【MAN.CITY×Cardiff】デブライネ躍動!マン・シティは余裕の2-0でプレミアリーグ8連勝!
4冠をめざすペップの目下の悩みを3つ挙げるとすれば、過密日程、しぶといリヴァプール、やんちゃすぎるバンジャマン・メンディではないでしょうか。土曜日のフラム戦の後、朝までナイトクラブにいたと報じられた左SBについて「私は彼の父親ではない」「もっと早く寝たほうがいい」と苦言を呈した名将は、復帰したメンディをベンチからも外してダニーロ、ジョン・ストーンズ、ラポルテ、ジンチェンコを最終ラインに配しています。15分にデブライネが左からクロスを入れると、マンガがクリアをミスしてグンナルソンに当て、フリーのガブリエウ・ジェズスが右足で狙いますが、エザリッジの頭上を越えてしまいました。昨季プレミアリーグで29試合13ゴールのブラジル人ストライカーは、思うように決められずに苦しんでいます。
27分、カウンターから左サイドを突破したのはデブライネ。切り返しでモリソンを抜き去ったプレーメイカーがニアに優しいパスを送ると、コースを変えただけのジェズスのフィニッシュはマンガに当たって左に外れます。2分後、18歳のフィル・フォーデンが遠めから打った左足シュートは枠の上。プレミアリーグ初先発のインサイドMFは、ぜひとも爪痕を残したいところです。35分にサネが右に曲げたFKはうまく落ちず、40分にデブライネがドリブルで仕掛けたカウンターも、エザリッジと向き合ったジェズスがポストの左に逸らしてしまいました。
44分のショートコーナー。デブライネがすぐ横にいたマフレズに託すと、右足で蹴ったクロスがファーのジェズスへ。胸で後ろに落としたボールにサネが左足を振り抜くと、エザリッジの左手は届かず、ゴール右隅に吸い込まれました。最高の時間帯にゲットした追加点で、前半は2-0。セーフティリードを得たマン・シティは、後半も手を抜かずに攻め続けています。51分、フェルナンジーニョのスルーパスでボックス左から抜け出したフォーデンは、エザリッジをかわせず右手でブロックされてしまいます。61分のデブライネのミドルは左にアウト。現在のプレミアリーグで唯一、パスをまわして時間を進める省エネフットボールをやり切れるチームは、シュートを打ち続けるという最高の守備でカーディフの反撃を封じています。
67分、左に流れたマフレズのミドルはエザリッジがセーブ。CKのこぼれ球を受け、左にまわり込みながら放ったサネのシュートはGKがコースを読んでいました。69分にサネのCKを左足で合わせたフォーデンのボレーはポストにヒットし、プレミアリーグ初ゴールはお預けです。フェルナンジーニョのスルーパスでデブライネがボックス右を破ったのは78分。グラウンダーがフリーのジェズスに通ると、悩めるストライカーはまたしてもラボーナを右に外してしまいました。
カーディフの最大の決定機は86分。交代出場コンビのボビー・リードとメンデス・ラングがカウンターを仕掛けると、最終ラインはカイル・ウォーカーのみ。スパーズ戦のファン・ダイクのような超絶ディフェンスをできなかったSBがボビー・リードに置き去りにされますが、エデルソンが足元に入ってフィニッシュを弾き返しました。2-0、マン・シティは余裕の勝ち点3。デブライネとフェルナンジーニョがトップフォームに戻り、ベルナルド・シウヴァ、ダヴィド・シルヴァ、ギュンドアンを完全休養させられたチームの懸念は、ハムストリングを痛めて19分にリタイアしたジンチェンコの状態ぐらいでしょう。
セルハーストパークでクリスタル・パレス、エティハドでトッテナム、オールド・トラフォードでマンチェスター・ユナイテッド。マンチェスター・シティにとって、次節からの3試合が勝負です。すべて勝ち切ってプレミアリーグ連覇にまっすぐ向かうか、リヴァプールの敗戦を願うポジションに後退するか。デブライネ、フェルナンジーニョ、ダヴィド・シルヴァが健在なら、全勝フィニッシュも充分あると思われるのですが…。どちらが勝つにしても、プレミアリーグ史上最強の2位チームが誕生しそうな雲行きです。
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更新有難うございます。
ポゼッション78%のハーフコートマッチ、シュート練習みたいなゲームで6〜7点入ってもおかしくなかったです。
ジェズスは喉から手が出るほど点が欲しかったでしょうが、2点目の局面では冷静にザネに渡してゴールを演出してくれました。
クリスタルパレスにはホームで苦汁を飲まされており、御返しをしとかないと。
いつまでも正念場ですが、特にこの3ゲームは落とせません。怪我さえ無ければアグエロが決めてくれるでしょう。