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【Leicester×Crystal Palace】シュート数27対7で1-4惨敗、ピュエル監督の失敗のポイントは…⁉

本拠地キングパワーでの4連敗は、19年ぶりだそうです。プレミアリーグで5戦連続勝利なしだったレスターが、クリスタル・パレスに1-4で惨敗。ブックメーカーで解任候補としてのオッズがマウリシオ・サッリの次に低いクロード・ピュエル監督は、次節のブライトン戦で指揮を執れるでしょうか。「ファンの気持ちはわかる。チームにとっては難しい時期だ。次の試合も若い選手たちをサポートしてほしいが、彼らはフェアな結果を得ていないと感じているだろうね。パフォーマンスを見れば、この結果はクレイジーとしかいいようがない。受け入れがたいよ」。嘆く指揮官の気持ちは、わからなくはありません。シュート数は27対7、ポゼッションは66対34、パス本数は250本も多かったのに4発喰らって敗れたのですから。しかし…。残り20分まで1-1とイーブンだったチームが崩れたプロセスを、あらためて振り返ってみましょう。

エンディディ、ティーレマンス、ハーヴィー・バーンズ、ジェームズ・マディソン。今日こそはレスターが勝つだろうと高をくくっていた私は、22歳以下の若手の躍動を見たくてこの試合を選んだのでした。左SBのチルウェルがいなかったのは残念でしたが、ベンチにはソユンク、デマライ・グレイ、イヘアナチョとU-22がさらに3人もいます。接戦となれば、ドリブルが持ち味のデマライ・グレイと前でアクセントとなるイヘアナチョは起用されるはずです。ジェームズ・マディソンとティーレマンスのコンビプレイ、ハーヴィー・バーンズのドリブル突破はやはり楽しく、押しているレスターが先制すると思い込んでいました。

まったくシュートを放っていなかったクリスタル・パレスが先制したのは40分。ミリヴォイェヴィッチが中央で空いていたマッカーサーに速いパスを通すと、左隅を狙ったミドルがバチュアイに当たってコースが変わり、逆を取られたシュマイケルはノーチャンスでした。攻め続けたレスターは、0-1のままでハーフタイムを迎えますが、選手たちは逆転できると信じていたのではないでしょうか。ピュエル監督が選んだ11人は、プレミアリーグでしばらく勝っていないチームとは思えない多彩な攻撃でゲームを支配していました。ハーフタイムにゲザルが下がり、デマライ・グレイが登場。レスターの中盤は、全員22歳以下というフレッシュな布陣となりました。

ジョニー・エヴァンスのクロスに頭を振ったティーレマンスのヘッドはポストの外。後半もレスターが攻め、クリスタル・パレスが引いて受ける展開です。危険なザハはリカルド・ペレイラが抑えており、左サイドのフクスからのグラウンダーを受けたハーヴィー・バーンズやジェームズ・マディソンが次々にシュートを打っています。64分、フクスのロングスロー。ジェームズ・マディソンがヘッドで右に送ったボールをハーヴィー・バーンズが中央に転がすと、ジョニー・エヴァンスが倒れながらのボレーをゴール右隅に突き刺しました。1-1、シュート数は19対3。さすがに今日は勝てるはず…70分までは、躍動する青の勝利を疑いませんでした。

チルウェルの穴はフクスがきっちり埋めており、アウェイチームは右サイドで脅威になっていたワン=ビサカを欠いています。70分、CKを拾ったバチュアイがカウンターを仕掛け、サコ、タウンゼントと左につながったボールがボックスの角にいたマッカーサーへ。ファーにクロスが上がった瞬間、マグワイアは前にいたバチュアイのオフサイドを主張し、背後のザハを見ていませんでした。クリスタル・パレスの後半初のシュートは、フリーのエースが放った至近距離からのボレー。シュマイケルが触れるわけもなく、ゴールの真ん中に突き刺さりました。ピュエル監督はティーレマンスを下げてイヘアナチョを投入しますが、この策が全く機能せず。攻めに迫力を失った若いチームは、81分に勝負を決める一撃を叩き込まれてしまいました。

左から上がった元レスターのシュラップがクロスを入れると、バチュアイの素晴らしいボレーをシュマイケルがビッグセーブ。リバウンドを拾って突破を図ったシュラップをジョニー・エヴァンスが倒してしまい、PKを示す笛が鳴り響きました。スペシャリストのミリヴォイェヴィッチがシュマイケルの逆を突いて右に沈め、1-3。84分にハーヴィー・バーンズと代わった岡崎慎司は、何を期待されているのでしょうか。ヴァーディーとイヘアナチョが機能しない前線はシュートを打てなくなり、不振のチームは93分にダメ押しゴールを喰らいます。センターサークルでパスをカットしたジョルダン・アイェウがすかさずサハに預け、単独で持ち込んだスピードスターがシュマイケルのグローブを弾いてこの日2点めをゲットしました。

「フェアな結果ではない」と嘆いた指揮官は、イヘアナチョの空回りや、ティーレマンスがいなくなった後に守備陣がカウンターを喰らって混乱した理由を分析しないといけないでしょう。ザハの勝ち越しゴールの後、1-2からの戦い方が、逆転勝利に向かえたか惨敗かのターニングポイントだったように思います。イヘアナチョに前線でのボールキープを期待するなら、ゴールへの道筋が見えていなかったヴァーディーとチェンジ。エースを代えるのをためらうなら、優位を保てていた前線と中盤はいじらずに終盤までステイでもよかったのではないかと思います。

プレミアリーグ後半戦の8試合で、90分以降の失点が4つもあるレスターは、「攻めの交代が機能せず、バランスを崩して失点」という展開を繰り返しているように見えます。マン・シティに勝ち、チェルシーやリヴァプールに善戦したホジソン監督のチームに敗れた一戦は、アンフェアでもクレイジーでもありませんでした。いつ代えるか、誰を代えるか、交代策の難しさを思い知らされたゲーム。ピュエル監督は、キングパワーで戦う次節のブライトン戦はもちろん必勝ですが…。

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“【Leicester×Crystal Palace】シュート数27対7で1-4惨敗、ピュエル監督の失敗のポイントは…⁉” への1件のコメント

  1. ああ より:

    レスターが元々パレス相手に弱いんですよね(この試合の前までで3連敗)
    最近はそうでもないですがそれまではアーセナルもビックリなスロースタートぶりで序盤に失点をしますし、ドン引きされるとヴァーディは孤立するしブロックの前かサイドでボールを回すだけなのに
    イヘアナチョは強さもスピードもあるわけじゃないので難しいんですよね使うにしても
    レスターサポとしてピュエルがいい監督だとは思わないですが今シーズンは頑張って欲しいと思ってるのですが厳しそうです

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