【Fulham×Bournemouth】速攻炸裂!絶好調ボーンマスが3発ゲットでフラムを一蹴!
ロングボール511本は、マン・シティとチェルシーの次に少ないプレミアリーグ18位。スルーパスは18本で、チェルシー、マン・シティ、アーセナルに次ぐプレミアリーグ4位。速いパスワークが持ち味のボーンマスは、今季もスタッツを尖らせています。フラム戦の先制点は14分、カラム・ウィルソンが倒されたPK。ボックス左からドリブルで仕掛けたストライカーに当たりにいったフォス・メンサーが、ボールに触れず足を引っかけてしまいました。左と読んだリコが逆を取られ、1-0。早く追いつきたいフラムですが、前線への縦パスが通らず、17分にGKベゴヴィッチのトラップミスをさらったカマラは、あからさまなダイブでイエローカードを突き付けられました。
フラムの初めての決定機は22分。フォス・メンサーが上げた右からのクロスのクリアが小さくなり、拾ったマクドナルドが左にいたシュールレに流すと、強烈なボレーはベゴヴィッチが右に飛んで弾き出しました。27分、サイモン・フランシスのクロスに合わせたカラム・ウィルソンのヘッドはバーの上。縦を急ぎ過ぎるフラムのアタックは空回りし、38分のCKに飛び込んだオドイのヘッドはニアポストの外に消えていきます。サポーターが相手のオフサイドで盛り上がっている状況を変えなければ、ウェストロンドンのクラブは降格ゾーンから抜け出せないでしょう。CKをニアで合わせたカマラのヘッドが外れると、前半の終わりを告げる笛が鳴りました。
50分、右サイドでルイス・クックをかわしたセセニョンのグラウンダーは味方に合わず、逆サイドに流れます。ボーンマスのアタックは、ナタン・アケが左のダニエルズに預けて始まるサイドアタックか、運動量豊富なルイス・クックの縦パスを活かした中央突破。55分にサイモン・フランシスが放った強烈なミドルは、GKリコが的確にセーブしました。ヨカノヴィッチ監督は、60分にル・マルシャンを下げ、ケアニーをピッチに送り出します。ボーンマスの守備ラインは機能的で美しく、フラムはアタッカーが入り込むスペースを創れません。レバンテから移籍したレルマとルイス・クックが効いており、DF陣がイーブンの競り合いを強いられるシーンはほとんどありません。
ボーンマスの追加点は72分。ハーフラインからカラム・ウィルソンがライアン・フレイザーにつないだカウンターは、オフサイドぎりぎりのタイミングを見切ってブルックスを走らせたライアン・フレイザーのスルーパスで決まりました。シェフィールド・ユナイテッドから来た新戦力ブルックスがリコの股間を抜き、早くも今季プレミアリーグ3ゴール。直後、フラムの最終ラインのパスミスをブルックスがさらうと、マクドナルドが無謀なスライディングで2枚めのイエローをもらい、勝負は決しました。最後のゴールは、またもライアン・フレイザーのスルーパス1発。強烈なシュートをニアに叩き込んだのは、先制PKを決めたカラム・ウィルソンです。悠々と試合を畳んだボーンマスが0-3で完勝し、暫定ながら5位トッテナムとの勝ち点差を1に詰めました。
海外のクラブから獲った選手が、ルアーブルから来たリス・ムセだけだったボーンマスは、夏にスペインから2人の選手をゲットしました。レバンテから獲得したMFレルマ、レガネスにいたDFリコはいずれも即戦力ですが、中盤の真ん中を的確にカバーしてくれるレルマは当たりでしょう。21歳の有望株デヴィッド・ブルックスは、チャンピオンシップからの「いつもの補強」ですが、いきなり9戦3発は大当たり。スタニスラスとジョーダン・アイブをベンチに追いやったアタッカーは、ライアン・フレイザーやカラム・ウィルソンとの連携も問題なしです。ナタン・アケ、ルイス・クックといった若い主軸の成長も、クラブを上位に押し上げる原動力となっています。次節はバイタリティ・スタジアムでマンチェスター・ユナイテッドですか。やばい。やばいです。
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ビッグ6以外のチーム同士の対戦は基本ハイライトでしか観ないので、主さんの記事で注目の選手など理解度が深まって楽しいです。
私は逆にワトフォードを見ていましたがこちらも面白かったです!
デウロフェウが戻ってきて、4411に変更したところペレイラ、ヒューズとの2列目に流動性が出てきてチームとして攻撃の幅が広がっていました
完成度の高いボーンマス、ワトフォードと発展途上のトフィーズ、ウルブス、レスターが12月以降にどれだけリーグを掻き回してくれるか楽しみです