【Arsenal×Crystal Palace】微妙なVAR、主将にブーイング…事件だらけの痛恨ドロー!
10分までのアーセナルは最高でした。7分のCK、キッカーはニコラ・ペペ。GKヘネシーが飛び出して触れず、ケーヒルのクリアをジャカが頭で落とすと、右にいたパパスタソプーロスがボレーでニアポスト際を射抜きました。さらに9分、またも右からのCK。ラカゼットがヘッドで流したボールに飛び込み、プッシュしたのはダヴィド・ルイス。チェルシーからやってきたベテランCBは、既にプレミアリーグ2ゴールです。12分には縦に仕掛けたティアニーがクロスを入れ、ラカゼットが左足で放ったワントラップボレーが左隅に飛ぶと、ヘネシーが何とか右手でセーブ。ここまでは、多くのグーナーが快勝をイメージしていたのではないかと思われます。
カウンターでDFと1対1になったオーバメヤンが、遠めからあっさり左に外したのを合図に、クリスタル・パレスのサイドアタックが増えてきました。24分、ニコラ・ペペが右から蹴った4本めのCKがダヴィド・ルイスの頭をかすめ、CBはピッチを叩いて悔しがっています。ティアニーがキレキレだったこの時間帯にもう1発決めていれば、試合後にグーナーが集うパブには明るい雰囲気が漂っていたでしょう。
暗雲が垂れ込めたのは28分。ボックス左に入ったザハが縦に抜けようとすると、チャンバースが出した右足に引っかかってウインガーが転倒。ザハにイエローカードを突き付けたアトキンソンさんは、90秒のVARチェックの後、ジャッジをPKに変えました。ミリヴォイェヴィッチが冷静に決めて2-1。サイドアタックを再三仕掛けるガナーズは、プレミアリーグ9ゴールの2トップにシュートを打たせることができません。
44分、FKのクイックスタートからオーバメヤン、ニコラ・ペペとつながり、右足のシュートは右ポストの外。47分にポストプレーでボックスに入ったファン・アーンホルトの強烈な一撃は、レノが右に飛んで大きく弾き出しました。前半は2-1。ガナーズとしては悪い折り返しではありません。後半に入り、チャンバースのサイドの攻防が激化しています。51分、トムキンスからファン・アーンホルト、ザハとつながったアタックは、マッカーサーに縦パスが出た瞬間、ジャカの反応が遅れました。追いついたキャプテンは、簡単にクロスを上げさせてしまい、ダヴィド・ルイスの裏に入ったアイェウがヘディングシュートをレノの足元に叩きつけました。
61分、エメリ監督の最初のカードはブカヨ・サカ。キャプテンマークを外したジャカに対するグーナーのブーイングは、失点の原因となったことを咎めているのでしょうか。左手を耳に当てて挑発したジャカは、何かを叫んでシャツを脱ぎ捨て、ロッカールームに直行しました。63分、スルーパスで右から抜け出したチャンバースの素晴らしいグラウンダーにオーバメヤンは反応できず、クリアを拾ったチャンバースがフェイントを入れて放った左足シュートは浮いてしまいました。
67分に右サイドから入ったFKはパパスタソプーロスのバックヘッドが枠にいかず、直後のCKはニアで叩いたラカゼットのヘッドをヘネシーがセーブ。ニコラ・ペペのプレースキックは精度が高く、すぐにでも勝ち越しゴールが決まりそうです。70分にペペが直接狙ったFKはうまく落とせず。75分にティアニーが下がり、コラシナツが左サイドに入ります。83分、ニコラ・ペペが左から蹴ったCKをニアでラカゼットが競り、こぼれ球をチャンバースが掻き出すと、ベンテケのクリアがパパスタソプーロスの足元へ。右足のシュートがネットに突き刺さり、立役者とグーナーがひとしきり最高の気分を味わった後、2分ほど経ってからアトキンソンさんがチャンバースのファールを認めてゴールは取り消しとなりました。
チャンバースの左足はボールに触れていました。ミリヴォイェヴィッチを押したと見たのか、あるいは足がひっかかったという解釈か。グーナーのブーイングが響き渡るエミレーツ。88分にグエンドゥジが左からゴールライン際を突破し、ニアのラカゼットが後ろに落とすと、ボックスに入っていたダヴィド・ルイスのボレーはヘネシーが右に弾き出しました。2-2、ホームで痛恨のドロー。グーナーのみなさんにおいては、ジャッジに対する不満もあるかと思われますが、「2点も獲られてはいけない」のひとことに尽きるのではないでしょうか。
ホーム5試合で7失点は、プレミアリーグのTOP6では最多。TOP10まで枠を広げても、マン・シティ相手に5失点のハマーズに次ぐ多さです。フリーでクロスを入れさせるシーンが目立つサイドの守備、スペースを埋められない中盤と課題は明確。プレスをかけて前で奪うのか、相手を呼び込んで後ろでカットするのかが曖昧になる時間帯があるのが気になります。
守備の改善が進まず、交代策もはまらない指揮官には「ヴェンゲル時代からバージョンUPできていない」といった厳しい声も聞こえてくるようになりました。中盤で唯一のゴールを決めているルーカス・トレイラをなぜ使わないのか。エジルをベンチからも外し、攻撃的なMFを入れるオプションを持たないのはなぜなのか。次節のプレミアリーグは、不用意にスペースを与えればやられる曲者ウルヴズです。(ソクラティス・パパスタソプーロス 写真著作者/Chensiyuan)
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とてもおかしな試合でした。異様と言いましょうか。なぜ交代コラシナク、気がつけばエジル出せの大合唱、そして監督はシーズンまで保証されていると。フロントも指揮官も何を目指しているのでしょう。
エジルの件についてはフロントの意向である可能性があるみたいですね…陰りが見える高齢の高給取りが邪魔なのは分かりますが、ファンから愛され自ら意欲を見せるファンタジスタがこんがり天日干しされている現状はなかなか悲しいものです。
1.2点差を追いつかれた、という単純な事実。
今季早くも2回目。特に驚きがないことに驚き。
2.2失点目の質
CB2人にジャカ(DMなんだよね?)とグエン(DMなんだよね?)、ティアニーまで戻ってた。一応。で相手は2人。
凄いね。今更だが、だれが人に寄せて誰がスペースを、なんていう基本中の基本すらないように見える。守備ユニットとして周りの味方選手がどう動くか、相互理解が全くない。はい、ヴぇんがるの負の遺産。君のせいじゃないよウナイ。
3. ジャカ
今のチーム状況、状態を象徴するような出来事だった。エメリが意固地にになって実は一番割を食ってるのはこの男かもしれない。
4. var
サッカー関係者って本当に賢いと思う。1点がこれほど重要な球技においてゴールラインテクノロジーを導入したのがほんのちょっと前。で、VARはこのありさま。
この点においては30年先を言っているNFLをなぜ参考にしない?微妙なプレイはビデオで何回見たって微妙なんだよ。特にファウルかファウルじゃないかは。今回のがそのケースだろ?そんなところ議論したってしょうがない。で、そういうときはどうするか。レフェリーのファーストコールを優先するんだよ。明らかな証拠がない限りは。賢すぎる、ホント。何度も何度も時間をかけてVのチェックしてる時点で明らかじゃないってことだろ?賢すぎる。
会場じゃリプレイを流すことも、説明もなしとか。卑怯じゃない?
あの間抜けな手で四角を作るやつ。あれやりたいだけなんじゃないですかね?今回は主審に非はないらしいが。
グーナーじゃない皆様にはそりゃ蜜の味。「2点も追いつかれて馬鹿じゃん」もわかるけどVARの悪意あるターンオーバーには何もできる事はない、の一言に尽きるのではないでしょうか。昔あったアルゼンチンの八百長ボクシング(あの有名なやつ)を思い出しました。ほんとに。
ペペ、コーナーよかったよ。頑張れ。(最後にポジティブ)
VARはねぇ…
グーナーはみんな納得いってないんじゃない?
あれで勝ち点2の差が出るんだよ。
おっきすぎる。
でもね、あれが仮にゴールだったとして、アーセナルの得点は全てCKから。
この間のぺぺの2ゴールもFK。
流れの中から点がとれないのが異常。
敵陣を崩して、決定機ってのがほとんど見られない。
昔のアーセナルはもういいだろってくらい崩して崩して崩しきってゴールってを良く見てたんだけどなぁー。
これだけいい選手揃ってるのに、生かせないってのはやはり監督の手腕の問題じゃない?
どういうチームにしたいのか、さっぱり見えない。
やはりエメリに長期的な政権は無理な気がする。
皆の思いが一つになりきれない象徴的な試合でしたね。
さすがに、エメリ監督を擁護できなくなってきました。
エジルを完全に干す
トレイラを適切に使わない
いつまでも守備が改善されない
5人のキャプテン選択の経緯
ジャカの優遇
リード時の消極的な姿勢
豊富にいるはずのMFの最適化ができない
監督の戦術が選手に理解できないとの噂
特に、エジルを干している件。
フロントと監督が合意していても、選手達は納得できないのではないかと。
キャプテン選出でも、コーチのリーダーシップは見られませんし、
相当な溝があるのではないかと、疑ってしまいます。
チームとサポーターが迷いなく戦えないレベルで、疑心という雲が広がりすぎています。
、
「エメリア」です。
エメリ・アウト、まではまだ言いません。
でも「エメリ・ア」くらいまではきてると思います。
試合前、正直「今の6位のパレスに勝てる気がしない」と思っていました。
そしてそれが普通に現実になってしまいました。
VARは不幸だったとは思います。
それでも、おっしゃる通り「パレスに2点とられたらダメでしょ」としか言いようがないです。
今の気分としては、ヴェンゲル最終盤期よりも暗い気持ちです。
煽るのが好きな方が多いチームにはお似合いのキャプテンです。
自虐したくなるくらいうまくいかないチームですね。この状況でもSNSでは必死に他チームを煽る、選手を攻撃するサポーターも減らず、、
classのあるチームだったはずなんですが。。。
—–
怪我なんかもありますが、それを差し引いてもあれだけ的確な補強させて貰っておいてこの結果、この内容を出す方が難しいです。
他サポからするとそうなると思いますが、ウルブスとレスターに連敗したらどうなりますかね。
不可解な起用法を改めない限り、エジルが出ても一緒だと思います。
前線もぺぺとオーバメヤンはスイッチした方が良いかと思うのですが…
DMFにトレイラは必須…
CBはいつまでソクラティスに拘るのか…
などなどエジルが出ても他にも改善しなければならない点がいくつもあるように思うのですがね。
守備の不味さをヴェンゲルのせいにするのはやめましょう。ルイス、ゲンドゥージ、ティアニーはエメリの就任後に連れてこられた選手ですし、エメリがヴェンゲルの哲学を基にサッカーを構築していればわかりますが。少なくともエメリはワンシーズンを経て2回のプレシーズンを与えられました。全ての改革をやれというのは無理かもしれませが改善する時間はあったはずです。攻撃でも守備でもエメリに明確なヴィジョンがないか、それを指導する言語能力が足らないかのいずれかが1番の問題では?ヴェンゲルの負の遺産はピッチ上というよりも、選手契約や財政面などのクラブ運営だと思います。それもフロント陣が一貫していないことも原因かと思いますが。
更新ありがとうございます。
この夏の勝ち組と見られたアーセナルが苦労し、逆の立場だったチェルシーが眩しいなんて、分からないものですね。
エジルの処遇がやはり謎です。他所に出したいなら、活躍させて買ってもらうしかないと思うんですが。試合に出てない高給取りなんて怖くて手が出せません。それとも契約満了まで塩漬けにして、チームにメリットがあるんでしょうか。うーん。
エジルが他所で活躍しても困るから潰すつもりと半ば本気で疑ってます。