【Newcastle×Chelsea】またもマルコス・アロンソ!ラスト3分の決勝弾でチェルシー3連勝!
6分、右のマット・リッチーからパスをもらったマーフィーのミドルは、ケパが右に飛んでキャッチ。左サイドから頻繁に中央に流れるアザールが、いい形でタメを作っているものの、ラストパスが味方に届きません。12分にモラタが右サイドのアスピリクエタに預けると、中央に走った速いグラウンダーはGKドゥブラフカが押さえました。16分のCKからの混戦で、リュディガーがチームの初シュートを放ちますが、惜しくも左にアウト。アザールが強引なドリブルをカットされるシーンが増えています。
80%を超えるポゼッションで攻め続けるチェルシーは、ファイナルサードになかなか侵入できません。24分、コヴァチッチがアザールに縦パスを通すと、右隅を狙ったコントロールショットは枠に飛ばず。2分後、ダメットのクロスが跳ね返されると、落下点にいたキ・ソンヨンのシュートもDFがブロックします。直後にチェルシーが仕掛けた3対3のカウンターは、モラタのシュートがカットされてCK。34分、右サイドから蹴ったマット・リッチーのFKはゴール前でクリアされますが、左にまわったボールをダメットが右足で入れると、ニアのサロモン・ロンドンがヘディングシュートを放ちます。厚く当たりすぎて左に外れますが、ニューカッスルが先制するとすれば、こういった展開からではないでしょうか。
35分、カンテのパスをボックス右で受けたペドロは、ひとり抜いて中央に斬り込むも、左足のシュートは力んでバーの上。左からボックスに侵入したアザールがペドロに落としたチャンスは、左隅に飛んだシュートをドゥブラフカが見事にキャッチします。45分にボックスの左隅にいたコヴァチッチが、右足のアウトでゴール前に浮かすと、クリアを拾ったアスピリクエタの強烈なシュートは走り込んだモラタがブロック。カンテの縦パスで一瞬、ドゥブラフカと1対1になりかけたアザールは、すぐに3人に囲まれシュートを打てませんでした。前半は0-0。引いて守るニューカッスルにとって、この折り返しは狙い通りでしょう。
後半も、チェルシーが主導権を握っています。50分、中に持ち込んだアザールが右のペドロに展開し、落としをボックス入り口で叩いたアスピリクエタの一撃は、ドゥブラフカがセーブ。56分にアスピリクエタがニアのモラタにグラウンダーを通すと、トーキックは厳しいチェックに阻まれます。62分、ベニテス監督はサロモン・ロンドンに代えてホセル。モラタをジルーに代えたサッリ監督は、69分にペドロをウィリアンにスイッチします。72分、リュディガーのロングシュートはクロスバー直撃!後半はシュートゼロの攻撃陣を活性化すべく、ベニテス監督はマーフィーをアヨゼ・ペレスにチェンジ。残り時間は15分を切りました。
スコアが動いたのは76分。ボックスに入ったマルコス・アロンソをシェアが引っ掛けてしまい、PK。アザールが冷静に左隅に蹴り込み、ニューカッスルは攻めるしかなくなりました。コヴァチッチがロス・バークリーに代わった直後、シェアが下がり武藤嘉紀が3試合めのプレミアリーグです。83分、ドゥブラフカから右サイドに長いボールが出ると、イェドリンと競ったジルーが転倒。ダヴィド・ルイスはファールと思ったのか、ニアに入ったホセルのヘッドを棒立ちで許してしまいました。
しかし87分、左からのFKをジルーがヘッドで折り返すと、マルコス・アロンソのシュートはイェドリンが触りながらクリアできず。ボールは左のサイドネットに吸い込まれ、再度チェルシーがリードを奪います。93分、武藤のヘッドを中央にトラップしたアヨゼ・ペレスは、左足のシュートを打ち上げてしまいました。1-2、サッリ監督はプレミアリーグデビューから3連勝。ニューカッスルは、未だ勝利がありません。
チェルシーのポゼッションは82%、パス成功率91%。シュート数は15対6、パス本数913対200と、どこをどう見ても勝者のスタッツでした。サイドからの崩しが少なく、マークを外して打つ形が創れなかったため、枠内が3本しかなかったのが苦戦の要因でしょう。とはいえ、同点にされても諦めずにセットピースを活かして決めるあたりは、お見事。アーセナル戦に続き、マルコス・アロンソが勝利の立役者となりました。SB、インサイドMF、ウイングの連携のクオリティが上がり、攻守ともにサイドで負けないチームになれれば、チェルシーは優勝争いに残り続けるでしょう。次節は2勝1分でプレミアリーグ5位と好調のボーンマス。テンポよくつなぐパスサッカー同士の対決が、今から楽しみです。
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アロンソ、溌剌とプレーしてますね。
彼やザネが何故代表に呼ばれなかったのか?不思議です。ドイツの試合、スペインの試合でもここで彼らがいればなあと残念に思いました。
日本にとっては浅野や中島の不在が残念だったように。
更新ありがとうございます。なかなか崩せない展開から、なんとかアロンソに救われました。あのDF人数では仕方ないとは思いますが、もう少しモラタに収まる、預けられる展開ができると楽になるのですが。失点シーンのうっかりも健在でした。今季はカンテのカバー範囲が限られているので、ケパとDF陣の連携、ジョルジーニョ+1mfのDF精度向上に期待したいです。こういう試合を落とさなかったのが収穫ですね。
アザールが自由奔放な分、彼が空けるスペースを上手に活かすことができ、終盤になっても精力的に上下動できるアロンソの存在はとても大きいですね。
5+4のラインで狭く深く守るニューカッスルを崩すのは中々難しかったと思いますがアロンソの献身性に救われました。
アタッキングサードでアザールのセンス頼りにならないように、これから攻撃の連動性がさらに高まればいいなと思います(14-15時代のオスカル、セスク、アザールの連携のように)。
3連勝、好調ですね。モラタ頑張れ。
1点目もアロンソ、2点目もアロンソで、チェルシーにとってはアロンソ様様でしょう
Pk獲得も含めると、チェルシー内の得点王はアロンソかな?
ウイングコンバートもありかもしれませんね
こういう引き篭もった相手に対してはアザールやウィリアンの個人技で頑張ってもらうしかないですが、まさかのアロンソとは…
彼の抜け出しや体の入れ方、シュートセンスはFWクラスですね。攻撃的なSBというより、FWがSBしてるみたいな..
みなさま>
マルコス・アロンソ、いいですね!最近のプレミアリーグは、バンジャマン・メンディ、ロバートソン、マルコス・アロンソ、ルーク・ショー、トリッピアー、カイル・ウォーカー、ベジェリン、アーノルドなどなど、オーバーラップありクロスありFKありのキャラ立ちSBが多く、おもしろいですよね。