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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Chelsea×Newcastle】マルコス・アロンソ左足一閃!好調チェルシーはプレミアリーグ3連勝!

インターナショナルマッチウィークがようやく明け、プレミアリーグが再開します。土曜日の注目カードは、チェルシーVSニューカッスルとクリスタル・パレスVSマンチェスター・シティ。カラバオカップ、プレミアリーグ、チャンピオンズリーグで4連勝と調子を上げてきたブルーズは、マンチェスター・ユナイテッドを食ったばかりのチームをスタンフォード・ブリッジに迎えています。ランパード監督は、1-4で快勝したセインツ戦からカンテを除く10人を起用しています。GKケパ、DFアスピリクエタ、ズマ、フィカヨ・トモリ、マルコス・アロンソ。中盤はジョルジーニョ、ロス・バークリー、メイソン・マウント、3トップにウィリアン、タミー・アブラハム、カラム・ハドソン=オドイといった布陣です。

立ち上がりから押しているのはチェルシー。再三サイドに長いボールが通りますが、5バックのアウェイチームは寄せが速く、簡単にクロスを上げさせません。白黒のシャツの狙いは、ブルーズの高いラインの裏を突くカウンター。サン=マクシマンは縦に、ジョエリントンとアルミロンは中央に斬り込みますが、青い最終ラインがボックスの手前でカット。不用意なパスをさらわれるシーンが増えたチェルシーは、15分を過ぎてもシュートがありません。

16分に左のハドソン=オドイがドリブルで仕掛けてファーに浮かし、クラークの後ろに入ったウィリアンがヘディングで合わせると、うまくコントロールできずにポストの左にアウト。19分、ジョルジーニョのサイドチェンジをハドソン=オドイがボックス左でトラップすると、グラウンダーをもらったメイソン・マウントが振り向きざまに右足でシュートを放ちますが、GKドゥブラフカが正面でセーブします。チェルシー守備陣が自陣でミスパスを連発した25分のピンチは、サン=マクシマンのクロスに頭を突き出したジョエリントンが右に外し、プレミアリーグ5位は事なきをえました。

32分、中央から蹴ったウィリアンの直接FKは壁にヒット。42分にロス・バークリーが足を痛めてしまい、ランパード監督はコヴァチッチを投入します。人数をかけて守るニューカッスルに手を焼いたチェルシーは、最初の45分をスコアレスで終えました。後半もチェルシーがポゼッション、ニューカッスルはカウンター。ホームチームのアタックはことごとくサイドでつぶされ、タミー・アブラハムにパスが届きません。53分のCKで競り勝ったズマのヘッドは、ドゥブラフカの前に力なく落ちました。

56分、クラークの前で叩いたタミー・アブラハムの強烈なヘッドは、クロスバー直撃でプレミアリーグ9発めはならず。ジョルジーニョとコヴァチッチが中盤を仕切り、ブルーズは前線にパスが通り始めています。ランパード監督は、64分にメイソン・マウントを諦めプリシッチをトップ下へ。68分、ウィリアンが中央をドリブルで切り裂き、左のハドソン=オドイに預けると、シュートのこぼれ球に先着したプリシッチがGKと1対1になりますが、左足のシュートはドゥブラフカが体を張ってCKに逃れました。スティーブ・ブルース監督は、残り20分でアルミロンをキャロルに代えて勝負です。

ウィリアンのシュートがビッグセーブに阻まれた直後の74分、アスピリクエタがボックスに侵入して折り返すと、トラップしたハドソン=オドイが打てないと判断して外のマルコス・アロンソの足元に転がします。左足の強烈なボレーがドゥブラフカのグローブを弾き、右のサイドネットへ。1-0とした後の80分、コヴァチッチが2人かわしてボックス手前まで上がり、柔らかいスルーパスをプリシッチに通します。ニューフェイスは無理せず脇にいたエースにラストパス。決まったかと思われたボレーは、イェドリンがスライディングで枠の外に蹴り出しました。

最後までボールをキープし続けたチェルシーが、うまく時間を遣って1-0で今季プレミアリーグ5勝め。ニューカッスル守備陣は集中力が高く、カバーリングも的確だったのですが、アスピリクエタやコヴァチッチなど後方の選手が上がってくるとマークがずれ、マルコス・アロンソ、タミー・アブラハム、プリシッチをフリーにしてしまいました。僅差の勝利だったチェルシーですが、後半は何度も決定的なシーンを創っており、アタッカーたちが冷静に打てていれば快勝だったはずです。ポゼッション72対28、オンターゲット8対0と圧倒したチームは、次こそエースが決めてくれると信じて勝ち点3を喜んでいいでしょう。

次節からバーンリー、ワトフォード、クリスタル・パレスと続く中盤戦は、勝ち点の稼ぎどころです。若手が躍動するランパード監督のチームは、経験を積み上げながらCL出場権獲得に近づけるのではないでしょうか。ヤングスターたちを的確に動かすジョルジーニョ、コヴァチッチはプレミアリーグ屈指のクオリティ。ハドソン=オドイやプリシッチがゴールを決められるようになれば、リヴァプールやマン・シティでも簡単には勝てないチームに成長するのではないかと期待しています。

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“【Chelsea×Newcastle】マルコス・アロンソ左足一閃!好調チェルシーはプレミアリーグ3連勝!” への4件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    怪我人だらけの状態で勝ちが拾えたのは大きかった
    オドイの成長が著しくて将来が本当に楽しみな選手です
    しかし、そろそろ怪我人復帰してきてくれないと厳しいところもありますね…

  2. n より:

    オドイの調子がだんだん上がってくるのが見ていてわかりました。ジョルジーニョのアンカーもはまり、何よりクリーンシートは評価できますね。CLアヤックス、バーンリー挟んでEFLユナイテッドと続きますが、ペドロ、ジルー辺りのモチベーションも気になるところです。

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    オドいって小さいモーションで鋭いパスやシュートを打てるんですね⁉︎
    マウントへのパスはノーモーションかと思うくらい凄かった

  4. ガナユ より:

    恥ずかしながらオドイのプレーを初めて見ました。

    モーションがめちゃくちゃ小さくて手で扱ったかの様にボールを操りますね。 足捌きはネイマールに似ている印象でした。

    最後の精度はこの試合だけではわかりませんでしたが素晴らしい選手だと一目見ただけでわかるいい選手ですね。他ファンとしてまじで羨ましい

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