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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Arsenal×Leicester】厳しかったエンケティアの1発レッド…最後に決められたアーセナル、痛恨のドロー!

TOP4と8ポイント差のアーセナルと、5位マンチェスター・ユナイテッドに3ポイント差に迫られているレスター。両者とも必勝のプレミアリーグ34節は、無観客のエミレーツでキックオフの時間を迎えました。直近のプレミアリーグでは3-4-3をベースにしているアルテタ監督は、ベジェリンとラカゼットを先発に戻しています。GKマルティネス、3バックはムスタフィ、ダヴィド・ルイス、コラシナツ。セントラルMFにダニ・セバージョスとジャカ、アウトサイドはベジェリンとティアニー、前線はサカ、ラカゼット、オーバメヤン。序盤から、よくボールが動くエキサイティングな展開です。

5分にティアニーが左サイドを縦に突破し、滞空時間の長いクロスを入れると、ファーから入ってきたサカのトラップが大きくなり、ソユンチュにさらわれてしまいます。執拗に中央をこじ開けようとしていたレスターに、最初のチャンスが到来したのは9分でした。アヨゼ・ぺレスのパスを受けたジェイミー・ヴァーディーが、背負っていたダヴィド・ルイスをかわして振り向きざまに右足でシュート。強さは充分ながらコースが甘く、好調のマルティネスが冷静にキャッチします。13分のショートコーナーは、左サイドで完全にフリーになったオルブライトンの折り返しが中央へ。イヘアナチョの左足ボレーは決定的でしたが、マルティネスが足を出してストップし、劣勢のチームを救いました。

15分まで攻撃の糸口をつかめなかったアーセナルは、敵陣で相手のミスを突きながら、徐々にプレーエリアを押し上げています。21分、CKのクリアをダイレクトで叩いたティアニーのロングシュートはシュマイケルがキャッチ。直後にダニ・セバージョスが縦に入れた長いスルーパスが、先制ゴールを生み出します。ボックスの右コーナーで受けたサカが逆サイドにラストパス。走り込んだオーバメヤンはノーマークで、今季プレミアリーグ20発めとなる右足のボレーを軽やかに流し込みました。

左サイドからの速攻が増えたアーセナル。オーバメヤンのグラウンダーはサカに届かず、28分にコラシナツのドリブルから外のティアニーが浮かしたシーンも、落下点に味方がいません。1分後、左から上がったオーバメヤンが中央のラカゼットに斜めのパスを入れると、振り向いたストライカーはボックス右のサカに預けます。フリーのシュートは右足で打たざるをえず、シュマイケルが右に飛んでセーブ。32分、右に流れたオーバメヤンのヒールパスを受けたサカが縦に持ち込んで折り返すと、ラカゼットの強烈なボレーがゴール左を襲いますが、シュマイケルが素晴らしい反応を見せて右に弾き出しました。

レスターが久々の決定機をつかんだのは35分。ヴァーディーが左から入れた絶妙なクロスをイヘアナチョがボレーで押し込みますが、シュートの直前にコラシナツを倒したとジャッジされ、ゴールは認められません。40分、中央に斬り込んだベジェリンがラインの裏に浮かしますが、ラカゼットが体を伸ばしてタッチしたヘディングはシュマイケルがキャッチ。アーセナルがリードをキープしたまま、ハーフタイムを迎えます。46分、ヴァーディーのグラウンダーをニアで叩いたジャスティンのボレーは、ダヴィド・ルイスがブロック。52分のダヴィド・ルイスのFKは、右隅に飛んだボールにシュマイケルが追いつき、左手で外に押し出しました。

55分、ジャスティンのインターセプトからヴァーディーが右サイドをスプリント。ピンポイントのアーリークロスがイヘアナチョの足元に届くと、鋭いボレーはマルティネスが完璧なキャッチングで懐に収めます。先に動いたのはブレンダン・ロジャーズ監督。59分にイヘアナチョとオルブライトンを下げ、ハーヴィー・バーンズとフクスを投入しました。完全なるレスターのペース。アーセナルは、3トップに縦パスが入らなくなりました。66分、オーバメヤンがティアニーを縦に走らせた久々のチャンスは、ジョニー・エヴァンスがコースに入って確実にクリアしました。

71分、ラカゼットとサカに代わってウィロックとエンケティア。73分にジャスティンの膝を蹴ってしまったエンケティアは、VARの画面をチェックしたレフェリーによってイエローからレッドに色を変えられ、入って2分で退場となりました。アルテタ監督は、80分にダニ・セバージョスをルーカス・トレイラにスイッチ。トップに入ったオーバメヤンは、自陣深くに引いています。ベネットをデマライ・グレイに代えたロジャース監督は、82分にエンディディをデニス・プラートにチェンジ。84分、デマライ・グレイの速いグラウンダーがムスタフィの裏のヴァーディーに通り、同点のボレーがマルティネスの脇を抜きました。

追加タイムは8分。アルテタ監督の最後のカードは、93分にオーバメヤンをメートランド=ナイルズです。攻撃に転じたホームチームはフィニッシュに持ち込めず、98分にデマライ・グレイの落としを叩いたデニス・プラートは、うまくコントロールできませんでした。残り20分までうまく戦っていたアーセナルにとって、悔しさが募る1-1ドロー。前線の拠点を失うレッドカードは痛恨でした。後半に入ってから、何度も右サイドで裏を取られていたムスタフィが、ヴァーディーにやられたのは必然といっていいのかもしれません。きわどいシュートをセーブし続けたシュマイケルの奮闘は、最後に報われました。

木曜日のゲームでマンチェスター・ユナイテッドがヴィラに勝てば、アーセナルと5位の差は8ポイントに開きます。マンチェスター・シティのペナルティが決まったとしても、残り4試合ではCL出場権に届かないでしょう。エジルを使えず、グエンドゥジを使わず、ダニ・セバージョスを抑えられると前線に効果的なボールが出なくなるチームは、攻めの戦術を立て直してEL出場権確保をめざすしかありません。次節は敵地でノースロンドンダービー、36節の相手はプレミアリーグ王者のリヴァプールです。


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“【Arsenal×Leicester】厳しかったエンケティアの1発レッド…最後に決められたアーセナル、痛恨のドロー!” への3件のフィードバック

  1. グーナーです。 より:

    CL権を夢見ていましたが。。。。
    なかなか厳しいですね。。
    前半いくつかのチャンスをシュマイケルにセーブされ続けたことでイヤな予感はあったのですが、キッチリとツケを払うことになりました。
    あくまでも結果論ですが、今日のアルテタの采配が裏目裏目に出てしまった印象です。
    前線の支柱になってくれるラカゼットが残ってくれてたら結果は変わっていたかも。。
    無念です。

  2. 343 より:

    結果もレッドも受け入れる。しかしバーディーのあれは違う。事実として顔にスパイクが入ってた。しかも本人は、「…肘を使った」と相手に対する報復を示唆している。厳罰に処すべきである。FAの本性が問われている。

  3. チャイナクックマーベラスチャーハン より:

    今季は全部エメリが悪いってことを忘れちゃいけない

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