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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Burnley×MAN.CITY】ぎりぎりでラインを越えた決勝点…辛勝マン・シティ、何とか首位奪還!

過去10シーズンで、前年のプレミアリーグ王者を4回倒しているバーンリーは、リヴァプールサポーターを狂喜乱舞させることができるでしょうか。敵地ターフ・ムーアに乗り込んだマンチェスター・・シティは、14ヵ月前にこのスタジアムで引き分けています。降格回避を決めたばかりのチームは、モチベーションを失って惨敗するのか、あるいは伸び伸びと戦って金星を挙げるのか。まずはプレミアリーグ連覇をめざすペップの11人を見てみましょう。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、コンパニ、ラポルテ、ジンチェンコ。アンカーにギュンドアン、両脇にダヴィド・シルヴァとベルナルド・シウヴァが入り、3トップはスターリング、アグエロ、サネです。

立ち上がりから押しているのはバーンリー。ターフ・ムーアのサポーターの熱は、プレミアリーグの上位を占めるビッグクラブに負けていません。5分を過ぎると、マン・シティがサイドを制圧。カイル・ウォーカーが中央に寄って中盤をサポートし、逆サイドのジンチェンコはサネとのコンビで縦を狙います。10分以降は、昨季プレミアリーグ王者のハーフコートマッチ。中盤では勝てないバーンリーは、サイドからのクロスを跳ね返してスコアレスをキープしています。

21分、バーンリーのFKはサインプレー。左にまわり込んだベン・ミーがフリーで打ったボレーは、ゥロスバーを越えてしまいます。1分後、カイル・ウォーカーがハーフライン付近でバランスを崩し、ホームチームのショートカウンター。クリス・ウッドが裏に抜け出しかけると、ミスタッチを見逃さなかったエデルソンが猛然とダッシュし、フィニッシュを許しませんでした。28分、スターリングのパスをボックス右で受けたベルナルド・シウヴァは、トラップの後の判断が遅く、左足シュートはGKヒートンの正面です。

32分にギュンドアンのスルーパスでベルナルド・シウヴァがボックス右を突破し、ダイレクトのグラウンダーがダヴィド・シルヴァに届きますが、ベテランMFはトラップを後ろにこぼしてしまい、シュートはタルコフスキーがブロック。こぼれ球に走り込んだジンチェンコの一撃も、ヘンドリックが体を張って弾き返します。40分、ベン・ミーをかわしたアグエロのミドルは右に外れ、前半のマン・シティはオンターゲット2本に留まりました。後半の開始早々からマン・シティがラッシュ。47分にベルナルド・シウヴァの縦パスをスターリングが右に落とすと、ニアを襲ったアグエロのシュートはヒートンがビッグセーブでしのぎました。

獰猛に攻めるマン・シティ。48分にサネが右から打った強烈なミドルはアシュリー・バーンズの腕に当たりますが、レフェリーの笛はなりません。51分からピンボールのようなシュート&ブロックが続き、スターリングのシュートをタルコフスキーが体に当てると、こぼれ球に反応したベルナルド・シウヴァの一撃はヒートンが素晴らしいリアクションで前に弾きます。ゴール前で耐え続けるバーンリー守備陣。58分にひと息ついたときには、シュート数は1対17まで開いていました。

63分、バルナルド・シウヴァの浮き球が中央のエースに届くと、競り合いながら強引に放ったシュートをゴールライン上でロートンがクリア。ノーゴールかと思われた数秒後、ゴールラインテクノロジーのジャッジを確認したレフェリーが先制点を認めました。バーンリー戦におけるアグエロのゴールは、直近のプレミアリーグ3シーズンで6発めです。ペップはすかさずサネをガブリエウ・ジェズスに代え、追加点をめざします。ペースを落としたマン・シティ。残り時間は20分を切り、ショーン・ダイク監督はクリス・ウッドをヴィドラにチェンジしました。

74分、カイル・ウォーカーのサイドチェンジを受けたガブリエウ・ジェズスがトラップでロートンをかわし、ヒートンまで抜き去ってから右足でフィニッシュ。決定的なシーンでしたが、ゴールラインに戻ったベン・ミーがスライディングでクリアし、ホームチームとリヴァプールの希望をつなぎます。76分にヘンドリックが下がり、グズムンドソンが登場。昨季のプレミアリーグ26節で、83分にマン・シティから同点ゴールを奪ったアタッカーです。

その83分にアグエロが下がり、ジョン・ストーンズが最終ラインへ。さらにペップは、追加タイムのセットピースでスターリングをオタメンディという慎重な交代策を取りました。珍しい5バックでタイムアップの笛を聞いたペップと選手たち、プレミアリーグ12連勝で首位復帰。アグエロのシュートをロートンが蹴り出した際の数センチが、天国と地獄を分ける結果となりました。

今日もまた、キーマンはベルナルド・シウヴァでした。中盤に加勢して後半のラッシュを支えたカイル・ウォーカーや、変幻自在のポジション取りでバーンリー守備陣を追い込んだアグエロも見事でしたが、決定的なクロスを入れ続けた20番をMVPに推したいと思います。次戦はロジャースのレスター。この難敵を下せば、マン・シティのプレミアリーグ連覇はほぼ決まりでしょう。運命の一戦は5月6日のマンデーナイト。ニューカッスルVSリヴァプールの2日後です。

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“【Burnley×MAN.CITY】ぎりぎりでラインを越えた決勝点…辛勝マン・シティ、何とか首位奪還!” への1件のコメント

  1. Macki より:

    ピンボールかボウリングかと思うようなシュートの雨あられをブロックするバーンリーイレブン。
    アンチフットボールと言われようがサポーターはブロックのたびに大声援!結果としてシティはとにかく勝ててよかったです。

    —–
    更新ご苦労様です。
    バーンリーの気持ちを感じ、それを跳ね返すシティの強さを感じたゲームでした。レッズ終戦が近いかな、、、。なんてシーズンなんだ、、、。

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