【Bournemouth×MAN.UTD】ポグバ&ルカク!マンチェスター・ユナイテッドらしい2-0完勝!
10分、ジョーダン・アイブの縦パスで裏に抜け出しかけたカラム・ウィルソンは、フィル・ジョーンズに体を寄せられてシュートを打てず。3分後、今度はカラム・ウィルソンが左から上がり、中央のジョーダン・アイブに打ち頃のボールを転がしますが、ダイレクトショットは左のポストの外に切れていきます。15分、アウェイチームの最初のシュートはCKからのエレーラ。クリアを拾ったフィル・ジョーンズの落としを叩いた左足の一撃は、コントロールが効かずにリンガードにヒット。左サイド一辺倒のアタックは、20分を過ぎても決定機を創れません。
24分、左にいたルイス・クックがライアン・フレイザーを縦に走らせると、ボックスに入ってニアに放ったシュートはDFに当たってCK。27分、右サイドのインターセプトからラシュフォードがドリブルで突進し、思い切りよく右足を振り抜きますが、コースが甘くべゴヴィッチが右に弾き出します。このCKから、マンチェスター・ユナイテッドが先制点を奪いました。右サイドでボールをキープしたポグバが後ろのエレーラに落とすと、ラインの裏に入ったリンガードに完璧なスルーパス。脇にいたスモーリングがフリーで、丁寧なラストパスをスライディングで押し込みました。
0-1とした後も、左、左、左。サイドチェンジや中央からの崩しなど、バリエーションを持たせなければボーンマスの守備網を崩せないでしょう。44分、CBのナタン・アケが中盤に上がって粘り、前にいたジョシュア・キングにパスを通すと、右足の強烈なシュートはデ・ヘアがセーブ。1点リードで折り返したアウェイチームは、後半開始から猛攻を仕掛けます。47分、左サイドを完全に崩したマルシアルが、ボックス内に持ち込んで放った右足のシュートはDFがブロック。55分のボーンマスの逆襲は、左からボックスに侵入したジョシュア・キングがカラム・ウィルソンの足元にラストパスを通しますが、プレミアリーグ7ゴールのトップスコアラーはうまくタッチできませんでした。エディ・ハウ監督は、ジョーダン・アイブを下げてリス・ムセ。前線に3枚並べて、サイドアタックを強化しようとしています。
62分、リンガードが下がってルカク登場。64分のボーンマスのカウンターは、ルイス・クックのスルーパスを受けたカラム・ウィルソンのトラップが流れ、フィル・ジョーンズにカットされます。ボックス手前からのルカクの直接FKは壁にヒット。右にいたラシュフォードが中央に持ち込み、左足で狙った69分のミドルはべゴヴィッチの正面です。1分後、マンチェスター・ユナイテッドが見事な速攻で追加点をゲットします。左からドリブルで持ち込んだポグバが、斜めに入ってきたルカクに絶妙な縦パス。べゴヴィッチの手前で浮かした左足シュートがゴールに吸い込まれ、プレミアリーグ2位チームがセーフティリードを築きました。モウリーニョ監督は、エレーラに代えてマティッチを投入。残り15分となり、サーマンに代わって中盤に入ったのはゴズリングです。
ポグバがブリントに後を譲ったのは79分。6番は、FAカップでスターターとしてピッチに立つのでしょう。ブリントのプレミアリーグ出場は、元日のエヴァートン戦以来。赤いシャツの彼を見るのは、これが最後かもしれません。82分のリス・ムセのシュートはクロスバーを越え、この直後に登場したデフォーは決定的な仕事をできませんでした。0-2、よくも悪くもマンチェスター・ユナイテッドらしい勝ち点3。左右のアンバランスや、連携による崩しの少なさにもの足りなさを感じつつ、何だかんだでゼロに抑えた守備陣と、ポグバ&ルカクの鮮やかな速攻にはさすがというしかありません。次はいよいよ、ウェンブリーでスパーズとの決戦です。ベストメンバーを揃え、3季連続のカップ戦制覇にリーチをかけていただければと期待しています。
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この試合のポグバは素晴らしかったですがサンチェスと一緒に出場するとポジションが被りがちになったり守備を免除するために3センターにしなければならないなどと使いづらい選手になってしまった印象があります。
あくまでポグバのポテンシャルを信じて来季はポグバをサポートする選手を補強するのか、それともモウリーニョ流のサッカーをより強化するためにポグバを放出するのか。
夏の移籍市場が楽しみです。