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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Brighton×Liverpool】サラーのPK1発…急造DFが奮闘したリヴァプール、辛勝!

ファン・ダイクの相棒は、やはりファビーニョです。プレミアリーグ22節、ブライトンVSリヴァプール。3人のCBを欠いていたクロップ監督は、戻ってきたマティプに無理をさせず、シャキリを中盤に入れて攻め勝つ方針のようです。GKアリソン、DFアーノルド、ファビーニョ、ファン・ダイク、ロバートソン。セントラルMFはワイナルドゥムとヘンダーソン、2列めにシャキリ、フィルミーノ、マネ。最前線はもちろんモー・サラーです。プレミアリーグのホームゲームを5勝3分2敗のブライトンに油断は禁物です。序盤のレッズは、ヘンダーソンが右に出したパスをインターセプトされるピンチがありましたが、ファビーニョが冷静にクロスをクリア。5分を過ぎると、プレミアリーグ首位チームが中盤を支配し始めます。

9分のロバートソンのアーリークロスは、中央に入ったフィルミーノにぴったりに見えましたが、9番のつま先をかずめて逆サイドにアウト。12分のブライトンのカウンターは、左から仕掛けたロカディアがパス交換からシュートを放つもブロックされてしまいます。15分にパスカル・グロスがハイクロスを入れると、マークを外したグレン・マレーのヘッドはクロスバーの上。19分にはヘンダーソンが、またもやロカディアにさらわれますが、サラーが戻って事なきをえました。縦パスが通らず、シュートを打てないリヴァプール。右からのクロスをフィルミーノがゴール前に浮かした22分のチャンスは、サラーがボングに抑えられてタッチできませんでした。

26分にファン・ダイクがロバートソンを使い、マネ、アーノルドと右に展開したアタックは、切り返しから左足で入れたSBのクロスをニアのシャキリがヘッド。小柄なプレーメイカーはフリーでしたが、左のポストの外に切れていきます。全員が自陣にこもって守るブライトン。両者ともオンターゲットがないまま、ハーフタイムを迎えました。ベンチには、ミルナー、ナビ・ケイタ、オリギ。クロップ監督に、攻めあぐむチームを活性化するアイデアはあるのでしょうか。

47分、左から攻め上がったサラーの強烈なシュートは、GKバトンがキャッチ。2分後、ボックス右から中に斬り込んだサラーをパスカル・グロスが引っ張ってしまい、昨季プレミアリーグ得点王の迷いなきPKがゴール右隅に突き刺さります。相変わらずボールを支配するのはリヴァプール。次のゴールをゲットできれば、勝負は決するのではないでしょうか。58分、右サイドでソリー・マーチが粘り、グラウンダーをパスカル・グロスが合わせると、ファビーニョが体を張ってブロック。ブライトンがラインを上げて攻め込むようになり、これまでの60分とは別なゲームになりつつあります。

ヒュートン監督は、66分にグレン・マレーとソリー・マーチに代えて、クノッカールとアンドネを投入。受けにまわっているレッズは、中盤のマークが緩いのが気になります。残り時間は20分。レッズは前線にパスがつながらず、ブライトンは未だオンターゲットがありません。72分、シャキリに代わってミルナー。75分にサラーのパスを受けたフィルミーノが中央をドリブルで切り裂くと、強烈な一撃はGKバトンがセーフティファーストで右に弾きます。78分にボングが左サイドから上がると、ニアに上がったクロスをアリソンの前に入ったアンドネがボレー。体勢を崩した10番は、左に外してしまいました。

80分、ボックス右に侵入したフィルミーノがサラーに戻し、横に流したボールにワイナルドゥムが左足を振り抜きますが、ボールは右のポストの脇を抜けていきます。86分、サラーとマネが仕掛けたカウンターは、セネガル代表の左足シュートがアウトにかかってニアポストの外。88分にミルナーが左から上がり、クロスのクリアを拾って再度サラーに合わせるも、出てくると思わなかったか11番のボレーは明らかなミスキックでした。クロップ監督は、90分にマネをナビ・ケイタ。94分にはサラーをオリギにチェンジして時間を遣い、ホームチームにオンターゲットを許さず逃げ切りました。

ファビーニョ、よくやった!試合を終え、最初に頭に浮かんだ言葉は、ファン・ダイクの横で冷静な守備を見せてくれた3番へのリスペクトでした。前線のパスの精度が低かったレッズは、きっちり引いて守るブライトンを崩せず、パスカル・グロスの軽率なプレイがなければ勝ち点3をゲットできなかった可能性大。ロカディアやソリー・マーチにサイドをかき回されるシーンもあり、苦しい試合でしたが、よくぞ勝利に漕ぎ着けました。昨季までは1-1で終えていたこういう試合を勝ち切れるのが、ファン・ダイクとアリソンを獲得した効果だと思います。

マンデーナイトのゲームでマン・シティと戦うウルヴスが事件を起こしてくれれば、やっかいなアウェイゲームがマン・ユナイテッド戦とハマーズ戦のみとなっているレッズが一気に有利になります。悲願のプレミアリーグ制覇に近づけるのか。トッテナムVSマンチェスター・ユナイテッドはもちろん、週明けのエティハドにも注目です。

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“【Brighton×Liverpool】サラーのPK1発…急造DFが奮闘したリヴァプール、辛勝!” への3件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    ファビーニョの奮闘にダイクの鉄壁な守備。苦しみながらも勝点3をもぎ取る成長。この勝利は大きいですね。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    勝ててよかったです
    ただヘンドの良さが分からなくなってきました。
    攻撃での貢献度低いしシュート下手すぎて全く怖くないし、ダイクがキャプテンでいい気がします

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    上の方がおっしゃるように、ヘンダーソンが現状穴になっていますよね。攻撃の貢献ありませんし、守備も穴だらけなのでスタメンのレベルにないと思います。

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