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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.CITY×Watford】18分で5発、トータル8発!マン・シティがリーグ記録に迫る圧勝!

昨季プレミアリーグ王者と、今季最下位の一戦。CLでシャフタル・ドネツクに0-3で快勝したマンチェスター・シティは、ノリッジ戦で敗れたショックを払拭したのか、あるいは疲労を溜めて戻ってきたのか。キケ・フローレス監督が2戦めとなるワトフォードは、前節のプレミアリーグでアーセナルに31本のシュートを浴びせて引き分けており、簡単に勝てる相手ではないでしょう(と、思ったのですが…)。ペップ・グアルディオラは、CBにフェルナンジーニョを起用し、スターリングをベンチに置いています。

GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、フェルナンジーニョ、オタメンディ、バンジャマン・メンディ。MFロドリ、デブライネ、ダヴィド・シルヴァ、FWマフレズ、アグエロ、ベルナルド・シウヴァ。開始50秒、右サイドに出たデブライネの超絶クロスがダヴィド・シルヴァに届き、左足のボレーであっさり1点リードです。

4分、縦へのロングフィードでトップのデウロフェウが右に流れ、オタメンディを軽くかわしてエデルソンと1対1。右足のシュートはファーポストの外に切れ、マン・シティは命拾いします。6分、ボックス右に出たボールを追ったマフレズが、GKフォスターに倒されてPK。アグエロがど真ん中に突き刺し、プレミアリーグ開幕以来6試合連続ゴールです。10分もしないうちに2-0。次のゴールがホームチームなら、ワトフォードはジ・エンドでしょう。

12分、マフレズがドリブルで2人かわして中央に進むと、ドゥクレが引っ掛けてFK。マフレズのキックがクレヴァリーに当たり、フォスターの逆を突いてゴールに飛び込んでしまいました。14分、デブライネのCKをオタメンディが競ってゴール前に流すと、ベルナルド・シウヴァが倒れ込みながらヘッドで押し込み4-0。18分の左サイドのFKは、ボックス左に流れたアグエロが一瞬でフリーになり、逆サイドに通ったグラウンダーをオタメンディがスライディングでプッシュしました。怒涛の5-0、ざわめくエティハド。10分で勝負を諦め、20分で絶望感に支配されたワトフォードの熱狂的サポーターは、パブでビールを煽りたくなっているのではないでしょうか。

26分、デブライネのパスでラインの裏に抜けたアグエロは、フォスターをかわすループシュートをミスしてプレミアリーグ9発めはなりません。1分後の速攻は、マフレズのパスを外で受けたデブライネの高速グラウンダーがニアのアグエロに合いますが、ボレーはポストとGKに当たってアウト。モチベーションを失ったのか、マン・シティのパスワークはスローになり、38分にはワトフォードが決定機を創ります。デウロフェウの仕掛けから右のロベルト・ペレイラにボールが渡り、飛び出したエデルソンをかわすも、角度がないエリアから打てずに次のタッチをカットされました。

44分、ロングボールが右サイドのベルナルド・シウヴァに出ると、落としを受けたデブライネがファーポスト際にクロスをフィード。アグエロのヘッドはポストを叩き、マン・シティは5-0で前半を終えました。18分は、プレミアリーグにおける5ゴールまでの最速タイムだそうです。ペップはハーフタイムにバンジャマン・メンディを下げ、アンヘリーノを投入。負傷明けの選手のケアと、買い戻した若手のテストを兼ねた用兵でしょう。

48分、6点めはベルナルド・シウヴァ。ファーにクロスを上げた20番がアグエロのボレーのこぼれ球を競ると、クリアを拾ったダヴィド・シルヴァからラストパスが通り、冷静なトラップでドーソンをかわして左足でプッシュしました。54分、カイル・ウォーカーに代わってジョアン・カンセロ。57分にダヴィド・シルヴァが右のマフレズに浮き球を通すと、ニアに入ったグラウンダーに反応したアグエロのボレーは、ファーポストすれすれを抜けていきます。

60分、ドゥクレの裏を取ったデブライネにジョアン・カンセロから縦パスが渡り、クロスをファーでトラップしたベルナルド・シウヴァが押し込んでプレミアリーグで初のハットトリック達成。63分にオタメンディが下がり、期待のCBエリック・ガルシアが18歳8か月でプレミアリーグデビュー。66分にアンヘリーノのクロスがマフレズの頭を捉え、ゴールかと思われた一撃はクロスバーに阻まれます。締めのゴールは85分、キコ・フェメニアをかわしたデブライネが、ゴールの天井に突き刺さる強烈なミドル。直後にデブライネがドリブル突破からフォスターの前に躍り出るも、シュートは左に外れ、1994-95シーズンにマンチェスター・ユナイテッドが記録した1試合9ゴールのプレミアリーグレコードには及びませんでした。

最下位チームが試合にうまく入れず、失点で混乱し、立て続けに4発決められて戦意喪失。オタメンディを抜き去ったデウロフェウが同点ゴールをゲットしていれば別な試合に…いや、そんな「たられば」を出すのが虚しくなるほどの惨劇でした。ベルナルド・シウヴァのキックの精度の高さが印象的だった一戦。アグエロがモチベーションをキープできていれば、さらに2~3点積めたでしょう。デブライネとダヴィド・シルヴァは相変わらず脅威で、この日のピッチにスターリングとサネがいなかったことを思い出し、絶句してしまいました。次節の相手はエヴァートン。シェフィールド・ユナイテッドにホームで敗れたチームは、餌食か、刺客か…⁉

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“【MAN.CITY×Watford】18分で5発、トータル8発!マン・シティがリーグ記録に迫る圧勝!” への1件のコメント

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    チームの完成度の高さと層の厚さまさにリーグチャンピオンですね。逆にこの大敗でキケ・サンチェス・フローレスの周辺が騒がしくならなければよいのですが、、、。
    いやー実に恐ろしいと感じるくらいのインパクトでした。

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