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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Arsenal×Saints】レノ、ミキ、ラカゼット…攻守の要が活躍したアーセナルが4位進出!

プレミアリーグの後半戦で4勝3敗、FAカップはマンチェスター・ユナイテッドにホームで敗戦、ヨーロッパリーグのラウンド32ではBATEボリゾフに苦戦。厳しい戦いが続くアーセナルが、12月に無敗記録をストップされたサウサンプトンと戦います。マーク・ヒューズ解任の後を継いだハーゼンヒュットル監督は、その後のプレミアリーグで4勝3分5敗と立て直したものの、依然として18位という危険なポジションにいます。勝って上位を窺いたいホームチームと、何とか勝ち点をゲットしたいアウェイチーム。エメリ監督はエジル、オーバメヤン、グエンドゥジ、コシールニーをベンチに置いています。GKレノ、DFリヒトシュタイナー、ムスタフィ、パパスタソプーロス、コラシナツ。ジャカとルーカス・トレイラの2センター、2列めにラムジー、ムヒタリアン、イオビ、トップはプレミアリーグ10ゴールと好調のラカゼットです。

4分、イオビとのコンビでコラシナツが左サイドを突破。アーセナルは、こちらのサイドからのアタックが狙いのひとつです。6分、最後方からのロングフィードでレドモンドが完全に抜け出し、戻ったムスタフィをかわして左足でシュートを放ちますが、GKの足元を突いた一撃はレノが体を張ってビッグセーブ。このプレイが、ターニングポイントとなりました。直後、ラカゼットが左のイオビを走らせると、クロスは転倒したルーカス・トレイラを越えてファーのミキへ。左足のシュートは枠を外れましたが、ラカゼットがヒールでコースを変え、ホームチームが首尾よく先制しました。セインツ守備陣は右CBのベドナレクが残っており、オフサイドはなし。ピンチの後の決定機を活かしたガナーズは、余裕をもって戦えるようになりました。

10分、イオビの戻しを受けたジャカのミドルは右ポストの外。12分にウォード=プラウズが左サイドで粘り、外のマット・ターゲットに預けると、ファーに出たクロスをレドモンドが頭で折り返し、アームストロングがヘディングシュート。コラシナツが胸で弾き返すと、左にまわったボールを受けたマット・ターゲットが左足で強烈なシュートを放ちますが、レノが左に飛んでセーブしました。GKの素晴らしいプレイでピンチをしのいだガナーズは、17分にGKのミスを突いて2点めを奪います。バックパスを大きく蹴ろうとしたアンガス・ガンが足を滑らせ、ボックス手前で奪ったイオビが左からドリブル。ファーに出たクロスは走り込んだミキにぴったりで、右隅にコントロールされたボレーに若いGKは反応できませんでした。

26分、ラカゼットの動きをよく見ていたジャカが、絶妙な浮き球でストライカーをフリーにします。スティーブンスを軽くかわして打ったラカゼットのシュートは、間に合ったベドナレクがスライディングでブロック。ダイレクトパスを駆使したガナーズの左サイドの崩しは、安定的に強かったヴェンゲル時代を思い出させる美しさですが、最後のボールが微妙にずれ、決定的な形を創れません。37分、ルーカス・トレイラの速い縦パスがイオビに通り、22歳のMFが中央から上がって左隅を狙いますが、ヴェステルゴーアが足を出してクリアしました。

CKを叩いたラカゼットのヘッドはガンが右に倒れてキャッチ。39分のリヒトシュタイナーのアーリークロスは、ファーのコラシナツが中に持ち込み、ゴール前で空いていたラカゼットに打たせますが、至近距離からのボレーは浮いてしまいます。42分、コラシナツがラムジーと絡みながら中央突破。落としを受けたラカゼットがコースが空いた瞬間に左足を振り抜くと、ガンがかろうじて足に当て、決定的な3点めを防ぎました。前半は2-0、アーセナルが追いつかれる姿は想像できません。

ハーゼンヒュットル監督は、ハーフタイムでアームストロングとスティーブンスを見切り、オバフェミとチャーリー・オースティンを入れて4-4-2にシフト。52分にジャカのミスパスをバイタルエリアでカットしたウォード=プラウズは、フリーのシュートを右に外してしまいます。55分、リヒトシュタイナーがリタイアし、コシールニーにスイッチ。右サイドにまわるのはムスタフィのようです。61分にイオビとのワンツーでボックス左を突破したラムジーは、グラウンダーが味方に合いません。ここでラムジーが下がり、メスト・エジルが登場。後半から入ったオバフェミは、20分の出場でハムストリングを痛め、エルユヌシに後を譲りました。

72分、ホイビュルクのミドルにヴェステルゴーアが触るも、左にアウト。足をつったイオビは75分に退き、オーバメヤンが前線に加わります。セインツに反撃のアイデアはなし。85分にエジルの巧みなヒールキックでオーバメヤンが抜け出し、左からゴールに迫りますが、アウトにかけたラカゼットへのラストパスをヴェステルゴーアに触られ、ゴールに向かったボールはガンが必至にクリアしました。89分にCKのクリアを叩いたマット・ターゲットの素晴らしいボレーは、レノが右に飛んでビッグセーブ。アーセナルが悠々と逃げ切り、マンチェスター・ユナイテッドをかわしてプレミアリーグ4位を奪取しました。

先制のラカゼット、1ゴール1アシストのミキもさることながら、レノとコラシナツが輝いた一戦。左一辺倒でなく、多彩な攻め上がりを見せたSBがラカゼットのシュートシーンを演出し、守護神が危険なシュートを弾き出すたびにガナーズはゴールを積み重ねました。チェルシー戦以来のクリーンシートは、ライバルとの連戦を控えるチームの自信につながります。ミッドウィークのボーンマス戦を勝ち切り、いい状態でノースロンドンダービーとマン・ユナイテッド戦を迎えたいものです。

今季プレミアリーグも、残り11試合。さほど出番が来ないであろうラムジーとチェフのプレイを、じっくり味わいたいと思います。いやー、寂しいですね…。

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“【Arsenal×Saints】レノ、ミキ、ラカゼット…攻守の要が活躍したアーセナルが4位進出!” への1件のコメント

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    今季ベストパフォーマンスを見せたリヒティ
    この調子を続けて欲しいですね

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