【Tottenham×Saints】セインツの終了間際の1発で「20チームがすべてゴール」を達成!
スパーズVSセインツのゲームを振り返ってみましょう。ミッドウィークの試合をメンバーを落として戦った上位クラブが多いなか、ポチェッティーノ監督はデル・アリを休ませただけの必勝メンバー。最近好調のソン・フンミンがこの日もキレキレで、ロングフィードを中央に折り返したトリッピアーのヘッドを叩いたボレーは見事でした。ニアを襲った一撃に反応したGKマッカーシーも天晴れで、ボールはポストにヒット。最初のピンチを防いだセインツは、9分に2度めの決定機をものにされてしまいました。
トリッピアーがエリクセンに預けたショートコーナー。左足でニアに入れたグラウンダーは、吉田麻也がカットしなければならないボールでしたが、ハリー・ケインに届いてしまい、冷静なボレーがゴール左隅に突き刺さります。昨シーズンは30発の大台に乗せたエースは、直近のプレミアリーグ5戦4発と調子を上げてきました。余裕が感じられるスパーズ。20分の波状攻撃は、ボールを大事にしすぎてシュートで終われませんでした。26分、セインツが逆襲。ガッビアディーニが落としたボールをホイビュルクが右足で打ったコントロールショットは、右隅に刺さるかと思われましたが、ロリスが触ってポストを叩き、ビハインドを消すことはできませんでした。
ソン・フンミンがドリブルで仕掛けるシーンが目立つスパーズ。7番が中央から上がった29分のカウンターは、ラストパスを受けたハリー・ケインがGKの正面に打ってしまいました。31分、エリクセンの素晴らしいフィードでソン・フンミンが左サイドを疾走し、切り返して右足で狙うと、マッカーシーが上に弾き出します。39分にもルーカス・モウラ、ソン・フンミン、エリクセンと左でつながり、左足のシュートはマッカーシーがセーブ。前半を1-0で終えたホームチームは、後半も主導権を握っています。
50分、エリクセンが右から直接狙ったFKは、マッカーシーが飛んで右に弾き出します。トリッピアーのCKをスティーブン・デイヴィスが触ると、ファーにいたルーカス・モウラがワントラップボレー。スティーブンスがカットしたボールに素早く反応したルーカス・モウラが、強引なジャンピングボレーを左隅に決めました。さらに55分、マット・ターゲットのクリアをトリッピアーがカットし、右にまわっていたハリー・ケインが拾うと、走り込んできたソン・フンミンにクロスが届き、難なく3点めを押し込みました。ひとつずつ差を詰めるしかないセインツは、57分にレドモンドがボックス左から放ったシュートがクロスバーを直撃。62分にウォード=プラウズが右からのFKをファーに入れると、吉田麻也は触れず、ロリスががっちりキャッチしてセーフティーリードを守ります。
67分、右サイドで縦パスをカットし、さらにダニー・ローズに止められたボールを奪い返したスティーブン・デイヴィスは、フリーのチャンスになぜ自分で打たなかったのか。ファーに転がしたボールを左足で打ったウォード=プラウズは、デイヴィスよりも距離があるシュートをトリッピアーに阻まれてしまいました。75分にホイビュルクが放ったミドルをロリスが前にこぼすと、フォローしたウォード=プラウズのボレーはGKがブロック。1分後、ボックス左でDFを背負ったチャーリー・オースティンは、まわり込んで打った右隅へのシュートをロリスに触られて頭を抱えます。
もう勝負は決まっていましたが、93分にロングフィードでラインの裏に抜け出したチャーリー・オースティンの意地の1発は、プレミアリーグ全体にとってはメモリアルなゴールでした。ポチェッティーノ監督は、負傷したトリッピアーの後釜として、オリヴァー・スキップという2000年生まれのニューフェイスに経験を積ませる余裕を見せ、3-1で快勝。敗れたチェルシーをかわして3位に復帰しました。ハリー・ケイン、エリクセン、ソン・フンミンが好調なスパーズは、バルサを倒してCLのグループステージを突破できるでしょうか。週末のレスター戦の後、決戦は火曜日です。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
コメントを残す