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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.CITY×Watford】恍惚の14分!スターリングのハットトリックでマン・シティが快勝!

カラバオカップ決勝でフェルナンジーニョとラポルテが負傷して以来、マンチェスター・シティは苦しい戦いを強いられています。プレミアリーグは5連勝中ではあるものの、ハマーズとボーンマスにいずれも1-0の辛勝。圧倒的にボールを支配しながら、フィニッシュが決まらない試合が続いています。30節の相手は、8位のワトフォード。ビッグ6と当たると1勝7敗とおとなしくなるチームですが、手数をかけないカウンターには要注意です。さっそくペップの11人を見てみましょう。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、コンパニ、オタメンディ、ジンチェンコ。中盤にベルナルド・シウヴァ、ギュンドアン、ダヴィド・シルヴァが入り、前線はマフレズ、アグエロ、スターリングです。

3分、ダヴィド・シルヴァの浮き球でスターリングが裏に抜けるも、ダイレクトのラストパスは高く上がってしまい、GKフォスターがキャッチ。4-5-1のワトフォードは、守備的な布陣ゆえ当然のように引かされ、アンドレ・グレイやアイザック・サクセスはハーフラインを過ぎたところでつかまっています。8分、マフレズがゴールに向かうクロスを上げると、ダヴィド・シルヴァのヘッドは浅くヒットし、ボールはファーポストの外。いつも通り、マン・シティが圧倒的なポゼッションで中盤とサイドを制圧しています。

17分、ダヴィド・シルヴァからパスを受けたスターリングが、ヒールでボックス左にリターンを通すと、角度のないところから狙った21番のシュートはフォスターがセーブ。22分にジンチェンコが左から蹴ったシュート性のアーリークロスは、好調アグエロが触れません。26分、右サイドでベルナルド・シウヴァ、カイル・ウォーカー、マフレズがパス交換。マフレズが斜めに出したボールでベルナルド・シウヴァがボックス右を崩しますが、速いクロスはアグエロがほしいスポットに出てきませんでした。今やこのチームのエンジンとなっているベルナルド・シウヴァは、29分にファーのアグエロにぴったりのクロスを通しますが、フリーのヘディングは左に逸れてしまいました。

31分、右サイドから高く浮かしたベルナルド・シウヴァのロングフィードが、前線のスターリングへ。GKと1対1になるかと思いきや、右サイドから走ってきたヤンマートが足元に入ってカットしました。押し続けながら、決定機を創れないホームチーム。前半最後のチャンスは、46分にボックス左に持ち込んだアグエロの一撃でした。カバセレをかわして打った左足のシュートはGKフォスターが上に弾き、CKのクリアをカットしたマフレズの左足シュートもポストの左にアウト。プレミアリーグ首位チームは、最初の45分でリードすることができませんでした。

後半のキックオフは、ゴールショーの始まりを告げる合図でした。46分、ギュンドアンの浮き球をアグエロが胸で落とすと、走り込んだスターリングのシュートが右隅に飛んだように見えました。ラインズマンもリプレイ映像もスターリングのオフサイドを示していたのですが、レフェリーのジャッジはゴール。よく見ると先着したのはヤンマートで、クリアがスターリングの足に当たったのですが、アウェイチームとしては釈然としないジャッジです。50分、ダヴィド・シルヴァが右から上がったマフレズにスルーパスを通すと、折り返しがファーに転がり、スターリングが無人のゴールにプッシュ。今度は文句なしの美しいゴールシーンで、ワトフォードはたった5分で2点のビハインドを背負うことになりました。

さらに59分、ダヴィド・シルヴァがボックス左に必殺のスルーパス。ヤンマートの裏を取ったスターリングがカバセレをかわし、ブリトスのチェックより一瞬早く右足でネットを揺らしました。最初のゴールから14分で3-0。シュートを打つことすらできないワトフォードが、追いつく可能性は限りなくゼロに近いでしょう。64分にスターリングをサネは、「チャンピオンズリーグに向かいます」というペップの勝利宣言に見えます。ハビ・グラシア監督は66分にアイザック・サクセスとフェメニアを下げ、ディーニーとデウロフェウを投入しました。この直後、フォスターがFKを前線に送り、ディーニーがヘッドで落としたボールをデウロフェウがプッシュして3-1。交代策は的中しましたが、ワトフォードにはもう2点が必要です。

残り20分を切っても、攻めているのはマン・シティ。77分にサネの縦パスで左に流れたアグエロはフォスターの正面に打ってしまい、マフレズのスルーパスで1対1になったベルナルド・シウヴァのループシュートはフォスターがセーブしました。その10秒後、ダヴィド・シルヴァのスルーパスで抜け出したサネの決定的なシュートは左にアウト。80分に登場したガブリエウ・ジェズスは、84分のギュンドアンのパスでフォスターの前に躍り出るも、GKをかわした後にカバセレに足元に入られ、フィニッシュを打ち上げてしまいました。

3-1、マン・シティ快勝。ギュンドアン、ダヴィド・シルヴァ、ベルナルド・シウヴァのパスワークがとにかく素晴らしく、昨季プレミアリーグアシスト王とワールドクラスのセントラルMFの不在を忘れさせてくれました。彼らを止められるのは、マンチェスター・ユナイテッドか、トッテナムか、あるいはエティハドで勝っているクリスタル・パレスか。どのチームも、今のマン・シティを倒せるコンディションにはないと思われ、過密日程という強敵以外には負けないのではないかと思われます。次節は、フラム。興味は勝ち負けではなく「プレミアリーグ連覇を狙う王者が何発決めるか」です。

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“【MAN.CITY×Watford】恍惚の14分!スターリングのハットトリックでマン・シティが快勝!” への3件のフィードバック

  1. ペップの街 より:

    更新有難うございます。
    1点目は微妙ながら2、3点目は素晴らしかったです。
    ダヴィド・ベルナルドはコンディションよそそうで好パスを連発。マフレズも好アシストでした。
    Makotoさんご指摘の通り後は過密日程との戦いですね。
    ラポルトもデルフもベンチにはいたので復帰OKでしょう。
    デ・ブライネとフェルナンジーニョは今月一杯はお休みでいいんじゃないかな。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    一点目ですが、VARなしで線審のジャッジが覆ったのは初めて見ました
    あれでボーンマスがリズム崩したのなら気の毒ですね

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    失礼、上はボーンマスではなくワトフォードの間違いです

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