【MAN.CITY×Leicester】やっぱりデブライネ!3発圧勝のマン・シティの攻撃力をチェック!
キックオフから、それぞれの自己紹介のような鋭い攻撃が展開されています。ヴァーディーを活かすレスターのカウンターは、ラストパスが守備に引っかかってしまい、エデルソンがキャッチ。ベルナルド・シウヴァがボックス脇を崩したサイドアタックは、プレミアリーグ最少失点の守備陣が中を締めてフィニッシュを許しません。時間が経つにつれて、マン・シティの厳しいプレスをアウェイチームが嫌がっているのが明らかになります。10分にデブライネが速攻を仕掛け、左からドリブルで突進したスターリングは、ラストタッチをミス。12分、フェイントから左足を速く振ったマフレズの得意なシュートは、ソユンチュが体に当てました。
すべてのアタックを操っていたキング・デブライネは、13分にマフレズの落としを受けて右足でニアを狙い、ポストの外にぶつけています。鬼気迫るハーフコーチマッチ。20分過ぎまでシュートを打てなかったレスターは、22分に最初のチャンスを活かして先制点をもぎ取ります。左サイドからエースに縦パスを送ったのはハーヴィー・バーンズ。フェルナンジーニョの裏を取ったヴァーディーは一気にゴール前に持ち込み、飛び出したエデルソンの上を抜くチップキックで今季プレミアリーグ17発めを決めました。
レスターが守り切れば、リヴァプールとの一騎打ち。マン・シティが猛攻を成就させれば、レッズを見上げる2位争い継続。サポーターたちが盛り上がる舞台装置が出来上がりました。何事もなかったように、攻め続けるマン・シティ。25分に左にいたデブライネがファーに上げたクロスは、スターリングにぴったりでしたが、右足のボレーはシュマイケルが冷静に足でブロックします。28分にヴァーディーが左サイドから抜けたときは、2点めが決まるかと腰が浮きましたが、左足のシュートはエデルソンに肩越しにクロスバーを越えていきました。
ピンチをしのいだ30分、バンジャマン・メンディのサイドチェンジが右サイドのマフレズへ。チルウェルを牽制しながら中に斬り込んだウインガーが左足を振り抜くと、ソユンチュにヒットしたボールがシュマイケルの逆を突いてネットを揺らしました。古巣のサポーターを沈黙させた同点ゴールは、今季プレミアリーグ5発め。1-1となった後も、マン・シティは前から圧力をかけてサイドアタックを狙い、自陣にこもったレスターはカウンター頼みです。
39分、デブライネの浮き球でラインの裏に出たスターリングは打ち切れず、1分後にボックス手前から放ったデブライネの強烈なミドルは、シュマイケルが的確なセービングで右に弾きました。1-1でハーフタイムを迎えたかったレスターは、43分に激痛の失点を喫してしまいます。ボックス左からドリブルで仕掛けたのはスターリング、倒してしまったのはリカルド・ペレイラ。スターリングが抜け出そうとした先には、ジョニー・エヴァンスが控えており、無理に足を出さなくてもいい状況でした。ギュンドアンのPKが右隅に決まり、2-1。圧倒的なキープ力を誇る昨季プレミアリーグ王者がリードのハーフタイムは、ブレンダン・ロジャースが最も避けたかった展開でしょう。
カウンターからプレミアリーグ最多の6ゴールをゲットしているレスターですが、決して遅攻ができないチームではありません。とはいえ、マン・シティの最終ラインにカウンター対策を敷かれたうえで、自らゴールを奪いにいかなくてはならない状況はタフでした。58分にバンジャマン・メンディが中央に浮かし、デブライネが頭でマフレズに流した決定機は、マフレズのボレーがファーポストの外に滑り、レスターは望みをつなぎました。61分、エンディディが右に流れたヴァーディーを走らせるスルーパス。アーリークロスをプッシュしたハーヴィー・バーンズのボレーが決まっていれば…!飛び出したエデルソンを気にしながらのタッチは左に流れ、プレミアリーグ2位はイーブンに戻せませんでした。
66分、スターリングが左から上がったバンジャマン・メンディを使い、グラウンダーがファーから中に入ったマフレズに届くと、左足の強烈なボレーはシュマイケルが右手を投げ出すビッグセーブ。負傷のハーヴィー・バーンズをオルブライトン、アヨゼ・ぺレスをデマライ・グレイにスイッチしたブレンダン・ロジャースは、プレミアリーグNo.1のプレーメイカーが勝負を決めるのを呆然と眺めることしかできませんでした。69分にソユンチュをワンタッチでかわしたデブライネが、右サイドを完全に崩してファーに走る極上のグラウンダー。ガブリエウ・ジェズスが左足で押し込み、マン・シティが首の皮1枚で優勝争いに残りました。
80分にギュンドアンがロドリに代わってからも、攻め続けた昨季プレミアリーグ王者は、シュート数23対5、オンターゲット12対2とかつての覇者を圧倒しました。左サイドは外から縦に走るバンジャマン・メンディとボックス脇を突くスターリング、右サイドは外から中に斬り込むマフレズと内側から高速グラウンダーを繰り出すデブライネ。両サイドに2ラインが用意された自在のアタックは、相手の最終ラインに複雑な対応を迫ります。横からのクロスには強かったレスター守備陣は、ボックスの両サイドを蹂躙するドリブルに悩まされました。
最後に足がつったデブライネと代わったアグエロが調子を上げ、ラポルテが戻ってくれば、王者の反攻が始まります。ここからのプレミアリーグの展開を決めるのは、クラブワールドカップで120分を戦ったレッズが「貯金を溜め込むか、吐き出すか」でしょう。独走で初優勝というあっさり仕立てにはならないと思いますが…⁉
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更新ありがとうございます。
レスターのカウンターは鋭く、脅威を与え続けてましたがシティは怯まず攻めに攻めて勝ち切りました。
デブライネほんとにキレてました。3点目はこれこそシティ、これぞデブライネというクロスでしたしジェズスもよく飛び込んで合わせました。
レッズはこれからレスター、ウルブズ、と難敵としかもタイトなスケジュールで戦います。目が離せませんね。
面白い試合でした
前からしっかりプレスできたのは久しぶりだと思います
ギュンドアン、デブライネが怪我の可能性がありと今季は本当に怪我人が多くて残念です