【Everton×Tottenham】ワールドクラスの4人が怒涛の6発、スパーズがアウェイで圧勝!
前線から厳しいプレスをかけ、スパーズの最終ラインから自由を奪っていたエヴァートンは、10分に最初のチャンスをつかみました。ドリブルで運んだシグルズソンが外のウォルコットを使い、中央にクロスが上がると、リシャルリソンのヘッドは惜しくもポストの右。12分にトリッピアーの素晴らしいロングフィードで、ラインの裏を取ったハリー・ケインがピックフォードと1対1になりますが、ループシュートは右に外れて先制はなりません。13分、ソン・フンミンがゴールラインまで抉って折り返すと、トリッピアーのワントラップシュートはピックフォードがセーブ。押されていたエヴァートンは、20分にワンチャンスを活かしました。
シグルズソンの縦パスでカルヴァート・ルーウィンがボックス左を突破し、速いグラウンダーを入れると、右からニアに走り込んできたウォルコットが強引なボレー。1-0とされたスパーズはすぐに反撃し、23分にハリー・ウィンクスのパスを受けたエースが左足で巻いたシュートを放ちますが、惜しくもクロスバーを越えてしまいます。27分、ハリー・ケインがラインの裏に浮かしたボールを追ったズマが、ボックスの外に出てきたピックフォードと激突。こぼれたボールがソン・フンミンに渡り、右から放ったシュートが無人のゴールのサイドネットに吸い込まれました。
ハリー・ケインとソン・フンミンに翻弄され続けるエヴァートン守備陣。35分、デル・アリとのワンツーで中央から上がったシソコが左のソン・フンミンにスルーパスを通すと、左足の強烈なシュートはピックフォードがセーブしますが、こぼれ球に走り込んだデル・アリがきれいにGKの脇を抜きました。42分、やや右から狙ったトリッピアーのFKが右のポストを叩くと、リバウンドをプッシュしたのはハリー・ケイン。怒涛の攻撃であっという間に1-3としたアウェイチームは、後半開始3分のゴールで勝負を決めました。
トリッピアーの縦パスでハリー・ケインがボックス右に流れ、クロスはコールマンがクリアしますが、これに走り込んだエリクセンが狭いコースを射抜くスーパーボレー。3分後、リシャルリソンのパスをボックス手前で受けたシグルズソンが、3人のDFを引き連れながら右足でクロスに飛ぶシュートを放ち、ロリスは触るのが精一杯でした。2-4という乱打戦。53分にアンドレ・ゴメスが足を痛め、シュナイデルランに後を譲ります。61分、ハーフタイムにデル・アリと代わって入っていたラメラが、ラインぎりぎりで裏を狙っていたソン・フンミンに絶品スルーパス。好調の韓国代表がピックフォードの股間を抜き、今季プレミアリーグ5発めを決めました。
74分の6点めは、シンプルで美しい速攻でした。後ろからのボールをダイレクトで縦に送ったのはベン・デイヴィス。左サイドをスプリントしたソン・フンミンのグラウンダーもダイレクトで、中央で合わせたハリー・ケインもワンタッチでした。スパーズのエースは、オーバメヤンに1差に迫るプレミアリーグ11ゴール。オリヴァー・スキップにチャンスを与えたポチェッティーノ監督は、最後にルーカス・モウラを投入して悠々と勝ち切りました。いやー、素晴らしい。ハリー・ケイン、ソン・フンミン、エリクセン、デル・アリが揃ったスパーズは、欧州のトップクラスのクラブが相手でも互角に戦えるポテンシャルがあります。
左足の裏を痛めたデル・アリについて、ポチェッティーノ監督は「時間はかからないはず」とコメントしています。主力が健在であれば、首位に6差のスパーズは優勝争いに残るのではないでしょうか。プレミアリーグ18戦14勝は、例年なら首位の戦績。年末からの後半戦も、三つ巴のデッドヒートを期待したいと思います。
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素晴らしい勝利でしたね、今のスパーズ勢い凄い
前線のメンバーは好調なのが目に見えてわかるようになってきましたね。点を取ったメンバーは言わずもがなですが、最近のシソコの充実ぶりは序盤の彼とは別人のようです。