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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Liverpool×Leicester】敵はプレッシャーか?攻めきれなかったリヴァプールはドロー決着!

マンチェスター・シティが下位に敗れたプレミアリーグ24節。首位を走るリヴァプールは、引き離すチャンスをものにできるでしょうか。アーノルドとジョー・ゴメスが使えないクロップ監督は、懸案の右SBにヘンダーソンを起用しています。GKアリソン、DFヘンダーソン、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン。中盤にはワイナルドゥム、ナビ・ケイタ、シャキリ、3トップは今季プレミアリーグで34発のサラー、マネ、フィルミーノです。キックオフから攻勢のレッズは、2分にあっさり先制しました。フィルミーノ、ロバートソンとのパス交換からボックス左に侵入したマネが、右のサイドネットに完璧なシュート。今季プレミアリーグ10発めを決めたセネガル代表FWは、雪が舞い散るピッチにキスをして自らのゴールを祝福しています。

6分には、ワイナルドゥムから右のヘンダーソン、前のサラーとつながる速攻。ファーサイドでクロスをトラップし、切り返しから右足を振り抜いたフィルミーノのシュートは、シュマイケルが左手を伸ばしてセーブします。右からのCKでフリーだったマネのヘッドは、左にアウト。アリソンのパスミスでピンチを招くシーンはあったものの、90%近いポゼッションを記録しているレッズが一方的に攻める展開が続いています。15分過ぎからレスターの時間がありましたが、シュートをうたせずしのいだレッズは再び中盤を支配。ヴァーディーまで自陣にこもるアウェイチームは、カウンターを仕掛ける暇すらありません。25分、アリソンのキックにヴァーディーが飛び込み、右サイドでカットしたオルブライトンがすかさずクロス。ジェームズ・マディソンはノーマークでしたが、決定的なヘディングシュートを右に外してしまいました。

36分、マネが右に流したパスを受けたサラーが左足を振り抜くと、チルウェルが足を上げてブロック。こぼれ球はフィルミーノの前に落ちますが、トラップがうまくいきませんでした。40分に自陣で3人をかわしたロバートソンが絶妙なスルーパスを縦に入れると、抜け出しかけたマネをマグワイアが引っ張って転倒させます。イエローで済んで助かったきわどいプレイ。47分に同点ゴールを決めたのは、そのマグワイアでした。ジェームズ・マディソンのFKはレッズ守備陣がクリアしますが、高く浮いたボールを見た最終ラインのコントロールが乱れます。チルウェルがヘッドで前線に送った瞬間、中央は上がり、左が残りました。ファン・ダイクの裏に入ったイングランド代表CBのボレーに、アリソンは反応できませんでした。

50分、チルウェルが左から仕掛けたチャンスは、ヘンダーソンがマディソンのマークを外してしまい、至近距離でフリー。逆転かと思われた次の瞬間、10番はパスを選択し、レッズは命拾いしました。52分、右からのFKをファーで空いたマグワイアがヘッドで折り返すと、フィルミーノが自陣に蹴ったクリアをアリソンが足に当ててオウンゴールを逃れました。56分にフィルミーノとのワンツーでナビ・ケイタがボックスへ。シュートを打とうとした8番の足がリカルド・ペレイラと接触しますが、レフェリーはゴールキックを示しています。シュートを打てないレッズは、60分を過ぎても4本のまま。65分、クロップ監督はナビ・ケイタとシャキリを諦め、ララナとファビーニョで勝負です。

縦パスもロングフィードも入らなくなったプレミアリーグ首位チーム。彼らが戦っている相手は、プレッシャーでしょうか。73分、レスターのカウンター。左からスプリントしたデマライ・グレイのシュートは、アリソンの正面です。74分、ヘンダーソンのクロスを受けたフィルミーノが2人かわして放ったシュートは、シュマイケルがセーブ。ジェームズ・マディソンはここで下がり、チョードリーが中盤に入ります。82分のサラーのFKは壁にヒット。1分後にフィルミーノが下がり、スタリッジが最前線に入ります。84分、デマライ・グレイに代わって岡崎慎司が登場。マネが仕掛けた87分のカウンターは、スタリッジの左足シュートが大きく枠を外れました。

ピュエル監督が目標を勝ち点1に切り替えたのは、89分。ヴァーディーをイヘアナチョは攻めの交代ではなく、時間を遣いたかったのでしょう。追加タイムにバスを停めたレスターを攻めきれなかったレッズは、マン・シティのつまずきを活かしきれませんでした。不運なジャッジが多かったのは確かですが、勝負どころでのラストパスやトラップの精度が低かったのが、1ゴールに終わった最大の理由ではないかと思います。ミドルレンジから積極的に狙うなど、レスターの守備陣を慌てさせる工夫があれば、違う結果で終えることができたかもしれません。

プレミアリーグのTOP6以外とのゲームで初めて勝ち点を落としたリヴァプールは、重圧をはねのけることができるでしょうか。次節のプレミアリーグはロンドンスタジアムでウェストハム。ここで勝ち点を落とせば、今回の敗戦で諦めかけたペップを再度その気にさせてしまいます。優勝争いの経験が少ない選手ばかりのチームだけに、今日のような試合が増えるのではないかと思われますが、クロップ監督はいかにして主力に本来の力を発揮させるのか。残り試合は、まだ14もあります。

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“【Liverpool×Leicester】敵はプレッシャーか?攻めきれなかったリヴァプールはドロー決着!” への2件のフィードバック

  1. ペップの街 より:

    更新有難うございます。
    シティまさかの逆転負けでどうコメントしようか悩んでいるうちに24時間後にはレッズが引き分け‼️
    ペップサポとしては奈落の底に落ちたはずが何とか崖っぷちに留まったというところです。
    レッズもシティ同様早々と先制し、楽な展開になるかと思ったらさにあらず。プレミアはとにかくハードというかタフですね。
    まだmsだ分かりませんぞ!

  2. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    早々の先制点は追加点を入れないと嫌な雰囲気になってしまいますよね。結果はドロー。今日はレスターの出足も良く、どちらのホームゲームなんだろうと、、、。シティとの直接対決がないので、これからは取りこぼしは厳禁ですね。勝ち点差5。優勝争いはまだまだこれからですね。

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