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【MAN.UTD×Everton】デ・ヘア、痛恨のミス…マン・ユナイテッドはホームで1-1ドロー!

マンチェスター・ユナイテッドは、ペップのチームを屠ったダービーと同じ現在のベストメンバー!プレミアリーグ17節のオールド・トラフォードは、解任ブーストの予感漂うエヴァートンとの一戦です。アウェイでは1勝1分6敗で最下位のチームではありますが、カルヴァート・ルーウィン、リシャルリソン、ベルネルジ、イオビが繰り出す直線的なアタックは要注意。フレッジとマクトミネイが、CBの前のスペースをいかにケアするかが勝負を分けるポイントのひとつとなりそうです。

まずはスールシャール監督の11人を見てみましょう。GKデ・ヘア、DFワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ルーク・ショー、MFフレッジ、マクトミネイ、リンガード、FWダニエル・ジェームズ、ラシュフォード、マルシアル。開始23秒、左から上がったマルシアルがニアに戻すと、ドリブルで強引に突っ込んだフレッジが止められ、こぼれ球を反転して打ったリンガードのシュートは右に外れます。2分、ホルゲートが左から入れたクロスを外に出したデ・ヘアが、ポストに足を強打。繰り返されたCKは、中央を固めたマン・ユナイテッド守備陣が耐え抜きました。

7分、エヴァートンの右サイドからのアタックは、ニアで受けたホルゲートのミドルがデ・ヘアの正面。10分、リンデロフの鋭いロングフィードが最前線のラシュフォードに届くと、左足のシュートはニアポストの外を抜けていきます。1分後、マクトミネイが縦に出したスルーパスがダニエル・ジェームズへ。ラインの裏を取ったウインガーが右から放ったシュートは、ピックフォードの前を横切ってゴールラインを割りました。

引いて速攻に徹するエヴァートン、サイドを崩せず攻めあぐむマン・ユナイテッド。23分のマルシアルの縦パスから、ルーク・ショーが左サイドをスプリントしたチャンスは、クロスがリンガードに合いません。25分にディーニュが足を痛めてしまい、レイトン・ベインズにスイッチ。直後のラシュフォードの強烈なFKは、代表でともに戦うピックフォードが左手でセーブします。37分、レイトン・ベインズのCKをパンチしようとしたデ・ヘアが空振り。リンデロフに当たったボールがゴールに転がり、プレミアリーグ16位が先制しました。

前半終了直前にフレッジ、リンガード、ラシュフォードと左サイドでつながり、グラウンダーのクリアをボックスの外で叩いたルーク・ショーのボレーは、ピックフォードが冷静にキャッチ。0-1でハーフタイムを迎えたマン・ユナイテッドは、ゴール前に人数を割くアウェイチームを攻略できるでしょうか。エヴァートンの攻勢が落ち着いた49分、マルシアルのクロスをマイケル・キーンがヘッドでクリア。フレッジのボレーはミートせず、左に曲がったボールを呆然と見送るしかありません。

58分のCKからのアタックは、マルシアルが右に流したボールをダニエル・ジェームズが中央に浮かしますが、競り合ったマグワイアが打ち切れず。62分にルーク・ショーが中に斬り込んで打った鋭いミドルをピックフォードがセーブすると、リバウンドを叩いたダニエル・ジェームズはリンガードの顔面に入れてしまい、マクトミネイの一撃はミナがカットします。スールシャール監督は、65分にリンガードに代えてグリーンウッド。ラシュフォードとマルシアルが前線に並び、グリーンウッドは右サイドに入ってています。

69分のCKをマグワイアが後ろに逸らすと、リンデロフの左足は惜しくもバーの上。カウンターを仕掛けたイオビをブロックしたルーク・ショー、マクトミネイのミスパスを拾ったリシャルリソンを止めたワンビサカの奮闘は、77分に実を結びました。左から中央に入ったダニエル・ジェームズが右のグリーンウッドにパスを通すと、切り返しから放ったニアへの一撃が右隅に吸い込まれました。18歳のストライカーは、プレミアリーグでは2発めです。84分にイオビが左から打ったミドルは、デ・ヘアが左に飛ぶビッグセーブ。両者とも、勝ち点3を狙っています。

86分、ダニエル・ジェームズに代わってマタ。ダンカン・ファーガソン監督は、71分に投入したモイーズキーンを89分に諦め、ニアッセに前線を託します。91分、マタが左に流したボールをラシュフォードが中に入れるも、誰もニアに走らず。最後は安全重視に切り替えたエヴァートンが時間を遣い、1-1のままでタイムアップとなりました。これは悔しい!後半はサイドを制していたのですが、クロスの質が低く、中央でキープした際の判断が遅かったのが、24対8とシュート数で圧倒しながら勝てなかった理由ではないでしょうか。

チェルシーとの差をひとつしか詰められなかったマンチェスター・ユナイテッドは、モウリーニョ就任で調子を上げてきたトッテナムにかわされて6位に後退しました。相手が引いたとき、ダイレクトパスや緩急の変化によってフリーの選手を創れるようにならなければ、先制された試合で勝ち点を落とし続けるでしょう。ポール・ポグバが戻ってくれば、あっさり解決するのでしょうか。プレミアリーグ4位が立ち止まってくれたチャンスに、ホームでドローは痛恨でした。

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“【MAN.UTD×Everton】デ・ヘア、痛恨のミス…マン・ユナイテッドはホームで1-1ドロー!” への2件のフィードバック

  1. マルシアルル より:

    2トップにした後、ジェームズと緑木で点をとったため、ラッシュを左に戻す交代策が遅くなりましたね。あれはオーレにとっても難しかったと思います。
    12月疲れの中、ドン引かれても勝ち切ることは今のユナイテッドには無理なのでしょうか。

  2. じゃこ より:

    自分の印象では、ラッシュフォード外した方がチームとしては機能するんじゃないかと思いました。
    マルシャルは頑張って走り回ってゲームコントロールしてましたが、ラッシュフォードにボールが回っても、そこで流れ止めてシュートにいくばかりでマルシャルやダニエル・ジェームスが可愛そうだなといった印象です。
    役割が違うというのはわかりますが、オフザボールの動きも悪いし、もったすぐシュートするし、なんだかなーと思って見てました。

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