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【Wolves×MAN.CITY】クロスバーとレフェリーに嫌われたマン・シティ、まさかのドロー!

サポーターのみなさんにとっては、モヤモヤしまくりの一戦だったのではないでしょうか。プレミアリーグ3節、ウォルヴァーハンプトンVSマンチェスター・シティ。57分にウルヴスはショートコーナーを選択し、ジョアン・モウチーニョがゴールに向かって曲がるクロスをフィードすると、ファーに走り込んだボリのダイビングヘッドがネットを揺らしてまさかの先制。一見鮮やかに決まったこのシュートをリプレイで見ると、ヘディングが真下に落ち、右手に当たって枠に転がったゴールでした。VARが導入されていれば、間違いなく取り消されていたでしょう。

しかし、今季のプレミアリーグは従来通りレフェリーの目が頼りです。モリニュー・スタジアムには大歓声のみが響き渡り、笛の音は聞こえず。ラポルテのヘッドで追いつくのが精一杯だった昨季プレミアリーグ王者は、3戦めにして勝ち点をロストしました。「あれがノーゴールだったら、勝っていたのに…」。現地のシチズンの多くは、パブでビールを痛飲したのではないかと思われます。尤も、ストレスが溜まった理由は悪夢のようなジャッジばかりではないでしょう。司令塔デブライネを欠いたチームは、前節の6発圧勝が嘘のようにシュートを枠に入れられなかったのですから。

エデルソン、カイル・ウォーカー、コンパニ、ラポルテ、バンジャマン・メンディ、フェルナンジーニョ、ギュンドアン、ダヴィド・シルヴァ、ベルナルド・シウヴァ、アグエロ、スターリング。今季プレミアリーグでノーゴールのマフレズはベンチ、サネは3試合連続でスタメンから外れています。序盤から左のスターリングが再三ラインの裏を狙うものの、ウルヴス守備陣がチェック。プレミアリーグ王者が一方的に押す展開になるかと思いきや、チャンピオンシップ王者もホームで勝ち点をゲットすべく積極的に反撃しています。

12分、左から入れたジョッタのアーリークロスを、バンジャマン・メンディが相手の足元にクリアするも、大事には至らず。13分に左から仕掛けたマン・シティのアタックは、スターリングの落としを中央で受けたギュンドアンがデブライネだったら、ボックス右で空いていたベルナルド・シウヴァにダイレクトパスを通していたでしょう。15分、バンジャマン・メンデイのノーステップのクロスがアグエロの頭に届き、落としたボールがフリーのギュンドアンにつながるも、シュートはGKルイ・パトリシオの正面。20分のウルヴスの決定機は、コンパニの不用意なパスをインターセプトしたジョアン・モウチーニョが起点でした。ダイレクトパスが縦に走ったカストロに渡り、2対2。左足シュートのこぼれ球をヒメネスが押し込みますが、オフサイドを示す旗が上がっています。

20分、右からのクロスをボリが触ってボールが中央に転がると、アグエロのダイレクトショットは右のポストにヒット。直後のスターリングのミドルも、ルイ・パトリシオが触ったボールがクロスバーを叩きます。縦パスを受けたアグエロが右から突破を図り、ひとりかわしてGKと向き合った決定機は、間に合ったボリがスライディングでカット。33分にCKのクリアが左サイドにまわると、ベルナルド・シウヴァのクロスのクリアを拾ったフェルナンジーニョが、ワントラップで右足を振り抜きますが、ボールは左のポストすれすれを抜けていきます。41分、ダヴィド・シルヴァが左に流したボールをバンジャマン・メンディが中央に蹴り込むと、ルイ・パトリシオが弾いたボールがアグエロの足元へ。10番のシュートはGKの守備範囲に飛んでしまい、前半はこのまま0-0で終了しました。

56分、自陣からのロングボール1発で、エルデル・コスタが2人をかわして左からゴール前へ。コンパニのチェックをかわして打った左足のシュートは、エデルソンがコースを塞いで弾き出し、ここから冒頭のゴールが生まれます。昨季プレミアリーグ王者は2点が必要となりましたが、まだ30分以上あります。58分、こぼれ球に詰めたダヴィド・シルヴァは、シュートを打とうとした右足がネヴェスにかかって倒れますが、レフェリーの笛は鳴らず。ペップは62分にベルナルド・シウヴァをガブリエウ・ジェズスに代え、前線の拠点を2つにします。69分、ギュンドアンのFKをラポルテが完璧なヘッド。1-1となった瞬間、マン・シティが勝つと思いました。

バンジャマン・メンディの素晴らしいクロスが、ガブリエウ・ジェズスの頭に届いたのは76分。決定的なヘディングはルイ・パトリシオの足に当たってしまい、アウェイチームの勝ち越しはなりません。77分にギュンドアンをサネ、85分にスターリングをマフレズ。マン・シティが攻め倒すかと思いきや、途中出場の快足アダマ・トラオレに右サイドを再三かきまわされ、ハーフコートマッチに持ち込めません。94分にサネが4人抜きを見せたのが最後のチャンス。アグエロのFKがクロスバーに当たり、プレミアリーグ王者とチャンピオンシップ王者の対決はドロー決着となりました。

バンジャマン・メンディとベルナルド・シウヴァというピンポイントのクロスに長けた選手が外にいたために、長いボールが多かったマン・シティ。スルーパスやワンツーを駆使してボックス脇を攻略する彼ららしいアタックを徹底したほうが、ウルヴス守備陣を混乱させられたのではないでしょうか。不利なジャッジがあったのは確かですが、守備陣はプレミアリーグ昇格クラブに何度もカウンターを許し、前線も連携が今ひとつだったのが勝ち点を落とす結果につながりました。今、最も大事なのは、この試合を忘れて次に目を向けることでしょう。ニューカッスル、フラム、カーディフ、ブライトンと続く与しやすいドローで、勝ち点ロストを繰り返すわけにはいきません。

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“【Wolves×MAN.CITY】クロスバーとレフェリーに嫌われたマン・シティ、まさかのドロー!” への14件のフィードバック

  1. ペップの街 より:

    ホームチームにはサポーターの大声援に加えてポストやバーも懸命にディフェンスして引き分けに持ち込みました。
    ハンドの件は、ダイビングヘッドの着地過程て当たっており、声高に言う必要も無いのかな、シティも前期はオフサイドだったゴールもいくつかありました。
    何より素晴らしかったのはウルブスの必死のディフェンスとカウンターでした。ホームゲームでサポーターに無様なプレイは見せられないという強い意志が全員から感じられました。
    これだからプレミアリーグは面白いんですね!

  2. Mr.ペーターソン より:

    リバプール対ブライトンの試合でも明確なハンドが一回とハンドか怪しいシーンが一回はありましたが、pkはなし、勝ったから良いけど、贔屓されてるどこかのチームが反対してもさっさと導入して欲しいですね

  3. りっきー より:

    リヴァプール戦に限らずミスジャッジに関する被害や恩恵はどのチームも少なからず受けてますしその1試合だけにフォーカスして言うのはどうかと。。。
    W杯を見て個人的に思ったのはPA内でVARを導入するとグレーを全て黒と捉えてしまい守備におけるチャレンジやずる賢いプレーが出せなくなってしまう為、反対です。
    オフサイドのように明らかに白黒つけられるものに関しては賛成ですが。

  4. Mr.ペーターソン より:

    そのきらいはありますが、それらvarの使い方次第、スローだけで見るのではなく
    、普通の速度でも見えるようにするとか、varに慣れるといったことで良くなりますし、varが無いよりあった方が良いと思います。
    それにbbcがあげてたデータだと誤審がなければストークは降格しなかったというデータが出てたので、やっぱり必要だと思います。

  5. makoto より:

    みなさま>
    今回のボリのゴールは故意ではありませんが、手に当たってコースが変わっているので、きちんとノーゴールにしてあげるべきケースだったと思います。私は、導入すべき状況を明記(オフサイド、ボックス内のハンドや足がかかったシーンなど)したうえで、VARを入れた方がいいと考えておりますが、「試合の流れが止まる」「映像で見ると却ってファールに見える大げさなアクションもある」「PKが増える」など、気になるポイントもありますので、りっきーさんのような主張も充分考慮されるべきと考えます。「映像が入れば誤審は減るのだから、反対意見は悪」といった感情的な意見には抵抗があります。すべてのシーンに入れないのであれば、どうしてもアンフェアは残るので。

    Mr.ペーターソンさん、「varが無いよりあった方が良い」というぐらいの賛成意見であれば、「贔屓されてるどこかのチームが反対してもさっさと」などという煽りは必要ないのではないですか?「好きなクラブがVAR反対でも、サポーターの自分は賛成です」というのはありです。政党の党議拘束ではないので、クラブとサポーターを結びつけなくてもいい話だと思いますし、少数意見でも、部分的に理があれば耳を傾けて検討すべしだと思います。

  6. ペップの街 より:

    Var導入の是非は確かに難しい問題ですね。
    導入されたらパブでの「ゴールだ!いや、ノーゴルだ!」の水掛け論はなくなるんでしょうが。
    明らかな誤審を取り消す、悪質なファールをしっかり咎めるためにもやはり必要なんだろうなと思います。
    因みに、私はシティが導入に賛成したか反対したかも知らないのですが。

  7. Mr.ペーターソン より:

    >makotoさん
    別に煽ってる訳ではなく、VARの導入に反対しているチームによって導入されなかったのは事実であり、来年になったら導入に賛成するとは思えないので、それを無視しても導入すべきだと主張しているだけですが?賛成が過半数である上誤審によって降格の憂き目に遭っているチームとサポーターがいるのは以上、少しでも判断する手段が多い方が良いと思うのは間違えているとは思いません。それにグアルディオラが言及した2チームはbbcの試算によれば誤審がなければ順位を落としていたチームなはずです。贔屓されているは言い過ぎかもしれましせんが、利益を得ていることには変わりありません。
    またチーム意思とサポーターの意思が一致しない事は理解していますし、クラブが反対したから、そのクラブのファンも反対したのと同義だなんて事は書いてません。
    どこからそんなこと思ったのかは知りませんが

  8. makoto より:

    Mr.ペーターソンさん>
    「クラブが反対したから、そのクラブのファンも反対したのと同義だなんて事は書いてません。 」→「贔屓されてるどこかのチームが反対してもさっさと」は、クラブと個人のひいきをセットにしていると受け取れますよ。「FAに贔屓されている」「ブログ執筆者が贔屓にされている」のどちらとも取れる書き方だからです。
    どこからそんなこと思ったのかは知りませんが→上記です。

    「誤審は減らしたほうがいい」「被害者が存在する」というご意見には賛成ですが、「なければ勝っていた・勝ち点を得ていた」は、話を単純化したエンタメと受け取ったほうがいいのでは?と思います。スコアが違えば打つ手も変わるので、最終盤の誤審以外でいえるのは「なければ別な試合になっていた」ということまでです。「なければ単純な足し算引き算で勝っていた・負けていた」ということを声高に正義にしてしまうことについては、少し冷静になったほうがいいのではないかと思ってます。

  9. makoto より:

    クラブと個人のひいきをセットにしている→クラブと個人をセット、の誤りです。失礼しました。

  10. GSM より:

    僕は今のままが良いですね。
    誤診が生む結果に一喜一憂していますが
    これを楽しんでいる自分もまたありまして。
    今のはオフサイドだろーとか言ったり
    負けた時に誤診のせいにしたりして。
    ここでのご意見は僕と同じその結果を個人が
    どう捉えているかレベルの域を出ていない
    気がします。今ひとつ賛成って言えないというか。
    僕は少数派かもしれませんが、
    人間が不用意に起こしてしまう事で起こる、起きてしまうドラマを楽しんでいる人もいるということです。
    リバプールファンの性ですかね。

    —–
    サッカーに限らないかもしれませんが、たった1つの判定が選手の人生を大きく変える場面が存在するかと思います。選手は命がけでプレーしているはずです。そんな選手達にできるだけフェアーな判定をしてあげるべきだと私は思いますので、VARの導入に賛成です。

  11. プレミアリーグ大好き! より:

    私はVAR導入に強く賛成です。
    導入反対意見に、「試合のテンポが悪くなる」や「PA内での駆け引きがつまらなくなる」といった意見が多いですが、まず試合のテンポが悪くなる件についてはリードしているチームが終盤にバタバタと倒れて時間を潰している試合がある以上VARの有無に関わらずテンポが悪い試合は悪くなると思います。次にPA内での駆け引きの件ですが、フットボールは相手を(時には味方も)騙すスポーツであるのは確かですが、審判を騙すスポーツでは無いはずです。審判の目を欺き、ファールでは無いものをファールに見せる。これでは公平なスポーツとは言えないでしょう。
    以上からVAR導入に賛成します。
    この試合とは直接関係していないことについて長々と書いてしまい申し訳ありませんでした。

  12. イレブン より:

    今回のW杯のようなやり方は、無駄な中断時間が増えるし、脚の掛かり方の強度が無視されて、何でも触れただけでPKにされるということで興醒めしました。私は再生画面という目視だけの限界もあると思います。

    オフサイドについては、ゴールと同じ様に将来的にはほぼ自動的に反対されるのではないでしょうか。
    人間がするスポーツということで、機械に頼らず人間が判断する余地を運不運も含めて残して欲しいと私は思います。

  13. イレブン より:

    13のコメント
    反対→判定の誤り。

  14. より:

    管理人さんのイライラがモウリーニョとかぶってみえます、、
    リスペクト!リスペクト!リスペクト!笑

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