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【Wolves×Chelsea】未完の大器がついに覚醒⁉ タミー・アブラハムの3発をプレーバック!

これは、本格的なブレイクですね。びっくりしました。タミー・アブラハム、プレミアリーグで自身初のハットトリック達成!守備が不安定なチェルシーが、やっかいなウルヴスにアウェイで勝てるのかと気を揉んだ一戦でしたが、U-21の大活躍で予想外の圧勝でした。5発快勝のゲームを振り返りましょう。ランパード監督の布陣は3-4-2-1。GKケパの前にフィカヨ・トモリ、クリステンセン、リュディガー。アウトサイドにマルコス・アロンソとアスピリクエタ、センターにジョルジーニョとコヴァチッチ。ウィリアンとメイソン・マウントの前に、今季プレミアリーグ4戦4発のタミー・アブラハムです。

キックオフから、アダマ・トラオレに左サイドを攻められていたチェルシーは、10分の手前でようやく落ち着きました。ラインの裏を再三狙うジョルジーニョのパスが味方に通らず、15分を過ぎてもシュートが打てない時間が続きますが、リュディガーのヒールキックがニアポストのすぐ外に転がった20分のCKは惜しいチャンスでした。29分、アスピリクエタのクロスをニアでトラップしたウィリアンのシュートは、うまく押さえられずクロスバーの上。先制ゴールを決めたのは、アカデミー出身の21歳のCBでした。31分、右サイドの競り合いからクリアボールが中央に転がると、フィカヨ・トモリがダイレクトで右足一閃。左のサイドネットを襲ったスーパーショットにルイ・パトリシオは触れず、モリニューに歓喜の叫びが響き渡りました。

プレミアリーグ初ゴールを決めたCBは、34分にアグレッシブなドリブルで左から仕掛け、追加点のきっかけとなります。ニアに出たボールに反応したメイソン・マウントがコーディと競り合い、こぼれたボールが中央のタミー・アブラハムへ。ストライカーは冷静にGKとDFが触れないコースに蹴り込み、U-21トリオによるゴールシーンを完成させました。さらに41分、ウィリアンのドリブルから波状攻撃がスタートします。マルコス・アロンソが左から浮かしたボールに反応したタミー・アブラハムが、コーディのマークを外して左隅にヘディングシュート。名手ルイ・パトリシオが1歩も動けない完璧なフィニッシュでした。

リュディガーは大事をとって代えたのか、またも負傷してしまったのか。後半のピッチには、クル・ズマが入っています。チェルシーの新エースが3発めを叩き込んだのは55分。ジョルジーニョの縦パスを収めたタミー・アブラハムが、ツータッチの見事なフェイントでコーディを抜き去り、右からクロスに狙ったシュートをサイドネットに突き刺しました。

0-4とされたホームチームはようやく覚醒し、チェルシーの最終ラインをゴール前に押し込みます。65分、右サイドにいたジョルジーニョのスルーパスでメイソン・マウントが抜け出し、ルイ・パトリシオをかわすも無人のゴールへのキックをミス。69分、ジョアン・モウチーニョのCKをサイスがヘッドで合わせると、ケパが弾いたボールがタミー・アブラハムの手に当たってゴールに飛び込んでしまいました。

残り20分、ヒメネスがモルガン・ギブス=ホワイトに後を譲り、コヴァチッチはロス・バークリーにチェンジ。タミー・アブラハムは77分に足をつり、バチュアイが最前線に入ります。84分、左から上がったロス・バークリーがGKの前に走り込んだバチュアイに優しいラストパスを通しますが、ルイ・パトリシオが果敢に飛び出してストップ。1分後、モルガン・ギブス=ホワイトが右サイドのドハーティーに浮き球を通すと、右足のシュートをケパが弾き、詰めたクトローネがプッシュして2点差としました。

追加タイムが終わる直前に、乱戦を締めたのはメイソン・マウント。バチュアイのパスを左で受けた20歳のアタッカーは、バジェホをかわして右足を振り抜き、ルイ・パトリシオの脇を抜きました。2-5で圧勝したチェルシーですが、プレミアリーグ5節までの11ゴールはタミー・アブラハムが7発、メイソン・マウントが3発、フィカヨ・トモリのスーパーゴールとすべてU-21が決めています。

フランク・ランパード降臨によって劇的に変わったチームは、優勝争いに絡むことができるでしょうか。次節はスタンフォード・ブリッジで首位リヴァプールと激突。タミー・アブラハムとメイソン・マウントのコンビには大いに期待しておりますが、ウルヴス戦の後半のような間延びしたラインと緩いチェックでは大量失点必至です。

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“【Wolves×Chelsea】未完の大器がついに覚醒⁉ タミー・アブラハムの3発をプレーバック!” への6件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    エイブラハム、乗ってますね。今はシュートを打てば入る状態だと思います。個人的に上手いと思ったのは2点目。キーパーの動きを予想して見事に逆に蹴り込みました。
    ただエイブラハムはワンタッチで捌くのは上手いですが相手DFと競り合いながらキープするドログバやジルーのような強さが無いので、後半の間延びやチェルシーがアップテンポになってしまう一因でもあります。しなやかな身のこなしはドログバよりアデバヨールに近いでしょうか。
    まだ若いのでこの辺りはフィジカルトレーニング等で改善を期待したいですね。ジルーからもアドバイスを貰っているようですし。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    スタンフォードブリッジに歓喜の叫びと書いてありますが、モリニュースタジアムの間違えじゃないでしょうか?

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    え?そうですかねぇ
    タミーはめちゃくちゃ収められるCFだとおもいますが。
    この試合もタミーが浮き球のパスを収めたシーンが最初のチェルシーの良い形になりましたし、スーパーカップではファンダイクを相手に競り勝って収めてシュートに繋げたシーンもありましたよ。
    この年齢にしてはとんでもなくポストができるCFだと思いますよ。
    降りてきてセカンドボールを取ってエメルソンやマウントとパス交換しながらチームを推進されるプレイも多いですし。
    体が細いからと先入観で見てませんか?

  4. n より:

    ついにドログバに変わるエースの到来か。リュディガーの再離脱でどうやら守備は諦めた方が良さそう(笑)なので、必ず3点取る勝ち方を期待したいですね。オドイが復帰した場合にマウントやエイブラハムとの関係、カンテの収まりどころ、優勝はともかく久々に可能性に期待できるシーズンになりそうです。

  5. プレミアリーグ大好き! より:

    ハドソンが復帰してからが本番だと思ってたがタミー凄い
    ここまでは文句なしにエースしてるがこのまま行けるなら得点王目指せそう

  6. makoto より:

    プレミアリーグ大好き!さん>
    すみません。モリニューでした。興奮していて、うっかりやってしまいました。ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。

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