【Newcastle×MAN.UTD】新監督の采配的中!マン・ユナイテッドが接戦を勝ち切り4連勝!
13分、最後方からの長いボールをボックス左で見事に止めたのはクリスティアン・アツ。左足でクロスに放ったシュートは、デ・ヘアが左に体を伸ばしてキャッチします。15分にフィル・ジョーンズがバックパスミスをサロモン・ロンドンにさらわれますが、ボックス入口でかろうじて間に合い、スライディングで責任を取りました。アツの飛び出しに手を焼くリンデロフ。マンチェスター・ユナイテッドが久しぶりに押されています。24分、縦1本でラインの裏に抜け出したラシュフォードは、シュートを打てずにドゥブラフカと交錯。直後、左にいたポグバのパスをマタがダイレクトで浮かすと、フリーで受けたマルシアルはボレーをミートできませんでした。
30分、マタとのワンツーで右から中央に入ったラシュフォードが後ろに落とすと、ポグバがクロスに打ったミドルはポストの左。32分にはマルシアルのヒールキックでラシュフォードがボックスで勝負となり、シュートのこぼれ球にマタが先着するも、ドゥブラフカの鋭い飛び出しに阻まれます。イェドリンが右から上げたクロスに競り勝ったサロモン・ロンドンは、ヘディングを打ち上げてしまいました。41分に右サイドからマタがFKを曲げると、ニアのフィル・ジョーンズのヘッドはうまく当たらず。前半のスコアレスは、ベニテス監督にとっては上々の結果でしょう。
後半開始からしばらくは、レッド・デヴィルズのハーフコートマッチ。50分にリンデロフのスルーパスでボックス右を突破したラシュフォードは、切り返しからの左足フィニッシュをアウトに引っかけてしまいました。プレミアリーグ全試合出場のディアメは、前半の負傷が思わしくないようで、53分にシェルヴィにチェンジ。58分にドリブルで左から上がった好調のアツは、クロスに放ったシュートが外に切れてしまいます。60分にポグバをかわしたシェルヴィは、右からのミドルがデ・ヘアの正面。63分、スールシャール監督はマルシアルとマタを下げ、ルカクとアレクシス・サンチェスで勝負です。
スールシャール監督の采配は、1分も経たないうちに先制点という結果を出しました。ラシュフォードが左から蹴ったFKをドゥブラフカが痛恨のファンブル。詰めたルカクは、これがファーストタッチです。今季プレミアリーグ8ゴールめは、前節に続く交代直後の1発。攻めるしかないベニテス監督は、69分にアヨゼ・ペレスに代えてケネディを送り出しました。75分、シェルヴィのFKのクリアがアツに渡り、左足の強烈なシュートは惜しくも右にアウト。プレミアリーグ20試合で15ゴールの貧攻マグパイズの反撃は実らず、80分に決定的な2点めが入りました。ルカクが右からスプリントしたカウンター。中央でパスを受けたアレクシス・サンチェスがDFの間を通すと、左から上がっていたラシュフォードがドゥブラフカと1対1となり、冷静にGKの脇を抜きました。
81分、シェアが下がって武藤嘉紀が登場。スールシャール監督は、87分にラシュフォードをリンガードにスイッチします。93分、マン・ユナイテッドのカウンター。リンガードのスルーパスを受けたポグバがGKを抜き去って右からシュートを放ちますが、無人のゴールに流し込むことができず、外からサイドネットに引っかけてしまいました。間もなくタイムアップ、0-2。スールシャール監督が記録した指揮官就任からのプレミアリーグ4連勝は、サー・マット・バスビー以来の快挙です。
セットピースとカウンター。苦しい試合でしたが、2人のストライカーが少ないチャンスをものにしてくれました。ルカクが先制、アレクシスはアシストと交代選手が活躍。ポグバは危なっかしい守備のほうが目立ってしまいましたが、エレーラ、マティッチ、ルーク・ショーがよく走ってパスコースを限定し、危険なラストパスを入れさせませんでした。次節はウェンブリーでスパーズと当たりますが、選手たちのモチベーションが高いマンチェスター・ユナイテッドは、いい試合を見せてくれるのではないでしょうか。2試合連続でゴールを決めたルカク&ラシュフォードの爆発と、スーパーポグバに期待しています。
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