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【Chelsea×MAN.UTD】内容はチェルシー、展開はマン・ユナイテッド…2-2ドローは納得の結末。

ケパ、アスピリクエタ、リュディガー、ダヴィド・ルイス、マルコス・アロンソ、ジョルジーニョ、カンテ、コヴァチッチ、アザール、モラタ、ウィリアン。サッリ監督のスタメンを当てたブルーズサポーターは、いや、プレミアリーグファンは少なくないでしょう。スタンフォードブリッジにマンチェスター・ユナイテッドを迎える注目の一戦。アウェイチームの3トップはルカク、ラシュフォード、マルシアル。ポグバ、マタ、マティッチの中盤は、アザールに密着マークを着けないと宣言するチョイスです。デ・ヘアの前にはアシュリー・ヤング、リンデロフ、スモーリング、ルーク・ショー。モウリーニョ監督がプレミアリーグ制覇を諦めたくないなら、勝ち点7差の2位に負けるわけにはいきません。

キックオフからのマン・ユナイテッドのアタックハシュートに持ち込めず、ウィリアンのドリブル突破をきっかけにチェルシーがペースをつかみます。サイドでの攻防は互角。9分にモラタとのワンツーから中に斬り込んだアザールは、マティッチに倒されてFKをゲットします。右足でドライブをかけたウィリアンのシュートは、クロスバーの上。ラシュフォードが右から仕掛けたカウンターは、ルカクへのグラウンダーが合いません。

16分、アウェイチームのFKは、クリアを拾ったルーク・ショーが柔らかいボールをルカクに合わせますが、ヘディングシュートは左に浮いてしまいます。20分にアザールが左サイドから抜け出すと、グラウンダーはルーク・ショーがクリア。ホームチームが先制したのは、このCKからでした。フリーだったリュディガーが左隅に叩き込んだヘッドに、デ・ヘアはノーチャンス。マークを外してしまったポグバは、自らを叱咤するかのように大声で叫んでいます。

31分、リュディガーの浮き球でマルコス・アロンソがラインの裏を取るも、トラップをミスしてデ・ヘアがキャッチ。40分に後ろからのパスを受けたモラタのシュートは、右に大きく外れました。前半は0-0。チェルシーのポゼッションは64%、マンチェスター・ユナイテッドのシュートはルカクのヘッドだけです。後半開始早々の47分、ジョルジーニョがドリブルで攻め上がり、前にいたモラタにラストパスを通すと、反転して左足を振り抜いた29番の一撃は、デ・ヘアが余裕をもってキャッチしま宇。

51分、ポストに入ったアザールの巧みなヒールパスでダヴィド・ルイスがボックスへ。右足のシュートはブロックされますが、チェルシーの余裕が感じられるオーバーラップでした。まったく攻められなかったプレミアリーグ8位は、54分に素晴らしい波状攻撃で同点に追いつきました。ルーク・ショーのクロスのクリアを左のマタが叩いたボレーは、ケパが右に飛んで弾き出しますが、これを拾ったマタのクロスが右サイドに流れると、アシュリー・ヤングが思い切りのいいダイレクトショット。相手に当たったボールを落ち着いてトラップしたマルシアルが、完璧なシュートを左隅に突き刺しました。勢いに乗るアウェイチーム。57分のポグバのミドルは、曲がり切らずにゴール右に外れます。

マン・ユナイテッドの反撃をしのいだチェルシーは、60分過ぎから再度攻勢に転じます。66分、右から蹴ったウィリアンのFKが、ニアに走ったダヴィド・ルイスの頭にピタリと合うも、決定的なヘディングシュートは惜しくも左にアウト。サッリ監督は、69分にコヴァチッチに代えてロス・バークリーを投入します。71分、ウィリアンのパスをボックス手前で受けたカンテのミドルは、デ・ヘアが右に飛んでセーブ。73分、マンチェスター・ユナイテッドの勝ち越しゴールは、古巣相手に奮闘していたプレーメイカーのお手柄でした。

競り合いを制したマタが右サイドを突破し、脇にいたラシュフォードに預けると、速いグラウンダーがマルシアルに通った瞬間はアスピリクエタしかゴール前にいませんでした。SBを軽くかわして放った11番のシュートに、ケパはまったく動けず。サッリ監督はウィリアンを下げてペドロ、モウリーニョ監督はマタをエレーラで逃げ切りを図ります。何もできなかったモラタに代わってジルーが登場すると、残り時間はいよいよ10分です。

ルカクとポグバの速攻がチェルシー守備陣を脅かすもフィニッシュに至らず、アザールのドリブルはシュートの瞬間にDFにつかまります。ラシュフォードは足をつったのでしょうか。83分にマルシアルはお役御免となり、今季プレミアリーグ4試合めのアンドレアス・ペレイラがピッチに入ります。さらに2分後、ラシュフォードに代わってアレクシス・サンチェス。チェルシーの猛攻に、マン・ユナイテッド守備陣は冷静に対応し、92分のペドロの速いグラウンダーも、リンデロフがジルーに打たせません。しかし96分、プレミアリーグ2位チームが底力を見せます。アスピリクエタがファーに上げたクロスをヘッドで合わせたのはダヴィド・ルイス。右のポストにヒットしたボールをリュディガーがヘッドで叩くと、デ・ヘアは触るのが精一杯。最後に押し込んだのは、ロス・バークリーでした。

チェルシーのスタッフが余計なひとことをいったのでしょう。モウリーニョ監督が激高して揉み合いとなり、99分という珍しい時間にタイムアップ。これぞアウェイでの勝ち方といいたくなる展開だっただけに、ラスト40秒の失点は悔やまれますが、後半はナイスゲームだったと思います。諦めずにボールを追い、サイドに釣り出されたダヴィド・ルイスを抜き去ったマタの執念と、ゴール前の2対1をみて冷静にマルシアルに出したラシュフォードの判断が、ホームチームを敗戦寸前に追い込む値千金の1発につながりました。

中盤を制していたチェルシーのネックは、モラタが機能しなかったことでしょう。最初からジルーが出ていれば、逆襲の前に試合を決められていたかもしれません。サッリ監督のチームはやはり強かったというのが、率直な感想です。混乱しがちな最終ラインを見ながら、今季は最高にうまくいってもプレミアリーグ6位&FAカップ制覇までかと思いつつ、マルシアルの2発のおかげで気分よく終わることができました。ミッドウィークのユーヴェ戦も、胸のすくようなゴールシーンを期待したいと思います。今度こそ、前半からアクセルを踏んでいただいて。

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“【Chelsea×MAN.UTD】内容はチェルシー、展開はマン・ユナイテッド…2-2ドローは納得の結末。” への26件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    なぜモウリーニョにfuck offチャントなのか
    やっぱチェルシーファンってくそだわ

  2. a より:

    マルシャルのあのゴール前での落ち着きを見ると、やはりゴールに近い位置で使ってほしいって思ってしまいます……。
    ですが、オフザボールの動きはほとんどなく、ポストプレーもできず……。2トップなら機能しますかね……。

  3. C より:

    「無意味な大会」フル出場のジルーの疲労を考慮してのモラタ先発起用でしょうが、それが思いっきり裏目に出ましたね。「ジルーだったら潰されないのに…」と呟いたシーンが何回あったことか。
    モラタにはもうちょい頑張って貰いたいものです、というのも何回目でしょうか。もう彼はダメかもしれませんね…
    少なくとも、まだモラタを信じているサポーターは少数でしょう。

  4. プレミアリーグ大好き! より:

    量チームの課題はチェルシーはストライカー、ユナイテッドはセンターバックがビッグ6の中で弱いのをどう改善するかですかね

  5. プレミアリーグ大好き! より:

    いつも思うのですが、ほとんどの人が試合か最低でもハイライトは観るでしょうから、この書き起こしというのは必要なのでしょうか?
    ジョルジーニョにマタのマンマークをつけた采配の是非などは言及してしかるべきだと思ったので。試合の部分はもう少し手短にして、解説を増やしていただいたほうが面白いかなと。

  6. プレミアリーグ大好き! より:

    人の事は挑発するくせに、自分が挑発されたら一目散に相手に向かってくヘボリーニョwww
    小柄だしヘボいんだから大人しくしてろよ。
    周りが止めてくれるのを期待してるタイプだな

  7. nof ybot より:

    モラタも最前線で拠点になるべくかなりボールを収めに動いていたと思いますが、やはりジルーと比べてしまうとリターンの質も創り出せる時間も劣っていましたね。
    同点になって以降はユナイテッドの中盤の寄せ方がタイトになり、その時点で中盤をすっ飛ばしてアザールとボールをゴールに近づけられるジルー豆乳に踏み切るべきだったかもしれません。

    しかしあの時間帯のユナイテッドの一気呵成ぶりは見ていて清々しかったですね。昨季のマンチェスターダービーでの逆転劇と似たような雰囲気が漂っていて、ああ逆転するかもしれないなという予感はありました。最後の最後で停めていたバスを吹き飛ばされましたが。

  8. プレミアリーグ大好き! より:

    今季はビッグゲームが熱量があって面白いですね

  9. より:

    モラタってルカク以下のポンコツだったんだ

  10. プレミアリーグ大好き! より:

    5番、何様?

  11. マンユナイテッド より:

    ユナイテッドが今季推し進めるべき形が見えた試合だったと思います。
    ポグバがボールを持っても前線3人の距離が遠くチャンスが生まれにくい状態が続いていましたが、マタをトップ下に入れることで改善されたような気がします。(昨シーズンの良かった時期はムヒタリアンがその役割を担っていました)
    何よりビッグマッチではインテンシティの問題からかマタはあまり使われてなかったのでビッグマッチでも問題ないことが分かって良かったと思います。
    しかし流石モウリーニョでした。チェルシーの良さを完全に消せていたし、アザールを完全にヤングで抑えていました。(去年のエレーラのマンマークといい、サラーをヤングで抑えるなどドリブラー対策が驚くほど素晴らしい。)
    ただチェルシーも粘り強いですね。優勝候補らしい粘り強さだったと思います。
    ユベントス戦も同じ形で挑んで欲しい。

  12. プレミアリーグ大好き! より:

    いつも思うのですが、モウリーニョのマンユナイテッドは、ビッグゲームでのマンマークをつけたり的確に相手の弱点をつくのを、どうして常にできないのでしょうか。
    肉体的にも精神的にも限界はあるでしょうが、本当にビッグゲーム限定なのはどうなのかと思ってしまいます。
    このテンションがある程度の試合数観れるならモウリーニョ続投を支持できるのですが。

    —–
    ハイライトを見ることが出来ないので、試合内容をまとめていただいているのは非常に助かります。
    これからもよろしくお願いします

  13. かんな より:

    試合を見ていても試合内容を書いてくれるのは、文字で復習にもなるのでとてもいいです。
    いつも更新楽しみにしています。

  14. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    スタンフォード・ブリッジでしたし、ユナイテッドは劣勢必至と思いましたが、最後の最後までは、ナイスゲームでしたね。マルシャル2発はポジティブではないでしょうか。逆にチェルシーは最後まで諦めない姿勢が身を結びましたね。やはりモウリーニョは相手の長所を消す事には長けている指揮官だと思います。ユナイテッドは次節のエバートン戦で解消すればOKなのではないでしょうか。

  15. プレミアリーグ大好き! より:

    ライブ映像では追いきれない部分を補ってくれる(誰が誰にパス とか誰が起点とか)管理人さんには頭が下がります。人によって視点は当然違います
    ここは管理人さんの庭です。他人があーしろ こーしろ言うのは違うと思いますよ

  16. シティふぁん より:

    管理人さんはまともに伝えればたいていの意見は受け止めてくれますよ
    解説が増えて欲しいと思う気持ちはわかりますし
    その後どうするかは管理人さんが決めるでしょう

  17. 凹んで より:

    16番さんに同意します。頭が下がるくらいに丁寧に試合を振り返ってくれるのが、ここの醍醐味なのでは?管理人さんは大変と思いますが、いつも楽しみにしています!

  18. 5ですが、 より:

    ネット環境がありながら、ハイライトが見れないという人がいるのが驚きですが…。
    大まかな流れ自体は普通の大手も記事にしてくれるんでね、せっかくならプレミア通の管理人さま独自の視点をもう少し増やしたほうがいいのではと思っただけです。試合内容とその他感想等が9:1くらいなので、せめて6:4くらいにしていただいたほうがいいのではと。
    まあ一意見なので、生意気だと感じたらすみません、スルーしてください。

  19. 青は色 より:

    ジルーの疲労回復できたとポジティブに考えるしかないです。
    モラタはボールを貰いたくないように見えるくらい自信なさげで、連携ミスも多くただのロストマシーンです。
    スタメンを見て不安になってましたが案の定で、モラタ使ってると優勝できないと確信できた試合でした。

  20. nor より:

    更新お疲れ様です。毎回、試合展開とともに書いていただくのを楽しみにしています。
    試合前にモウリーニョを尊敬すべきとサッリが言っていたように、しっかりと対応され良さを消された内容でした。特に後半からの修正は結果も含めてさすがでした。モラタに期待していなかった通りに大して囮にもなれず、前半はほぼジョルジーニョは目立たなかったですし、アザールのサイドからの切り込みへの対応もしっかりされていてので、リュディガーのヘディングは値千金でしたね。アロンソのうずくまる上からシュートを決めるのも、決められるのも、どうだろうとモヤモヤしましたが、マタやマティッチの古巣相手の奮闘もあって、2点目は完敗でした。試合終了後、モウリーニョがSBのグラウンドを指しながら指を3本掲げていた姿が、04-05-06シーズンの若々しき勇姿と重なり、時の過ぎる無情のようなものを感じてしまいました。

  21. プレミアリーグ大好き! より:

    ハイライトだけで把握できるもんですかねえ…
    他さぽですがどちらのチームも悔しいドローでしたね
    グーナーとしてはジルーが評価されてて嬉しいです
    うちのトップ下もシュート意識高ければジルーももっと生きたかもしれないのは惜しいところです

  22. makoto より:

    みなさま>

    さまざまなコメントをありがとうございます。何人かの選手に助けられた感もあり、「モウリーニョ戦術が見事にはまった!」とまでいえるような会心作ではなかったと思いますが、アシュリー・ヤングやマタ、マルシアルが素晴らしく、ナイス采配ではあったと思います。アウェイで勝ちにいくサッカーを選択してくれただけで、テンションが上がってしまいました。

    私は、「速くて情報が多いレポート」にこだわっております。大手メディアの速報は、試合の雰囲気がわからない短いものばかりで、後でどんな試合だったかを振り返ることもできないからです。

    そしてもうひとつ、試合単位で戦術的な解説を多くの方に楽しく読ませる自信がない、ということもあります。私自身が、読者としておもしろいと思わないんでしょうね。「チーム」や「監督」を主語にした戦術論はおもしろいものもあるのですが、個々の試合になると、実際に監督がどこまで指示したのか、選手がどこまで指示に応えたのかは(本人たちがすぐに開示しなければ)推測するしかなく、スタッツやヒートマップなどの裏付けがなければ、独りよがりなお話になりかねません。ちゃんとやろうとすると、観る試合を減らして、1本4~5時間などということになり、あれもこれも観たい自分としてはさすがにつらいです。(6:4で、試合終了から数時間以内にというオーダーは、最もしんどいです。特定の場面をいくつか、ならいけるかもしれませんが、それは試合の直後でなくてもいいと思います。1発書いてみると、実感していただけるか、と)

    場面ごとフォーメーションを図を使わずに語るのは難しく、うっかりすると学術書みたいな文章になるんですよね…。以上、言い訳とぼやきでございました。今後も、フットボールのなかで最も気持ちが盛り上がるゴールシーンやファインプレーの情景をお伝えすることにこだわり、「速く」と「ちゃんと」は別立てで書かせていただこうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

  23. nor より:

    更新お疲れ様です。毎回、試合展開とともに書いていただくのを楽しみにしています。
    試合前にモウリーニョを尊敬すべきとサッリが言っていたように、しっかりと対応され良さを消された内容でした。特に後半からの修正は結果も含めてさすがでした。モラタに期待していなかった通りに大して囮にもなれず、前半はほぼジョルジーニョは目立たなかったですし、アザールのサイドからの切り込みへの対応もしっかりされていてので、リュディガーのヘディングは値千金でしたね。アロンソのうずくまる上からシュートを決めるのも、決められるのも、どうだろうとモヤモヤしましたが、マタやマティッチの古巣相手の奮闘もあって、2点目は完敗でした。試合終了後、モウリーニョがSBのグラウンドを指しながら指を3本掲げていた姿が、04-05-06シーズンの若々しき勇姿と重なり、時の過ぎる無情のようなものを感じてしまいました。

  24. ゆゆ より:

    更新お疲れさまです。いつも楽しく拝見させて頂いております。
    ユナイテッドはまさにアウェイでチェルシーに勝つならコレという流れだっただけに悔やまれますね。。
    モウリーニョはすぐに許すと言っていますし、最悪の状況は回避しつつあるな、という印象です。
    なぜチェルシーサポーターはブーイングするのでしょうか?リスペクトされるべきかと思っていました。

  25. プレミアリーグ大好き! より:

    長い休みで体勢が立て直しが出来そうでユナイテッドにとっては良かったんじゃないかな
    仕切り直しが出来てれば期待出来そう

  26. パチ より:

    モラタにはもううんざりですね。
    粘って相手に潰される、じゃなくて自分からさっさと潰れて審判見てファールとってもらえるか、という審判との戦いを一人だけやってるし、この戦いが昨シーズンからずっと続いている。今の所プレーにも試合に臨む姿勢にも全く成長が見えない。
    そろそろジルーを軸にするか、他のプランを試してみるかするべきじゃないかと思いますね。

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