦で21ゴールとなったアグエロは、4シーズン連続で20の大台に乗せた4人めのストライカーとなりました。過去3人は、プレミアリーグ最多ゴールのアラン・シアラー、ザ・インヴィンシブルズのティエリ・アンリ、そして今季ひと足先に達成していたハリー・ケイン。5シーズン連続となると、アンリのみです。ガブリエウ・ジェズスとのポジション争いが最初の関門となるアグエロと、スペインから勧誘されそうなハリー・ケインは偉大なストライカーに並ぶことができるでしょうか。5年の長きにわたって負傷せず、不調に陥らずというのは簡単にできることではありません。

この週末に達成されたストライカーの記録では、こちらもレコードとなります。マンチェスター・シティ戦でゴールを決めたジェイミー・ヴァーディは、2014-15シーズン以降のプレミアリーグでTOP6相手に最多の23ゴールをゲットしておりますが、同一シーズンに6クラブすべてから決めたのは初の快挙だそうです。開幕戦でアーセナルから2ゴールを奪ったレスターのエースは、リヴァプール戦はホームでもアウェイでも決めており、13ゴール中8ゴールをビッグクラブ対決で叩き込んでいます。決めた7試合は1勝1分5敗と今ひとつチームに貢献できておらず、中堅・下位クラブからは5発しか積んでいないのは残念ですが、大試合における勝負強さは特筆すべきでしょう。今季の12ゴールがすべて9位以下からのロメウ・ルカクとの2トップは、最強コンビです。

主な選手のTOP6相手のゴール数をチェックしてみると、アグエロは31試合21ゴール、ハリー・ケインは33試合18ゴール。43試合23ゴールのヴァーディと、37試合15ゴールのサディオ・マネまでが、量・率ともに高い数字を叩き出している四天王です。一方、意外と少ないのは、アレクシス・サンチェスの35試合9ゴール。今季6試合ノーゴールのルカクは、直近4シーズン通算で41試合5ゴールです。移籍前のクラブで上位相手に沈黙しがちだった2人のアタッカーが、シックスポインターとなると重心を低くして負けないサッカーに徹する指揮官と起こす化学変化は、サポーターとしては不安を通り越してもはやホラー、あるいはコメディです。

今季の興味として、プレミアリーグレコードのシーズン34ゴールの更新があります。ハリー・ケインは11試合12ゴールなら新記録達成、サラーは13発、アグエロは14発決めないとシアラーとアンディ・コールを抜けません。かなり高いハードルではありますが、ハリー・ケインは昨季の最後の7試合で10ゴールの固め獲りを見せており、決して無謀な目標ではありません。まずは30発、そして前人未到の高みへ!ワールドクラスのストライカーたちがハイレベルな数字を追っている今季は、優勝争い以外(!)はおもしろいシーズンだと思います。

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