【Arsenal×Huddersfield】大苦戦ガナーズを救ったのは、ルーカス・トレイラの決勝バイシクル!
慎重に立ち上がったアーセナル。5分の速攻は、ラカゼットの縦パスで前線に飛び出したベジェリンが、クロスをカットされてCKです。ハダースフィールドの厳しいプレスに3バックが手を焼き、中盤に効果的なパスが出てきません。16分、中央からドリブルで上がったルーカス・トレイラが右にスルーパスを出すと、GKレッスルがベジェリンに先着。25分を過ぎてもガナーズのシュートは1本に留まり、ラカゼットが完全に消えています。28分、グエンドゥジのパスを右で受けたジャカがアーリークロスを入れると、ぴったりだったオーバメヤンのボレーは右にアウト。2分後、右サイドから上がったベジェリンがオーバメヤンの浮き球を受け、近くにいたグエンドゥジにヘッドで預けたチャンスは、中央でノーマークだったラカゼットがフィニッシュの瞬間にスリップし、大きく打ち上げてしまいます。
36分に放ったジャカのロングシュートは、明らかにミスキック。44分にクロスをカットしたジャカは、ボックスからの中途半端なパスをインターセプトされてしまいます。スミスのクロスがフリーのプリチャードに通ると、右足のボレーはミートできずに枠の上。アウェイチームは、千載一遇のチャンスを逃してしまいました。直後にルーカス・トレイラが右足で放った素晴らしいミドルは、レッスルが左手を伸ばして外に弾くビッグセーブで先制を許さず。アーセナルは、プレミアリーグ16試合連続で前半でリードできずに終えました。
あまりにも男らしいエメリ監督。ハーフタイムにイオビとムヒタリアンを投入した勝負師は、イエローをもらった4人を全員残してラカゼットとリヒトシュタイナーを下げました。開始早々にグエンドゥジのパスを受けたミキが、中に持ち込んで左足を振り抜くも、ボールは右に曲がって枠にいきません。50分にボックス左に侵入したプリチャードがデポワトルに合わせたシーンは、レノがストライカーの足元に手を伸ばしてクロスをカット。ワグナー監督は、52分にホッグに代えてバクーナを起用します。60分、スミスが足を痛めて担架で運ばれ、代役はハデルギョナイ。63分にジャカが右から巻いたCKは、ファーのオーバメヤンがフリーのヘッドを左に外してしまいます。
64分、ムスタフィが足を痛め、モンレアルは8節のフラム戦以来のプレミアリーグです。72分のジャカのFKはレッスルがパンチし、リバウンドを叩いたベジェリンのボレーは上空へ。一方的に攻め立てるガナーズは、クロスは上がるもシュートが枠にいきません。しかし83分、グエンドゥジがボックス右に浮かしたボールをオーバメヤンがピタリと止め、コンゴロをかわして折り返すと、美しいバイシクルを叩き込んだのはルーカス・トレイラ!アーセナルは尚も攻め続け、追加タイムは7分と表示されました。時間稼ぎや守備堅めをするつもりは毛頭ないプレミアリーグ5位は、オープンな殴り合いを展開。グエンドゥジがGKレッスルと1対1になりかけるほどの獰猛なアタックの末に、1-0で勝ち点3をもぎ取りました。
危ない試合でした。プレミアリーグ17位を相手に、終盤までゼロのままもつれてしまった最大の要因は、ガナーズのシュートの精度が低かったことでしょう。エメリ監督は、「速いリズムで戦いたかったが、相手にスローに落とされてしまった」と語っておりましたが、2トップが外した前半の決定機をものにできていれば、圧勝もあったのではないかと思います。ともあれ、何とか勝ちました。マン・シティが敗れたため、首位との差は8に接近。負傷のムスタフィとサスペンデッドのパパスタソプーロスを使えない次節は工夫が必要ですが、絶不調セインツなら攻め勝てるのではないでしょうか。
最後に…ルーカス・トレイラ、素晴らしい!ヴィエラ、セスク、アルテタのように、チームの看板として長く活躍してほしいタレントです。いろいろ気になることはありますが、絶品バイシクルごちそうさまということで、次に目を向けましょうか。セインツ戦の後は、カラバオカップ準々決勝のノースロンドンダービー、2018年の締めくくりはリヴァプールとのシックスポインターです。忙しい…!
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更新ありがとうございます。取り敢えず勝ててよかったです。DF 陣の怪我と出場停止は痛いですが、何とかこの年末も乗りきって頂きたいです。
寒くなってきたのでお身体には充分気をつけて、楽しい記事の更新頑張って下さい。
アーセナルは1-0で勝ってるのに試合を締めに行かずに点を取りに行く姿勢は見てるぶんには楽しいですが
負けたら目も当てられないなと毎回見ながら思ってます(笑)