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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Wolves×Arsenal】またもアウェイで撃沈!前半3失点のアーセナル、難敵ウルヴスに完敗!

どうした、ガナーズ!苦手のアウェイ、しかもマン・ユナイテッドやチェルシー、トッテナムを倒している難敵ウルヴスとの一戦とはいえ、プレミアリーグ5位のチームが前半で勝負を決められるとは思いませんでした。ルベン・ネヴェス、ドハーティ、ジョッタに次々とゴールを許して3-0。エメリ監督は後半の速い時間に修正を試みましたが、時すでに遅しでした。

GKレノ、4バックはメートランド=ナイルズ、パパスタソプーロス、コシールニー、モンレアル。中盤センターにジャカとルーカス・トレイラ入り、2列めにエジル、ムヒタリアン、イオビ、最前線にプレミアリーグ13ゴールのラカゼットという布陣です。3分、右のエジルが中に入れたボールをルーカス・トレイラが右足でシュート。うまく当たらずDFに跳ね返されましたが、アーセナルは順調な滑り出しです。7分にミキが左から浮かしたクロスは、ファーで待っていたパパスタソプーロスがボレーを枠に入れられず。波状攻撃は、ウルヴス守備陣にシュートコースを空けてもらえませんでした。

17分、ガナーズの左からのFK。ルーカス・トレイラが強引に打ったシュートは黄色い壁がブロック。直後にルーカス・トレイラ、ラカゼット、イオビとつながった中央突破は、ラストパスが味方に通りません。右サイドのミキが効いており、20分まではガナーズのワンサイドゲーム。ウルヴスはシュートゼロで、ハーフラインを越えるのに苦労しています。21分、右のドハーティが横に転がしたボールをモウティーニョが右足で叩くと、惜しくも右ポストの外。これでエンジンがかかり始めたウルヴスは、28分に先制ゴールを決めました。

ホニー・カストロが引っ掛けられて得たFK。ルベン・ネヴェスの美しいシュートがゴール左隅を襲い、レノが伸ばした右手は届きませんでした。30分、ルーカス・トレイラの攻め上がりでぽっかり空いたスペースをホニー・カストロが使い、ボックス右でラストパスをもらったヒメネスのシュートがレノの頭上に消えていきます。37分、ショートコーナーからホニー・カストロがゴールに向かうボールを入れると、最終ラインと入れ替わったドハーティがレノに先着してヘッドで押し込みました。裏に出たタイミングは微妙でしたが、VARがないプレミアリーグはレフェリーの眼で決まります。

攻撃陣がシュートを打てず、再三反撃を喰らっていたアーセナルは、47分に致命的な3点めを許してしまいます。敵陣でジャカの不用意なパスをカットしたジョッタが左に流れながらボックスに入ると、クロスに放ったシュートをレノが弾き切れず。シュートコースはさほど厳しくなく、左手の下を抜かれた守護神のエラーといっていいでしょう。前半はオンターゲットゼロだったアーセナルが、3点のビハインドを克服できるとは思えません。

後半も攻めあぐむチームを見て、エメリ監督は58分にミキとルーカス・トレイラをコラシナツとグエンドゥジにチェンジ。運動量が少なく、スプリントする選手がいないチームは、重い雰囲気のなかでただボールを回しています。コラシナツの突破力を活かそうとした3-4-2-1も空振りに終わりそうです。68分、ウルヴスのカウンター。左から上がったホニー・カストロが逆サイドに振ると、フリーで打ったヒメネスのシュートはファーポストの外に流れていきます。

71分にイオビと代わったエンケティアは、2分後にボックス右を突破してグラウンダーを送りますが、ラカゼットのボレーはベネットがブロック。80分、グエンドゥジが仕掛けたショートカウンターからCKを得たアウェイチームは、パパスタソプーロスがチーム初のオンターゲットとなるヘッドを突き刺し、ようやく2点差に追い上げます。セットピースを活かせず、クロスもシュートも黄色い網に絡め取られたアーセナルは、必然の敗戦でプレミアリーグ5位に留まりました。

オンターゲットがすべてゴールに飛び込んだ一戦。アーセナルの敗因を挙げるとすれば、セットピースにおける対応のまずさ、最終ラインの前のスペースを使われた中盤のバランスの悪さ、チェンジオブペースがなかった単調なアタックといったところでしょうか。今日はレッズサポーターがマンチェスター・ユナイテッドを応援しましたが、週末のレッドデヴィルズVSブルーズでは、グーナーに応援されるという落ち着かない状況を迎えます。引き分け以上ならチェルシー有利、赤い悪魔が勝てばガナーズ有利、ロンドン勢がコケればマン・ユナイテッドが浮き上がるTOP4争い。予想不能の最終盤は、まだまだ何が起こるかわかりません。

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“【Wolves×Arsenal】またもアウェイで撃沈!前半3失点のアーセナル、難敵ウルヴスに完敗!” への4件のフィードバック

  1. りっきー より:

    勝ち点を見るとつくづく前回のホームでの負けが痛恨ですね。。。
    正直ウルブス、レスターのどちらかは落とすと思ってましたがホームで勝ち点を取れなかったのが響きそうです。

  2. ペップの街 より:

    ウルブスって今期昇格のチームなんですか?だとしたら信じられないくらい強いです。
    トップ6相手でも自信をもって戦ってます。台風の目ですね。
    ついでに最終節も勝ってくれれば・・・

  3. アン より:

    いやー、見終わった。

    前半、少なくとも30分はいいサッカーしてましたけどね。今季は相手より悪いサッカーでなぜか勝った試合が多かったけど、逆は初めてか?まぁ試合通してみればガナーズの方がよかったとは言えないかもしれんが。

    なぜか一流選手のような評価を受けている2人、モンレアルとパパをコシエルニーと並べて臨んだのに前半で3失点。それぞれ失点時に対応に難があったよ。最近評価爆上げのジャカも悪いときによくやってた相手へのプレゼントパスで3失点目に大きく貢献。

    ムスタフィのせいにできればいいんだろうけど、彼は今日ピッチにはいなかった。そういうことなんだろう。

    見るのやめようと思った瞬間エディが出てきて最後まで見てしまった。この試合唯一の光だった。頑張れ!

    —–
    バランスが悪すぎますね。
    フィード、スピードに難のあるCB、攻守のバランスが取れないボランチ、サイドバック。
    3列目から後ろが安定すれば2列目以降は1人加えるくらいでよいのだけど。。
    アラバとか来ませんかね。。

  4. FourFourTwo より:

    いつも楽しく拝見させていただいています。

    既に他力本願で、アーセナルの残り試合、2勝1分(73pt)すら無理そう(レスターはもちろん、ブライトンはその時まだ残留決まってないし、バーンリーはEL後中一日。。。)

    もし、現実的にあるとしたら、アーセナルW1D2で(71pt)、チェルシーW1D1L1(71pt)、ユナイテッドW2L1(70pt)、得失点差でアーセナルでしょうか。
    (チェルシーが、ユナイテッドに負け、中1日のレスターに引き分け)

    中2日、日曜日ハイヌーンのキングパワー、特に、最終ラインはターンノーバーする余裕ないですね、バーディー1topなら、4backs、で左はモンレアルでしょうか。

    構えてショートカウンター狙って欲しいです。

    長文失礼しました、可能性はまだ十分、楽しみに残り試合も観戦したいです。

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