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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Leicester×Arsenal】ポゼッション31%…レスターに押しまくられたアーセナルは3-0完敗!

アーセナル、マンチェスター・シティ、チェルシー。今季プレミアリーグのラスト3試合をビッグ6と戦うレスターが、優勝とCL出場権争いのカギを握るチームとなっています。アーセナルがキングパワーで敗れ、チェルシーが敵地でマンチェスター・ユナイテッドを倒せば、CL出場権はスパーズとブルーズで決まりそうです。負けられないエメリ監督は、速攻を仕掛けられる布陣で苦手のアウェイゲームに臨みます。GKレノ、DFメートランド=ナイルズ、ムフタフィ、パパスタソプーロス、コラシナツ、中盤センターにルーカス・トレイラとジャカ、アウトサイドにムヒタリアン、イオビ、最前線にプレミアリーグ19発のオーバメヤンと13発のラカゼットという11人です。

立ち上がりからポゼッションを主張しているのはレスター。いかにもアウェイな戦い方を続けていたアーセナルは、5分に右からオーバメヤンが仕掛け、ニアのイオビのヘッドがDFに当たります。7分、チルウェルのFKが中央に上がり、フリーのジョニー・エヴァンスがダイビングヘッドで狙うもレノの正面。8分にはオルブライトンのグラウンダーがファーのジェームズ・マディソンに届き、右足のボレーはメートランド=ナイルズの足に当たってCKです。12分に左のチルウェルがヘッドで中央に送ると、誰も触れないまま中央のティーレマンスがボレー。ボールは左に逸れて事なきを得ましたが、ガナーズの曖昧な受け渡しはセットピースとバイタルエリアでリスクとなっています。

19分、縦1本でヴァーディーが抜け出し、カットされたボールをオルブライトンが拾って上げると中に合わず。チルウェルがフォローした波状攻撃は、ボックス左に侵入したチョードリーが流したボールをジェームズ・マディソンがダイレクトで叩き、惜しくも左に切れていきます。23分、自陣でつないだガナーズが、センターサークルにいたオーバメヤンを走らせカウンター発動。左からオーバーラップしたイオビの折り返しはラカゼットにぴったりでしたが、左隅を狙ったボレーは枠にいきませんでした。

27分、最前線でパスを受けたヴァーディーがタメを創り、右から抜けたジェームズ・マディソンにスルーパスを通すと、厳しい角度からのシュートはレノがセーブ。直後のCKをエンディディがヘッドで合わせると、レノが右手で弾き出すビッグセーブを披露し、アウェイサポーターは胸をなでおろしました。30分、オルブライトンが斜めに出した長いパスで、ヴァーディーがパパスタソプーロスを振り切ります。飛び出したレノ、気にしたストライカー。フィニッシュは高く浮いてしまい、レスターは絶好のチャンスを活かせずに終わりました。

34分、ラカゼットのパスが前にいたオーバメヤンに届くと、並走するイオビがフリー。ラストパスを受けた若いMFは、左足のシュートをシュマイケルに足でストップされます。37分に2枚めのイエローを受けたメートランド=ナイルズは、2つとも微妙なジャッジでした。ただでさえ押されていたガナーズは、50分という長い時間を10人で戦うことになりました。43分、ティーレマンスの縦パスで左から抜けたヴァーディーがニアに放つと、レノが冷静にセーブ。前半を何とか0-0で終えたガナーズは、何とポゼッション26%!ひとり少ないなか、どこかでゴールを決めにいかなければなりません。

エメリ監督はイオビをコシールニー、ロジャース監督はエンディディをハーヴィー・バーンズ。プレミアリーグ5位は後ろを固め、10位は攻めを厚くする交代策です。50分にオーバメヤンが中央から上がったカウンターは、カットされたボールを拾ったラカゼットの左足シュートがDFにヒットします。攻め続けるレスター、カウンター狙いのガナーズ。彼らのゲームが73対27というポゼッション率になるとは、3年前には誰も想像できなかったでしょう。59分、先制はレスター。ジェームズ・マディソンのアーリークロスをティーレマンスが完璧なヘッドでニアに押し込みました。

1-0となってもレスターペースは変わらず。70分にティーレマンスが右から上がったカウンターは、逆サイドで2人フリーでしたが、クロスがレノに捕まりました。72分にハーヴィー・バーンズのパスをボックスのコーナーで受けたティーレマンスは、右足でカーブをかけたシュートをポストすれすれに外してしまいます。1分後、ミキが下がってグエンドゥジ。直後のリカルド・ペレイラとハーヴィー・バーンズの連打は、レノが左右に飛んでセーブしました。78分にはラカゼットに代わってエンケティアが入り、チョードリーの後釜はナンパリス・メンディです。今季プレミアリーグでノーゴールの19歳ストライカーは、アーセナルを救うことができるでしょうか。

84分、ジャカのFKを競ったこぼれ球がエンケティアの前に転がりますが、マグワイアが足を伸ばしてクリア。86分、シュマイケルのゴールキックがコシールニーとパパスタソプーロスの間を割り、ヴァーディーがレノと1対1になってしまいました。ループシュートがバーを叩くと、リバウンドをレノと競ったストライカーが確実に枠に押し込み、勝負は決しました。93分にマディソン、ヴァーディーとつながったカウンターは、GKと1対1となったハーヴィー・バーンズのシュートに工夫がなくレノがキャッチ。94分にはリカルド・ペレイラが右サイドを完全に崩し、グラウンダーを受けたヴァーディーが無人のゴールに流し込んで完勝のゲームを締めくくりました。

ポゼッションは69対31、シュート数は21対6、オンターゲットは10対1。スタッツのどこをどう取ってもレスターの完勝で、ガナーズはまったくいいところがありませんでした。ELマイスターのエメリ監督としては、プレミアリーグでライバルがコケるのを期待するよりも、ヨーロッパリーグ1本に絞ったほうがいいのではないでしょうか。マンチェスター・ユナイテッドVSチェルシーはドロー決着。サッリ監督のチームがワトフォード戦とレスター戦のいずれかを落とせば、ガナーズは連勝で4位に上がれる可能性があるのですが、アウェイとなると委縮する今のチームが、最終節のターフ・ムーアでバーンリーにすんなり勝てるとは思えません。(ユーリ・ティーレマンス 写真著作者/Кирилл Венедиктов)

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