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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.CITY×Leicester】主将コンパニ、右足一閃!マン・シティは連覇まであとひとつ!

マンデーナイトのプレミアリーグ37節は、本拠地エティハドながら前半戦で敗れたレスター。最終節は敵地アメックスでブライトン。マンチェスター・シティがつまずくとすれば、本日のゲームではないでしょうか。ジェイミー・ヴァーディー、ジェームズ・マディソン、ユーリ・ティーレマンスといった飛び道具を揃えたチームは、ブレンダン・ロジャース就任以来のプレミアリーグ8試合で5勝1分2敗と絶好調です。前節の対バーンリーで0-1と苦戦したペップは、今日もデブライネとフェルネンジーニョを欠いています。

GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、コンパニ、ラポルテ、ジンチェンコ。ギュンドアンの両脇にフィル・フォーデンとダヴィド・シルヴァ。前線にベルナルド・シウヴァ、アグエロ、スターリングが並ぶ4-3-3。2013-14シーズンのリヴァプールで、プレミアリーグ初制覇を目前にしてマン・シティにさらわれたロジャース監督は、5年越しのリベンジを果たせるでしょうか。キックオフから主導権を握っているのはマン・シティですが、レスターのカウンターから8ゴールは、ボーンマスの9発に次いで今季プレミアリーグ2位の数字です。

4分、左サイドから突破を図ったチルウェルのクロスはカイル・ウォーカーがカット。序盤はレスターの球離れのよさとパススピードの速さが目立ちます。8分にティーレマンス、マディソンとつながった右からのアタックは、ボックスに入って浮き球を受けたリカルド・ペレイラのシュートがDFにヒット。11分、コンパニが最前線に入れたボールを、フィル・フォーデンが胸でトラップして左足を振り抜きますが、ジャストミートのボレーはシュマイケルの正面にいってしまいます。

14分、左にいたヴァーディーが中央に流すと、フリーのティーレマンスのミドルはエデルソンがキャッチ。18分にギュンドアンが蹴った右からのCKは、ファーのスターリングが打ち切れず、フォーデンのボレーは枠の上に浮いてしまいます。レスターは攻守の切り替えが早く、スターリングとベルナルド・シウヴァはいい形で持たせてもらえません。32分、CKをニアで合わせたアグエロのヘッドは、バーを叩いてシュマイケルがクリア。2分後、左サイドからのFKをギュンドアンが中に入れると、コンパニの落としに走り込んだダヴィド・シルヴァのボレーが右に切れていきました。

マン・シティが41分に仕掛けたCKからの波状攻撃は、ギュンドアンのボレーが右に逸れていきます。前半は0-0。シュート数は11対4と昨季プレミアリーグ王者が上回っているものの、レスターの速攻は脅威です。後半立ち上がりのレスターのFKはフィニッシュにつながらず、直後に右からドリブルで仕掛けたベルナルド・シウヴァの一撃はニアに外れます。50分を過ぎると、マン・シティのハーフコートマッチ。52分にカイル・ウォーカーがロングボールをファーに上げると、ダヴィド・シルヴァが折り返したボールを叩いたスターリングのヘッドは高く浮いてしまいます。

ベルナルド・シウヴァとスターリングが放ったミドルは、いずれも枠に飛ばず。ペップは56分にフォーデンを諦め、サネを左サイドに配します。全員が自陣にこもるレスター。58分にベルナルド・シウヴァが中に流したボールをギュンドアンがダイレクトで狙うと、左のポストの外に切れていきます。クロスのリバウンドは、ことごとく水色がキープ。62分にマグワイアが左サイドを突進し、並走するジェームズ・マディソンに渡すと、10番が右足で放ったミドルシュートはポストの右を抜けていきました。

69分、縦パスをさばこうとしたジョニー・エヴァンスが後ろに逸らしてしまい、アグエロがアウトでプッシュするとシュマイケルが足でクリアするビッグセーブ。苦しんでいたマン・シティが先制したのは71分でした。右のサイドネットに突き刺さったコンパニのスーパーミドル。興奮冷めやらぬエティハドで、昨季王者がプレミアリーグ13連勝に向かっています。反撃を始めたレスター。74分のオルブライトンのミドルは、エデルソンの正面です。ティーレマンスに代わってハーヴィー・バーンズ。残り時間は15分を切りました。

80分にジェームズ・マディソンをイヘアナチョ、5分後にオルブライトンをデマライ・グレイ。アグエロがガブリエウ・ジェズスに代わった直後、チョードリーのラストパスでイヘアナチョがゴール前に躍り出ますが、左足のボレーは完全にミスキックでした。ペップの最後のカードは、ダヴィド・シルヴァをジョン・ストーンズ。レスター守備陣にサイドアタックを封じられる厳しい一戦でしたが、キャプテンのエクセレントな1発がチームを救いました。ジェイミー・ヴァーディは何もできず。売り出し中のジェームズ・マディソンもミドルを外すのみ。最後にビッグチャンスを得たイヘアナチョは古巣をサポートしてしまいました。

プレミアリーグ連覇は決まったのではないでしょうか。今日のレスターの出来でドローに持ち込むことができなければ、ブライトンに番狂わせは望めないでしょう。マグワイア、ジョニー・エヴァンス、エンディディ、チョードリーが中央を締め、チルウェルとリカルド・ペレイラはウインガーを自由にさせませんでした。それでも勝つのがペップのチーム。執拗にクロスを入れ続けて青いシャツをゴール前に釘付けにしたことが、ミドルレンジのシュートコースを創ったのだと思います。プレミアリーグ2018-19シーズンも、最終節を残すのみ。どちらが優勝しても、史上最強の2位が誕生します。

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“【MAN.CITY×Leicester】主将コンパニ、右足一閃!マン・シティは連覇まであとひとつ!” への6件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    コンパニのゴールとイヘアナチョのシーンは思わず叫んでしまいました。
    最終節は同時刻キックオフ。リヴァプールの結果に関わらず勝って優勝してほしい。

  2. ペップの街 より:

    ゴールの瞬間思わず雄叫びが出てしまいました。
    それにしても厳しいゲームでした。
    ピッチにもベンチにもデ・ブライネ・フェルナンジーニョはいなく、厳しい人繰りの中でフォーデンを先発!
    でも、この方がゲームが膠着状態に陥った時にサネのオプションが使えるプランだったのでしょう。
    アグエロが惜しい場面を何度も作りましたがシュマイケルに阻まれ、攻めれば攻めるほどカウンターでバーディに仕留められる恐怖が残ってました。
    それにしても天を決めたのがアグエロでもなく、スターリングでもなくコンパニーとは!
    ストーリーとして出来過ぎです!

  3. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    史上稀にみる首位争いも決着が追加かもしれませんね。
    レッズサポを長年している当方も、シティの強さには脱帽とリスペクトしかありません。
    緊張感あふれるゲームにおいてコンパニが決めるあたりシティを長年支えてきたキャプテンの底力を感じました。
    いやー強い本当に強い。

  4. プレミアリーグ大好き! より:

    リバプールとしては最終節、人事を尽くして天命を待つのみです。
    どういう結果になろうと極上のタイトルレースを見せてくれた2チームをリスペクトします

  5. ペップの街 より:

    ウルブスもブライトンもストレスのかからない試合なので侮れません。特に同点や1点差で試合が進めばロスタイムまで結果がどう転ぶか分かりませんね。
    日曜の深夜開催!翌日遅刻覚悟で2試合ともリアルタイムで見届けます!

  6. プレミアリーグ大好き! より:

    俺はクロップよりペップ派だから勝って嬉しいよ。最後はよりいいサッカーをしている方が勝つよ。

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