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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Burnley×Tottenham】攻めあぐんだトッテナム、絶好調バーンリーに粘られ痛恨の敗戦!

スパーズは、危ないのではないかと思ってました。前半戦は絶不調だったバーンリーは、後半戦はプレミアリーグ7試合4勝3分と別なチームに変貌しています。快進撃が始まったのは12月30日のハマーズ戦ですが、この試合で復帰したトム・ヒートンが7試合すべてでゴールマウスに君臨しているのは、好調の要因のひとつなのでしょうか。CBのタルコフスキとベン・ミーは、今季プレミアリーグのブロックランキングでワンツー。左のチャーリー・テイラーも5位に入っています。「簡単に打たれるけど枠に打たせない」守備が健在で、プレミアリーグ3位といえども苦戦必至と見ていたのです。予感は、当たりました。ハリー・ケインが復帰したチームは前半をスコアレスで折り返し、ホームチームに先制を許してしまいました。

ロリス、フォイス、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲン、セルジュ・オーリエ、ダニー・ローズ、シソコ、ハリー・ウィンクス、エリクセン、ソン・フンミン、ハリー・ケイン。絶対的エースが最前線に戻ってきたトッテナムに足りないパーツは、デル・アリだけでした。プレミアリーグ4連勝、チャンピオンズリーグのドルトムント戦も3-0快勝。キックオフから左サイドを制圧したアウェイチームは、10日ぶりのゲームにうまく入れたようでした。10分を過ぎるとバーンリーの中盤のチェックが厳しくなり、ボックス周辺にボールを運べない時間が続きましたが、16分にドリブルで左に流れたハリー・ケインが左足でシュート。惜しくもニアに外れましたが、42日ぶりのピッチとなる10番の動きは悪くありません。

20分、最後方から出たボールをソン・フンミンが追いかけますが、ヒートンがボックスを出てクリア。中盤でパスをまわせなくなったスパーズは、ロングフィードが目立ってきました。28分のショートコーナーは、ソン・フンミンからパスをもらったハリー・ウィンクスがボックスの角で左足を振り抜きますが、アシュリー・バーンズが倒れ込みながらブロック。32分に左からの速いパスを受けたエリクセンのミドルは、右から入ってきたバーズリーが足を出してストップします。2分後、右サイドで粘ったヘンドリックスがニアにグラウンダーを通し、アシュリー・バーンズが右足で合わせますが、ロリスの指先を抜けたボールはクロスバーのすぐ上を越えていきました。

39分、セルジュ・オーリエのアーリークロスをハリー・ケインが頭でコースを変えるも、ヒートンが正面でキャッチ。前半を0-0で終えたスパーズは、後半に入ってもサイドを崩せず、ミドルレンジから強引に放つシュートが目立ちます。50分、ハリー・ケインの素晴らしいロングシュートがゴール左隅を襲いますが、ヒートンが右手で弾き出すビッグセーブ。53分にエリクセンがFKをゴール前に上げると、フォイスはヘディングをコントロールできません。57分、右からのCKをヘッドで押し込んだのはクリス・ウッド。アルデルヴァイレルトとフォイスが前でかぶり、要注意のストライカーにフリーで打たせてしまいました。

ポチェッティーノ監督は、62分にハリー・ウィンクスを諦め、ジョレンテを前に置いて勝負です。スパーズが追いついたのは65分。ダニー・ローズがラインの裏に走ったハリー・ケインに長いスローインを通すと、ベン・ミーをぶっちぎったストライカーがボックス左に侵入し、出てきたヒートンの脇を抜きました。エースが復帰戦でプレミアリーグ15ゴールめを決め、アウェイチームが優位に立つかと思いきや、バーンリーはアグレッシブな守備と速攻で上位を困らせています。70分、中央のウェストウッドからラストパスをもらったヘンドリックスは、右からクロスに狙ったシュートをポストすれすれに外しました。残り時間は15分。ポチェッティーノ監督の2枚めは、フォイスに代えてラメラです。

77分、右に流れたクリス・ウッドに縦パスが通り、ファーに転がったグラウンダーをマクニールがダイレクトで叩くと、ロリスが体を張ってセーブ。ショーン・ダイク監督はいけると見たのか、マクニールとヘンドリックスをブレイディとグズムンドソンという攻めの2枚代えを敢行しました。采配で勝ったのは、バーンリーの指揮官でした。83分、ジャック・コークのパスを中央で受けたグズムンドソンがエリクセンをかわして左足を振り抜くと、当たり損ねのボールがファーのアシュリー・バーンズの足元に届き、決勝ゴールがネットを揺らしました。ソン・フンミンと代わったルーカス・モウラは左から果敢に仕掛けたものの、ラストパスを味方に打たせることができずにタイムアップの笛を聞きました。

追撃態勢を固めていたスパーズ、痛恨の敗戦。守備にまわると不安定だったセルジュ・オーリエが中途半端なクリアを拾われ、勝負を決める失点を喫してしまいました。スペースを創る動きや、ボールを持っている選手をフォローするプレイが少なかったのが、ミドルシュートしか打てなかった最大の理由だったのではないでしょうか。サイドアタックにこだわったバーンリーのほうが終盤はいい形を創れており、運動量が落ちたチームの勝ち点ロストは必然だったと思います。ビッグ6との直接対決を4つ残しているスパーズは、苦しくなりました。プレミアリーグ制覇の望みをつなぎたいなら、次節からのチェルシー、アーセナルとのロンドンダービー2連戦は必勝です。

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“【Burnley×Tottenham】攻めあぐんだトッテナム、絶好調バーンリーに粘られ痛恨の敗戦!” への1件のコメント

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    プレミアリーグの怖さですね

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