【Wolves×MAN.UTD】ポグバPK失敗…マンチェスター・ユナイテッドは痛恨のドロー!
両者とも、最初のCKは味方に合いません。マン・ユナイテッドはウルヴスの守備網を崩せず、シュートがないまま15分が過ぎました。18分、ポグバのロングフィードが左に流れたラシュフォードに届くと、プレミアリーグ開幕節で2ゴールのストライカーはフェイントを入れてきわどいクロスをファーに送ります。飛び込んだマルシアルはうまく触れず、ボールは右にアウト。サイドを崩せずにボールをまわしていたマン・ユナイテッドは、27分に最初のチャンスを活かしました。マクトミネイ、ルーク・ショー、リンガードと左サイドでつながり、ラシュフォードがボックス左に柔らかい縦パスを通すと、斜めに入ってきたマルシアルが左足で強烈なダイレクトショット。ルイ・パトリシアのニアを抜いたボールがネットに刺さり、モリニューが初めて大歓声に包まれました。
36分、ラシュフォードの速い縦パスが最前線のマルシアルに届きますが、CBを背負ったウインガーは厳しくチェックされてシュートに持ち込めません。46分にバックパスを奪ったマルシアルはルイ・パトリシオの前でボールを踏んでしまい、追加点のチャンスを逸してしまいました。前半は0‐1、シュート数は1対2。パーフェクトな守備を見せたマン・ユナイテッドに対して、ヌーノ・エスピーリト・サント監督はドハーティをアダマトラオレにスイッチして状況を変えようとしています。
後半の立ち上がりは互角の展開。49分、ダニエル・ジェームズのパスを受けたワン=ビサカがニアのリンガードにクロスを通すと、フリーの14番はハーフボレーをミスしてしまいます。54分、ジョアン・モウティーニョが右から蹴ったFKがラウル・ヒメネスに届き、左隅に飛んだヘディングシュートがポストにヒット。直後のショートコーナーからモウティーニョがボックス手前のルベン・ネヴェスにグラウンダーを通すと、ルーク・ショーのチェックをかいくぐった鋭いミドルがバーの下を叩いてネットを揺らしました。
63分、左サイドからのFKをラシュフォードが直接狙うも、明らかにミスキック。67分にポグバがドリブルで攻め上がり、マルシアルをポストに使ってボックスに入ると、コーディが足を引っかける格好となりジャッジはPK。ポグバが自ら蹴ったボールが真ん中に飛ぶと、ルイ・パトリシオが足を残してストップしました。79分、アダマ・トラオレが敵陣でのインターセプトから右サイドを突破すると、グラウンダーは中に合わず。スールシャール監督は80分にリンガードを下げ、ファン・マタにチャンスメイクを託します。直後、アダマ・トラオレのハイクロスがファーでフリーのホナタン・カストロに通りますが、ヘディングシュートはデ・ヘアの正面です。
89分、スールシャール監督の交代策は、ダニエル・ジェームズとラシュフォードをグリーンウッドとアンドレアス・ペレイラ。途中出場のマタが冴えず、追加タイムにミスパスを連発して時間を進めてしまいました。マンチェスター・ユナイテッド、痛恨の1‐1ドロー。マクトミネイやリンガードが出足のいい守備で相手の攻撃の起点を抑え、やっかいなアダマ・トラオレのクロスにも冷静に対応していたのですが、セットピースが続いた失点の時間帯の混乱とポグバのPK失敗が悔やまれます。
マルシアルのゴールとポグバのPK以外にオンターゲットがなかった試合の結果として、ドローは妥当ともいえるのですが、6番が決めてくれていればリードをキープしたまま試合を畳めたはずです。いや、今日のような単調なアタックではプレミアリーグのTOP4フィニッシュは望めないと戒めるいい機会なのかもしれません。ベンチに目を向けると、ゴールの匂いがするオプションが17歳のグリーンウッドしかないことに気づかされるスールシャール監督のチームは、どんな戦術で接戦をものにしようとしているのでしょうか。ひと筋の希望はアレクシス・サンチェス…⁉ 1勝1分は悪くないスタートですが、前途多難の4文字が脳裏をよぎる息苦しい一戦でした。
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本当に勝ちたかった。勝てないとしても、マタにもう少しアクセントをつけて欲しかった
ポグバの動きが気になって仕方ありませんでした。
オフェンス時はSBワンビサカの後ろに位置し、ディフェンス時はCFラッシュの前にいるのはどうなんでしょう?
相手選手とコンタクトした場面は全くなかった気がします。
ゴールどころかアシストの匂いもしない、スプリントもしない。
味方に悪影響が出ないのかと心配になります。