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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Burnley×MAN.CITY】ガブリエウ・ジェズスの2発で、マン・シティがバーンリーに圧勝!

プレミアリーグ14試合で9勝2分3敗は、12勝2分だった1年前から9ポイントダウン。首位リヴァプールに11ポイント差をつけられているマンチェスター・シティは、これ以上勝ち点をロストするわけにはいきません。ミッドウィークの15節は、バーンリーとのアウェイゲーム。ペップ・グアルディオラは、プレミアリーグ開幕から6戦連続ゴールとロケットスタートを決めたアグエロを欠いています。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、フェルナンジーニョ、オタメンディ、アンヘリーノ。MFダヴィド・シルヴァ、ロドリ、デブライネ、FWベルナルド・シウヴァ、ガブリエウ・ジェズス、スターリング。キックオフからハーフコートマッチを展開している王者は、5分のCKをデブライネがボックスの外へ。アンヘリーノがダイレクトで叩き、ガブリエウ・ジェズスがヒールで枠に収めるも、オフサイドを示す旗が上がっています。

全員が自陣に引いているバーンリーは、80分以上もこの形で耐えるのでしょうか。序盤戦における唯一の希望は、左サイドでカイル・ウォーカー相手に勝負を挑んでいる20歳のマクニールです。12分、デブライネがドリブルで持ち込んだ速攻は、左足のシュートがGKポープの正面。18分に左サイドから強引にボックスに斬り込んだスターリングは、3人に囲まれて潰されます。クロスが上がる瞬間にニアに入るアグエロに対して、ガブリエウ・ジェズスは素直に中央に上がることが多く、ベルナルド・シウヴァが浮かしたボールはベン・ミーやタルコフスキにはね返されてしまいます。

しかし24分、最初のゴールを決めたのはガブリエウ・ジェズスでした。ダヴィド・シルヴァのパスを左サイドで受けたストライカーは、バーズリーを無理にかわそうとせず、右足で巻いてファーポスト際に収まるスーパーショットを披露しました。プレミアリーグ10位の古豪は、攻めなければなりません。31分、ベルナルド・シウヴァが巧みに斜めのパスを通して、デブライネが右のボックス脇でフリーになると、高速グラウンダーに走り込んだスターリングのボレーは、ポープが足でブロックするビッグセーブでしのぎました。

36分、ダヴィド・シルヴァが右のデブライネに預けると、中央に持ち込んだプレーメイカーの左足ミドルは、ピーテルスとタルコフスキーがコースを遮断。ドリブルでボックスに突っ込んだベルナルド・シウヴァは、あっさり止められます。43分、バーンリーが久々にゴールに迫った後のカウンター。左から上がったデブライネの素晴らしいラストパスが、ボックス右に入ったベルナルド・シウヴァに通りますが、左足のシュートはポープがまたも足に当てて追加点を許しませんでした。

前半は0-1。バーンリーのシュートは、クリス・ウッドに当ててしまったマクニールのボレーのみです。後半も、当たり前のようにマン・シティペース。49分にボックス左を完全に崩したスターリングは、折り返しを味方に合わせられません。50分、デブライネが右サイドのベルナルド・シウヴァに展開すると、左足の完璧なアーリークロスがガブリエウ・ジェズスの足元に届きました。美しいボレーにポープは反応できず、0-2。53分にボックス左で縦パスを受けた2ゴールのストライカーは、タルコフスキーをかわしてファーにコントロールショットを放ちますが、枠を横切りハットトリックはお預けとなりました。

ショーン・ダイク監督は、59分にドリンクウォーターとクリス・ウッドを下げ、ジェイ・ロドリゲスとアシュリー・バーンズを投入。時折チャントが聞こえてくるだけのターフ・ムーアには、弛緩した空気が漂っています。68分、ダヴィド・シルヴァが左のアンヘリーノを使うと、クロスはベン・ミーがクリア。これを拾ったダヴィド・シルヴァの左足シュートはブロックされますが、こぼれ球を叩いたロドリの痛烈なダイレクトショットにポープは触れませんでした。

セーフティリードを得たペップは、スターリングを休ませるべく、72分にマフレズを送り出します。残る興味はマン・シティの最終的なゴール数と、アグエロの留守を預かるストライカーのハットトリックぐらいです。80分にデブライネがベンチに向かい、今季プレミアリーグで7試合めのフィル・フォーデン。87分、エデルソンのキックをガブリエウ・ジェズスとタルコフスキーが競り、こぼれ球がマフレズにまわると、ベン・ミーをかわしたドリブラーが右足のシュートをクロスに決めました。

1分後、バーンリーの右からのスローイン。ボックス右で競ったボールが逆サイドに転がると、エデルソンと1対1になったブレディが押し込んで3点差に戻します。3分の追加タイムは静かに流れ、マン・シティが1-4で完勝。今日の彼らは、ドローに終わったニューカッスル戦と同様のポゼッション率とパス成功率でしたが、ボックス脇に入った選手にここぞというタイミングでパスが通り、相手に準備する暇を与えずゴールを重ねることができました。

今週末はマンチェスター・ダービー、CLをはさんでアーセナル、レスターと戦い、ボクシングデーの後はウルヴスとシェフィールド・ユナイテッド。難敵5連戦をうまく切り抜けられなければ、昨季プレミアリーグ王者は年が明ける前に3連覇を諦めることになりそうです。2月にはサネとラポルテが戻ってきますが、マン・シティは希望をつなぐことができるでしょうか。負けられない3週間が、いよいよ始まります。

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“【Burnley×MAN.CITY】ガブリエウ・ジェズスの2発で、マン・シティがバーンリーに圧勝!” への1件のコメント

  1. ペップの街 より:

    ジェズスのゴール凄かったです。あの位置で決められるならアグエロが復帰しても左ウィングでアグエロ、ダヴィ・シルバと絡んだり今日のカットインから巻いて入るシュートを狙ったり、幅が広がります。
    とにかく、やっとシティらしいゲームで勝ててホッとしてます。

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