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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Burnley×Chelsea】プリシッチのハットトリックで、チェルシーは公式戦7連勝!

9月のリヴァプール戦で敗れた後、公式戦6連勝でプレミアリーグは3連勝。ランパード監督のコンセプトが浸透し、複数のヤングスターがブレイクしているチェルシーが調子を上げています。10節で当たるバーンリーは、プレミアリーグのホームゲームでは3勝1敗、勝利はすべてクリーンシートで敗れたのはリヴァプール戦のみ。シュートブロックに長けたベン・ミーとタルコフスキーを中心とする守備は粘り強く、簡単に勝てる相手ではありません。

ランパード監督は、CLのアヤックス戦で勝利の立役者となったプリシッチを左サイドに配しています。GKケパ、DFアスピリクエタ、ズマ、フィカヨ・トモリ、マルコス・アロンソ。中盤はジョルジーニョ、コヴァチッチ、メイソン・マウント、前線はウィリアン、タミー・アブラハム、プリシッチの3枚です。両者とも慎重な立ち上がり。5分にウィリアンが放った左足のミドルは、ゴールの左に逸れていきます。直線的な攻撃を仕掛けるアウェイチームに対して、ショーン・ダイク監督のチームはロングフィードとサイドアタックに活路を見出そうとしています。

14分、好調のプリシッチが中に持ち込み、右のメイソン・マウントにラストパスを通すと、強引なシュートはピーテルスがブロック。チェルシーの先制ゴールは21分でした。敵陣でロートンから奪ったプリシッチがドリブルで左に持ち込んでボックスに侵入すると、タルコフスキーをかわしながら股間を抜く左足シュート。クロスに飛んだボールにGKポープは触れず、ターフ・ムーアにアウェイサポーターの歓喜の叫びが響き渡ります。すかさず反撃を始めるバーンリー。23分の右からのCKは、タルコフスキーがヘッドで折り返したボールにアシュリー・バーンズが競り勝ちますが、うまくコントロールできずに右に外してしまいました。

25分、クロスのクリアに走り込んだピーテルスのミドルは、アスピリクエタにヒットしてコースが変わるも、ケパが即座に反応して前に弾きます。2分後、右のウィリアンがファーにクロスを上げると、胸で止めたプリシッチのシュートがロートンの足に当たりますが、ポープが左に飛んで弾き出すビッグセーブ。30分にバーンリーが右から放り込んだFKは、ファーのベン・ミーがヘッドでゴール前に送ると、外から入ったアシュリー・バーンズがまたもヘディングシュートを枠に入れられず。今季プレミアリーグ4ゴールのエースがここで決められなかったのが、バーンリーのターニングポイントでした。

36分、マルコス・アロンソの高速グラウンダーをロートンがカットし、こぼれ球を叩いたプリシッチのボレーもロートンがブロック。38分、ボックス手前に進んだプリシッチがマーカーを引き付けて右に流すと、タミー・アブラハムのシュートはポストの右に外れます。45分、タルコフスキーの縦パスを敵陣でウィリアンがカット。このボールを持ち込んだプリシッチがタルコフスキーをかわして右にまわり込むと、ベン・ミーにぶち当てながらニアポスト際にねじ込みました。

後半開始からしばらくは、バーンリーが攻勢。中央に入るボールは、ことごとくズマが体を張って止めており、危険なシュートにケパが脅かされるシーンはありません。50分を過ぎるとチェルシーがアタックが増え、56分のCKから勝利を決定づける3点めをゲットしました。メイソン・マウントの最初のキックはロートンがクリアしますが、2本めがニアのプリシッチに届き、完璧なヘッドがネットに突き刺さります。さらに58分、コヴァチッチから縦パスをもらったタミー・アブラハムが右のウィリアンにラストパス。ピーテルスをかわしたブラジル人ウインガーが右足を振り抜くと、ポープの指先を越えたボールがファーサイドのネットを揺らしました。

4点のビハインドとなっても、諦めないバーンリー。62分、ロングボールを収めたアシュリー・バーンズが、脇から追い越していったジェイ・ロドリゲスにスルーパスを通しますが、ケパと1対1になったアタッカーは追いついたトモリにシュートをカットされてしまいます。63分にマルコス・アロンソが下がり、リース・ジェームズがピッチへ。直後、ヘンドリックスのグラウンダーを叩いたウェストウッドのボレーと、フォローしたマクニールのシュートは、いずれもリース・ジェームズが体に当ててゴールを許しませんでした。

70分、タミー・アブラハムに代わってジルー登場。2分後にウィリアンがお役御免となり、未だプレミアリーグでノーゴールのハドソン=オドイが入ります。74分にワンツーでボックスに入ったハドソン=オドイが倒され、PKを示す笛が鳴りますが、VARはタルコフスキーが足を引いた瞬間を捉えており、アタッカーがシミュレーションでイエローカードとなりました。

戦意を失わずに戦ったバーンリーは、ラスト5分で2点を返します。86分にプリシッチがブレイディに奪われ、中央から上がったジェイ・ロドリゲスがロングシュートを決めると、89分にはブレイディのパスを受けたマクニールのシュートがトモリに当たってニアに決まります。19歳の今季プレミアリーグ初ゴールにホームサポーターは盛り上がりますが、チェルシーはこれ以上の接近を許さず、2-4でタイムアップを迎えました。

プレミアリーグで思うように出番を得られず、ストレスを溜めていたプリシッチが、ようやく真価を発揮しました。自ら持ち込んで決めた最初の2発は、コース取りの勝利。前線でのプレイ選択が的確で、ゴールシーン以外にも惜しい形を何度も創りました。最後に遠めからのシュートを2発喰らい、セットピースの守備とラインコントロールにも課題を残しましたが、ショートカウンターにつながった前線のチェックと手数の少ないスピーディーなアタックは見事でした。2人のCBと中盤の軸を欠きながら、的確な采配で勝利を続けるランパード監督をリスペクトしたいと思います。いやー、素晴らしい!

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“【Burnley×Chelsea】プリシッチのハットトリックで、チェルシーは公式戦7連勝!” への5件のフィードバック

  1. グッチ より:

    日を増すごとに伸びていくブルーズちょっととんでもないですね…

  2. n より:

    プリシッチまだ21歳なんですよね。エイブラハム、マウントも躍動して、アザールの穴は良い形で埋まりつつあります。試合毎の成長が、観ているこちらにはっきりと感じられるのが何より楽しいです。

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    今季タミーが更新したばかりの最年少ハットの記録を早々に上書きしましたね
    しかも左右頭のパーフェクトハットトリック
    オドイもまだまだ若く調子の波が目立つ中で頼もしい限りです

  4. プレミアリーグ大好き! より:

    監督はクラブのレジェンド
    スタメンの半数がユース上がり
    移籍市場で獲得した選手はすでに結果出してて何より若い

    これでそれなりの結果出したらクラブの理想図やん

  5. プレミアリーグ大好き! より:

    チェルシー強すぎ!

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