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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.CITY×Brighton】Wプレーメイカーが躍動!やっぱり凄いマン・シティの最強スタッツ!

開始2分に先制されてしまえば、プレミアリーグ王者に勝つ可能性は限りなくゼロに近づきます。土曜日にエティハドで行われたプレミアリーグ4節、マンチェスター・シティVSブライトンのお話です。最初のゴールの起点はジンチェンコ。ダヴィド・シルヴァへの縦パスを察知したプレパーがカバーに走るも、カットしようとしたスライディングが空振りに終わり、最高にやばいプレーメイカーがゴールエリア脇でフリーになってしまいました。CBウェブスターの裏に駆け込んできたデブライネへのグラウンダーは、「よくそこが見えるな…」のひとこと。絶好調のベルギー代表MFは、インサイドで合わせるだけでした。

ポゼッション70%が当たり前のペップのチームが、54%という低い数字に留まったのは、幸先よくリードしたことで「持たせて速攻狙いでもOK」と判断したからでしょう。13分にマフレズがミスパスを拾い、縦パスでアグエロを走らせたチャンスは、ボックス右から放ったエースのシュートが左に切れていきます。17分にマフレズが中に斬り込んで左足を振り抜くと、GKマシュー・ライアンの正面。昨季プレミアリーグで7ゴール4アシストのテクニシャンは、目に見える結果がほしいのでしょう。21分にジンチェンコが斜めのパスを前線に送ると、ダヴィド・シルヴァが脇にいたデブライネに預け、強烈なミドルが左のポストのそばを抜けていきました。

30分、後方からのパスを、ダイレクトでスターリングに流したダヴィド・シルヴァがそのままゴール前へ。切り返しを入れて、ニアに転がしたウインガーは2点めを確信したはずですが、レフティが左足で合わせた至近距離からのボレーは、タッチがずれて右に外れてしまいました。33分、マン・シティに激痛のアクシデント。ドリブルで突破を図ったウェブスターと接触したラポルテが右膝を痛め、足を動かすことすらできなくなりました。担架で運ばれたCBの代役は、フェルナンジーニョ。ジョン・ストーンズも負傷者リストに名を連ねており、本職のCBはオタメンディのみという非常事態です。

カイル・ウォーカーが縦に滑らせた高速パスが、マフレズに届いたのは42分。アルジェリア代表が右のデブライネにヒールで預けると、柔らかいグラウンダーが中央にアグエロに渡りました。キックフェイントでダンクを翻弄したストライカーは、容赦ないシュートをゴール右に突き刺し、今季プレミアリーグ5ゴールとしてスターリングとプッキに並びました。44分、右から仕掛けたベルナールがファーにクロスを送ると、カイル・ウォーカーの外にいたトロサールがエデルソンと1対1。決まれば試合はおもしろくなったのですが、エデルソンが足に当てるビッグセーブでしのぎ、2点差は詰まりませんでした。

エティハドもスタンフォード・ブリッジもハーフタイムで2-0。プレミアリーグ昇格組のシェフィールド・ユナイテッドと戦っていたチェルシーは、後半に追いつかれてしまいましたが、マン・シティが絶対的優位から暗転するストーリーは考えられません。キックオフから5分までは、ブライトンの攻勢でしたが、プレミアリーグ王者は55分に勝負を決めました。左から上がったジンチェンコが中のダヴィド・シルヴァにパスを通すと、21番は前にいたアグエロにダイレクトでつなぎます。切り返しを入れてダンクを振り切ったエースが、ボックス入口からのコントロールショットを右隅に収めて3-0。試合の興味は、マン・シティが何点獲るかだけになりました。

62分のCKをアグエロがニアで叩くと、モントーヤを背負っていたスターリングがコースを変えるも右にアウト。4点めが決まったのは79分でした。ダヴィド・シルヴァと代わったばかりのベルナルド・シウヴァが左からボックスに入ろうとしたとき、中央に寄りがちなウェブスターが見失ってしまい、アグエロのラストパスでマシュー・ライアンと1対1。ベルナルド・シウヴァが冷静にGKの脇を抜き、余裕をもって戦ったゲームを締めくくりました。

この後の試合でリヴァプールがバーンリーに勝ったため、昨季王者は2ポイント差の2位となりましたが、攻撃に関するスタッツは圧倒的なTOPです。77本のシュートで14ゴール、2483本のパスと3188回のタッチ、アグエロは6ゴールで得点王争いの頂点に立ち、デブライネの5アシストもリーグNo.1。ラポルテの足の状態が気がかりですが、マン・シティが崩れてレッズの独走を許す展開は想像できません。ダヴィド・シルヴァ、デブライネ、ベルナルド・シウヴァが現在のテンションをキープし続ければ、このチームのプレミアリーグ3連覇で幕を閉じることになるでしょう。揺るぎないマルチプレーメイカーシステム。やはり最強です。

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“【MAN.CITY×Brighton】Wプレーメイカーが躍動!やっぱり凄いマン・シティの最強スタッツ!” への5件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    メンディ、サネに続きラポルテとシティの左利きは怪我が続いていますね…フランス代表にもようやく召集されてただけにかなり辛いでしょうが焦らずしっかり治してほしいです。
    ストーンズが完全に復帰するまではジーニョや3バックでウォーカーがCBをやるようですね。
    毎年長期離脱者が出てる気がしますが、ペップがいつも言ってる通りチーム全体の力でカバーしてくれるでしょう。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    本職CBが1人になってしまっても崩れる気がしないって評価されるチームやべえっすね

  3. ペップの街 より:

    ラポルトの負傷・離脱は痛いですけど他のプレーヤーのCBの適性を見出してうまくカヴァーさせるのも監督の手腕!特にペップは本人も気付かない能力を引き出すのが上手いですから、思いがけない布陣が生まれたりして。
    CBで実績のあるフェルナンジーニョも必要とされるならどのポジションもチャレンジする、と心強いです。

  4. プレミアリーグ大好き! より:

    ほとんどデブライネいなくても優勝出来たくらい
    全部強すぎる
    控えの選手が他所なら不動の中核になれるレベルのメンバーだと思う

  5. 坊主21 より:

    ウォーカーもCBをやっていたのでカンセロを右に置いてやり繰りして行きそうですね。
    左SBの穴を埋めてすっかり主力になったジンチェンコのように新戦力の台頭にも期待しています。

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