【MAN.CITY×Fulham】驚愕のインターセプト、スルーパス…フラムが震えた恐怖の午後。
5分にはセセニョンがカイル・ウォーカーにパスを狙われ、インターセプトされたボールはスターリングを介して一気にボックスへ。プレミアリーグ最強チーム対策として、5バックで戦った策士ベニテスとは違い、ヨカノヴィッチ監督のチームはいつものように戦おうとしているようです。14分には味方のクリアを拾ったベルナルド・シウヴァが、リフティングでスタンドを沸かせながら、スターリングをフリーにする完璧なスルーパス。飛び出したGKベッティネリがシュートを足に当て、ボールはクロスバーを叩いて2点めはなりません。17分にシュールレがベルナルド・シウヴァにパスをさらわれ、21分にはスターリングとベルナルド・シウヴァのコンビにボックス右を突破されます。20番のレフティが切り返しからグラウンダーを入れると、アグエロのシュートはブロックされ、リバウンドをトラップしたダヴィド・シルヴァが容赦ないボレーをゴールの天井に突き刺しました。
2-0となった27分、左からヴィエットが仕掛けたカウンターは、カイル・ウォーカーとオタメンディにつぶされました。オタメンディは、今季プレミアリーグ初登場。守備の要を欠きながら、問題なく戦ってきたのがこれまでのマン・シティです。41分にセセニョンが左サイドから上がり、脇にいたヴィエットに預けると、中央に入ってきたシュールレにパスが渡るも、左足のシュートはエデルソンが上に弾き出します。既に、勝ち負けを気にして観ているファンはいないでしょう。ホームサポーターの興味は「何点獲って勝つか」、アウェイサポーターは「爪痕を残して帰れるか」です。
41分にダヴィド・シルヴァがサネを走らせたカウンターは、ニアに飛んだシュートをベッティネリが体を張ってブロック。直後、フェルナンジーニョのロングフィードを受けたスターリングが切り返しから狙った一撃は、GKがダイビングで外に掻き出し、2点差をキープします。堤防が決壊すれば、前半で5-0もあったのではないかと思われますが、守護神の奮闘によって、フラムは何とか2-0で後半に向かうことになりました。
勝負を完全に決する3点めは、47分。珍しく右サイドに張っていたアグエロがドリブルで縦に突破を図り、ボックス脇から速いグラウンダーを入れると、GKの脇をすり抜けたボールはスターリングの足元へ。触るだけでよかった7番は、今季プレミアリーグで早くも3ゴールです。足を痛めたアグエロは、54分に大事をとってリタイア。代わって入ったのは、もちろんガブリエウ・ジェズスです。フラムは、CLの開幕戦が後ろに控えていたことを感謝しなければなりません。3-0とした後のマン・シティは、獰猛な王者ではなくなっていました。それでもペップは、62分にアーリークロスに飛び込んだガブリエウ・ジェズスが打ち上げたのを見て、悔しがっています。悠々と試合を畳んだ昨季プレミアリーグ王者が、3-0で昇格チームを一蹴しました。
パスコースをプレスでつぶし、ここにしか出せないと読み切って奪う理詰めのインターセプト、獲られた直後にハードなチェックで獲り返すアタッカーの守備。ペップのチームにしかできない「攻めのディフェンス」を堪能した一戦でした。フェルナンジーニョの的確な判断力、デブライネの不在で頭角を現したベルナルド・シウヴァのプレーメイク…どこからでも仕掛けられるこのチームが、やはり優勝候補筆頭でしょう。ただし、早い時間にリードしたからか、いつもよりもゴール前で強引なプレイが多く、28本もシュートを放ちながら「3点に留まった」のも事実。危機感を抱いたペップは、休日を返上してチームを締めにいくようです。CLのリヨン、カラバオカップはオックスフォード、プレミアリーグではカーディフ、ブライトンに手堅く勝ち、満を持してリヴァプール戦を迎えるのが目下のミッションです。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
更新有難うございます。
まずはサネのゴールで一安心、ゴタゴタや憶測を一掃して、気持ちよく駆け回ってくれました。フェルナンジーニョのインターセプトからのスプリント、ピンポイントのクロスはデ・ブライネばり!まだまだやれますね!
Makotoさんの指摘どうり、5・6点は入ってそうなゲームでした。ベルナルド・シウバも成長しており、ダヴィド・シルバの後継者候補の1番手になったのかな?
見ていて面白いですね
3-0になったこと、次はCLがあることであれだけ攻めていても省エネのような気がしました
メンディがまた怪我だとかですね