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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Fulham×MAN.CITY】2つのミスで勝負あり!マン・シティに完敗したフラムは降格リーチ!

昨季プレミアリーグアシスト王と、頼れるセントラルMFが戻ってきました。インターナショナルブレイク明けのプレミアリーグ32節。19位フラムと2位マンチェスター・シティの一戦は、ペップのチームがどう勝つのかを堪能する90分になりそうです。デブライネはスタメン、フェルナンジーニョはベンチスタート。キックオフから猛攻を仕掛けたマン・シティは、4分に縦パスを受けたアグエロがベルナルド・シウヴァとのパス交換からボレーを放ちますが、GKリコが足でストップします。5分の先制ゴールは、フォス=メンサーが自陣で出した不用意なパスをインターセプトしたデブライネの手柄でした。アグエロが右のベルナルド・シウヴァに預けると、ボックス手前から打った左足のミドルが左のサイドネットに突き刺さりました。

GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、オタメンディ、ラポルテ、ジンチェンコ、MFダヴィド・シルヴァ、ギュンドアン、デブライネ、FWベルナルド・シウヴァ、アグエロ、スターリング。好調ギュンドアンがフェルナンジーニョの不在を埋めており、アウェイチームはリズムカルなパスワークで押し続けています。9分に左サイドのデブライネがゴールに向かうボールを蹴ると、リコが手を伸ばして頭上にクリア。13分に左のスターリングが中央に転がすと、トラップしたギュンドアンの右足シュートはリコが正面でセーブします。15分に速い縦パスが左サイドに入ると、中で待っていたアグエロとベルナルド・シウヴァの連打はいずれもDFがブロック。1分後、アグエロの落としを受けたデブライネが中央を破りますが、左足の一撃はコースが甘くリコがキャッチしました。

5-4-1のプレミアリーグ19位は、攻めなければ勝ち点をゲットすることができません。20分のFKは、ジョー・ブライアンのキックに反応したバベルのヘッドが右にアウト。再三のカウンターは、前線に張るバベルにロングフィードが届かず、マン・シティ守備陣に簡単に処理されてしまいます。27分、ジョー・ブライアンが最終ラインでトラップをベルナルド・シウヴァにさらわれ、ボックス右でラストパスをもらったアグエロがDFを背負いながら落ち着いて左隅に決めました。得点王争いのトップに立つストライカーは、今季プレミアリーグで19発め。マン・シティにとって、0-2はセーフティリードといっていいでしょう。

30分にラインの裏に飛び出したスターリングは、必死に戻ったフォス=メンサーがスライディングでストップ。33分にチャンバースのスルーパスでライアン・セセニョンがボックス左を突破しますが、速いクロスはエデルソンに弾かれます。41分、デブライネが直接狙ったFKがオタメンディに当たってゴール前にこぼれますが、リコが落ち着いてキャッチ。44分に右から仕掛けたベルナルド・シウヴァがニアのギュンドアンに戻すと、ファーを狙ったダイレクトショットがポストをかすめます。前半のシュート数は3対17。セカンドハーフもワンサイドゲームが続いています。

52分、CKの流れから右サイドにいたデブライネが、トラップでアンギッサを抜き去りニアにグラウンダーをフィード。オタメンディのボレーは余裕がなく、大きく右に切れていきます。57分、アグエロが下がってガブリエウ・ジェズス。60分、左サイドでフリーになったスターリングのコントロールショットをリコが弾くと、詰めたガブリエウ・ジェズスはボレーを空振りしてしまいました。64分に左サイドから蹴ったデブライネのFKはリコがパンチ。70分にケアニーと代わったシュールレは、昨季プレミアリーグ王者を慌てさせることができるでしょうか。

75分にデブライネが下がり、フェルナンジーニョが復帰しました。ミスが目立つフラム、浮かない顔のスコット・パーカー。79分にはスターリングの縦パスでボックスに侵入したカイル・ウォーカーが、右足の一撃をポストにぶつけました。しきりに悔しがっているペップは、相手のミスに乗じた2点のみでは納得がいかないのでしょう。86分のシュールレのFKは、敵と味方に当たって枠に飛びますが、エデルソンが慌てずにキャッチ。淡々と時間が進み、0-2のままタイムアップの笛が鳴り響きました。当然のように首位に立ったマンチェスター・シティ。リヴァプールVSトッテナムでアウェイチームが勝てば、6勝1敗で連覇が決まります。

休み明けのランチタイム。圧倒的な実力差。慣らし運転だったデブライネとフェルナンジーニョ。マン・シティの攻撃陣が2ゴールに留まったのは、緩んでしまう理由がいくつか重なったからでしょうか。敗れたフラムは、次節のワトフォードとのアウェイゲームでドロー以下なら降格決定。総勢14人の新戦力と3人の監督というテコ入れ策が空振りに終わり、自分たちのスタイルを確立できないままでプレミアリーグを去ることになりそうです。セセニョン、アンギッサ、セリ、モーソンらは、トップリーグに活躍の場を求めてクラブを去るのではないでしょうか。2018-19シーズンも残り6節。優勝争いとTOP4の椅子取りゲームは最後までもつれるものと思われますが、プレミアリーグ三流バトルは早々に決着しそうな雲行きです。

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“【Fulham×MAN.CITY】2つのミスで勝負あり!マン・シティに完敗したフラムは降格リーチ!” への1件のコメント

  1. ペップの街 より:

    更新有難うございます。
    4月の超過密日程を控えて降格ほぼ確定のフラムとの対戦はモチベーションをあげにくいマッチですが、ペップに抜かりはありませんでした。
    ようやく負傷者も復帰して、いよいよ4月が始まります。

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