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【Burnley×Liverpool】ミルナー、フィルミーノ、シャキリ…レッズが逆転で無敗キープ!

プレミアリーグ7位に食い込んだ昨季の健闘が嘘のように失点を重ね、19位に沈んだバーンリーには、得点力に陰りが見えているリヴァプールでも止められないだろうと思っていました。ターフ・ムーアで開催されたプレミアリーグ15節のアウェイゲームに、クロップ監督はオリギとスタリッジの下にシャキリという布陣で臨んでいます。中盤にはヘンダーソン、ナビ・ケイタ、ミルナー。最終ラインはジョー・ゴメス、マティプ、ファン・ダイク、アルベルト・モレノという布陣です。不振の下位チームが相手といえども、アウェイではアリソンとファン・ダイクは外せないでしょう。急造攻撃陣のレッズがゴールを決められるかどうかが、この試合における最大の関心事です。

出足がいいバーンリーに対して、サイドを突くという意志が明確なレッズ。12分、ロングフィードが右のアシュリー・バーンズに通り、中で空いていたクリス・ウッズにラストパスが通りますが、よりいい位置から打とうとしたストライカーはマティプに戻る時間を与え、あっさりカットされてしまいます。14分に左サイドから放ったアルベルト・モレノの強引なシュートは枠の上。18分、左に出たミルナーが入れた見事なクロスは、スタリッジがトラップミス。20分に右サイドから上がったジョー・ゴメスはベン・ミーと接触して足をひねり、ピッチの外で治療を受けています。3分待ったクロップ監督は、今季プレミアリーグで急成長の21歳を諦め、アーノルドにチェンジ。担架に乗せられるほどの負傷は、決して軽くはないでしょう。

29分にCKをジャストミートしたファン・ダイクのヘッドは、ジョー・ハートの正面。ボックスに入ったナビ・ケイタの強引なシュートはDFにヒットし、クリス・ウッズとフィル・バーズリーのミドルはいずれも左に切れていきます。38分、シャキリが縦に出したスルーパスを受けたミルナーが、反転してノーステップでプッシュするも、ブロックされてCK。スタリッジとオリギが機能せず、難しい時間を過ごしたレッズは、後半開始から10分で先にゴールを奪われてしまいます。

47分にスタリッジが強烈なミドルを放つと、ジョー・ハートが右に弾き出して先制はならず。52分にナビ・ケイタがドリブルで持ち込んで打ったミドルも、元イングランド代表GKが指先で触り、ポストを叩きます。この2発が決まっていれば、レッズは主力を温存して戦えたのですが、54分のセットピースで堅守に綻びが生じました。グズムンドソンが左から蹴ったCKをタルコフスキがヘッドで狙うと、クリス・ウッズが目に入ったアリソンが前にこぼしてしまいます。アシュリー・バーンズのシュートは止めたものの、ルーズボールに反応したジャック・コークのフィニッシュは、ネットを揺らすのを確認することしかできませんでした。

レッズが追いついたのは、62分。ナビ・ケイタが左から仕掛け、パスをもらったオリギがミルナーに落とすと、ジャック・コークの股間を狙った素晴らしいミドルが右のサイドネットに刺さりました。クロップ監督は、68分からアルベルト・モレノとオリギを次々と下げ、サラーとフィルミーノを投入します。結果が出たのは3分後。アーノルドが左に浮かしたFKも、難しいバウンドのボールにスライディングしながら合わせたファン・ダイクのダイレクトパスも完璧でした。中央で無人のゴールに押し込んだフィルミーノは、今季プレミアリーグ4ゴールめです。

ショーン・ダイク監督は、逆転された直後にクリス・ウッズとブレディを諦め、アーロン・レノンとサム・ヴォークスで巻き返しを図ります。ストロングヘッダーで1発を狙うという意図はわかるのですが、完全なるレッズペースとなってしまったゲームは、無敗チームのダメ押しゴールがいつ決まるかというムードです。82分、右のシャキリがニアのサラーに出すと、ヒールパスを受けたナビ・ケイタが左足でシュート。セーブしたジョー・ハートがサラーのシュートも左に弾くと、11番のグラウンダーがいつの間にかファーにまわっていたナビ・ケイタに届くも、ボレーはタルコフスキーに当たってしまいます。リバウンドをヘンダーソンが左に蹴ると、ゴール前で触ったナビ・ケイタのヒールキックはバーズリーが足を伸ばしてクリアしました。

チャンスを逃したレッズは、91分にカウンターから3点めをゲットします。CKのピンチを素晴らしいセービングで脱したアリソンが、右のスタリッジにスロー。ストライカーは前方のサラーに縦パスを通し、エースがアウトにかけた浮き球をシャキリがダイレクトで右隅に決めました。昨シーズンまでは、こんな試合はドローで終えていたでしょう。リヴァプールはビッグ6以外のゲームで勝ち点ロストゼロと、ずいぶん勝負強くなりました。

ジョー・ゴメスが心配ですが、ナビ・ケイタとシャキリはまだまだよくなりそうです。ゲーゲンプレスと引いて奪う時間帯をコントロールし、前線のオプションを増やせれば、プレミアリーグでも欧州でも相当戦えるのではないでしょうか。週末のボーンマス戦に快勝して、いい状態でナポリとの決戦に臨んでいただければと思います。

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“【Burnley×Liverpool】ミルナー、フィルミーノ、シャキリ…レッズが逆転で無敗キープ!” への3件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    確かにこの手のゲームは昨シーズンまででしたら落としてましたね。その分今年は落とさないところは成長に証かと思います。ただ、主力を落として勝ちきりたかったですね。スタリッジとオリギが思った以上に機能してませんでした。それでもスタリッジは最後まで残っていたので、クロップからするとオリギの方が印象がイマイチだったのかもしれませんね。あとはゴメスが心配ですが、怪我の具合は良くないと言う報道も目にします。メルウッドでスキャンのようですが週末はお休みで、ナポリ戦もかなり微妙かと、、、うーん心配です。

  2. タムコップ より:

    後半の戦い方を見て、ひとまず安堵しました。
    今日は果敢にチャレンジした戦う勤労感謝の日男のミルナーと神出鬼没の活躍をしたナビ・ケイタ、失点はあったものの、決して簡単ではないチーム相手に奮闘したアリソンの3人に花丸を送ります!
    やはり、攻めきることでレッズの良さが活かせますね。
    ボーンマス戦も難しい試合になりそうですが、何とかクリアしてナポリ戦に備えたいところです。
    ジョー・ゴメスの怪我だけが心配なところですが…。

  3. かみこっぷ より:

    ゴメス骨折で6週間アウトですか。
    この時期に痛すぎる。
    右SBはクラインもいるので、上手くターンオーバーして欲しい。

    そらから、ケイタが素晴らしい活躍でした!
    彼がフィットすれば、フィルミーノをトップで起用して欲しいですね!

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